60秒ビジネスハック

ベストセラーから学ぶ、伝える技術

掲載日：2013.10.02

今年、36万部以上を売り上げ、ベストセラーとなった「伝え方が9割」。その本から、ビジネスの場ですぐに活用できる“伝える”技術を学んでみませんか？

NoをYesに変える「お願い」とは

「協力会社へのムチャぶり」「残業の依頼」など、仕事中に発生するお願いごと。普通に頼んでも断られる可能性が高いことでも、“伝え方”によって「Yes」を導けます。1つ目のポイントは、「感謝」。「いつもありがとうございます。ついでにもう1つお願いがありまして……」と、最初に感謝の気持ちをつけ足すだけで、承諾してもらえる可能性がアップします。また、「あなたの企画が刺さるから、残業になってしまいますがアイデア出しを手伝ってもらえませんか？」という言い方をすれば、人間の「認められたい欲」を満たし、Yesの回答を得られやすくなります。

付箋の使い方を工夫すべし

何気なく使っている付箋でも、工夫の仕方次第で「スルーされない」伝え方を可能にします。たとえば、正方形の付箋の上に相手の名前と要件を書いたあとで、名前だけが見えるようにして2つに折ります。そうすると何が書いてあるかが気になり、読んでもらいやすくなります。また、少し手間はかかりますが、付箋をハサミで切って鉛筆の形や動物の形にするなどのひと工夫もオススメです。

メールは感情を“30％増し”で送る

メールの文章はデジタル文字の冷たさにより、温かみや感情がそぎ落とされてしまいます。自分が思っている以上に、相手にそっけなく伝わると思ってください。「昨日はありがとうございました」と、「昨日は本当にありがとうございました！」のように感情を加えたメールとでは、受け取り方がまったく異なります。メールを書く時は、自分の気持ちより少し強めの“感情30％増し”を意識してみてください。書くメールが変われば、相手の反応が変わり、コミュニケーションが円滑に進むようになります。

（参照：『伝え方が9割』佐々木圭一著／ダイヤモンド社）
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