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念願の企業に転職のはずが、内定辞退も…… 転職における「嫁ブロック」の実態とは?

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ここ最近、転職市場において「嫁ブロック」という言葉がよく聞かれるようになりました。
時には内定辞退も引き起こす「嫁ブロック」とは一体どのようなものなのでしょうか?
さまざまな転職者の実情をよく知る転職エージェントに、「嫁ブロック」の特徴や実例、実際に使える「嫁ブロック」の回避方法などをお伺いしました。

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「嫁ブロック」とは?

「嫁ブロック」とは、夫が妻の反対により転職や起業を断念し、内定辞退または選考を途中辞退せざるを得なくなることです。最近になって「嫁ブロック」と呼ばれるようになったものの、それ以前にも同様のケースはありました。よく聞かれるようになった理由はいくつか考えられますが、女性の社会進出が進んだことにより “夫も妻も会社員”が増加しており、妻の社会人としての発言に影響力が増してきたという背景もあるのかもしれません。

転職エージェントに聞いた! 「嫁ブロック」を引き起こす、3つの要素

転職エージェントによると、妻による「嫁ブロック」が起こる理由は、主に「給与」「勤務地」「休日」の3つにあるといいます。

なかでも最も多い理由は「給与」。下がってしまうとこれまでの生活水準が維持できなくなるのではといった不安や、住宅購入や出産などを検討している場合は将来に不安を抱くといったことがあるようです。

次に多いのは「勤務地」で、通勤時間が長くなる場合は夫の体調面への心配、家事の分担が難しくなるのではないかといった不安からの「ブロック」。また引っ越しを伴う場合は自分も仕事を辞めなければならないことを不満に思ったりするからとのこと。後者は特に共働きのケースで見られるようです。

「休日」に関しては、転職前よりも休日が減ったり曜日が合わなくなったりすると、家族の時間が持てなくなるからということのようです。

転職エージェントが明かす、「嫁ブロック」の実態

(1)「嫁ブロック」を受け、内定辞退した A氏のケース

「嫁ブロック」の原因:「給与」と「勤務地」
特に夫婦間で問題となったのは「勤務地」の方で、転職すれば引っ越し、または単身赴任にならざるを得なかったために反対されたようです。転職活動中、夫である転職者自身は「問題ない」と話していましたが、内定が決まり、実際に条件が提示された時点で奥さんに話したところ、「やっぱり難しい……」となり、結果的に内定を辞退することになってしまいました。

(2)「嫁ブロック」を乗り越え、転職に成功したB氏のケース

「嫁ブロック」の原因:「給与」
現職よりも「月額基本給(月給)」が下がることが問題だったようです。一見、月額基本給が下がっても年収は上がるからと伝えていたそうですが、住宅購入や出産を検討していたこともあり、確実に約束されている月の給与が下がってしまうのが気になるということでした。
そこで、企業に協力してもらい、残業代、福利厚生、退職金、配属先の期待値の高さなど条件を書面にしてもらい丁寧に説明したところ、最終的には納得してもらえたため、無事に転職成功となりました。

(1)のケースでは、転職を検討した段階でしっかり話し合い、お互いに納得できる条件をすり合わせておけば内定辞退は防げたのかもしれません。
また、(2)の成功ケースのように「嫁ブロック」の要因が「給与」だけの場合は、給与のテーブルはもちろん残業代や退職金などの福利厚生条件を丁寧に説明することで、乗り越えられることも多いようです。

「嫁ブロック」を回避するには?

一度内定を辞退してしまうと、本当に行きたかった企業でも再応募できないということになりかねません。

そうならないためには、転職活動を始める前にしっかりと家族の了解を取り、条件面のすり合わせをしておくことがポイントです。「内定をもらってから説得する」という考えは禁物。そう言いながら失敗したケースを、転職エージェントはいくつも見てきたと言います。

しかし事前にすり合わせをしていたにも関わらず、「いざ転職」となった時に反対されてしまうこともあるかもしれません。その場合は内定先の企業に、給与や昇給システム、残業代、退職金、休暇制度、そのほかの福利厚生など詳しい情報を提示してもらい、転職者自身がしっかりと理解したうえで説明することが大切です。

言葉だけで伝わりにくい場合は、書面にして見せるとより説得力が高まります。例えば「給与」に不安があるならば、給与のテーブルを書面で見せることで安心してもらえることもあるようです。

エージェントを通さない場合でも、自身で転職先の条件を書面にして説明する、企業に説明機会を設けてもらえる場合もありますので、事情をきちんと説明した上で聞いてみましょう。

採用側の「嫁ブロック」への対策

採用する企業にとっても、入社への手ごたえを感じていた内定者が急に内定辞退をするなどの背景があるため、「嫁ブロック」に対して工夫している会社も多くなっています。

特に障害となるのは「給与」面である場合が多いことが企業側も分かっているため、給与のテーブルを書面で提示したり、条件面談では福利厚生や退職金について丁寧に説明したり、時には条件面談に家族も同席可としたりという企業もあるようです。

「嫁ブロック」にはメリットもある!?

転職エージェントの話によると、「嫁ブロック」は転職者にとってメリットもあるようです。

というのも、例えば勢いで転職を考えてしまった場合なら、「嫁ブロック」で一度冷静になることができます。その時点で考え直すこともできれば、一度立ち止まったことにより、本当に決意と覚悟を持って転職を決めることもできます。そういった人は次の会社で活躍しやすいように思うという意見もありました。

ほかにもあった! 「○○ブロック」

世間には、「嫁ブロック」ならぬ「夫ブロック」や「親ブロック」なども存在するようです。

「夫ブロック」の理由は「残業の多さに対する心配」などが主なようですが、「嫁ブロック」ほど取り上げられないのは、転職活動を開始する前にすでに夫の了解を取っているケースが多いからだそうです。やはり、夫婦のどちらが転職する場合でも、事前のすり合わせが大切なのですね。

「親ブロック」は、例えば「この会社は昔テレビに出ていてブラックと言われていた」「財閥系の大企業でなくては安心できない!」などと、古い情報による企業や業界に対しての偏ったイメージで本当のところを知らずに反対していることが多いとのこと。その実、親はただ子どもが心配なだけですので、転職してまでやりたい意思をきちんと伝えたり、どんな企業かをしっかり説明したりすることで、納得してもらえる場合が多いようです。

そのほかにも、「婚約者ブロック」や「彼女(彼)ブロック」、まれに「兄弟姉妹ブロック」もあると言います……。関係が深く、普段から自分を心配してくれているような人には、事前に話をしておくのが良いのかもしれませんね。

まとめ

転職の際には、夫婦間でコミュニケーションをはかり、転職活動をすることで「嫁ブロック」を回避することができ、よりスムーズに転職を実現することができます。

たとえ反対を受けても家族みんなが納得できる転職をすることで、自分自身も納得した転職を実現でき、新たな仕事での活躍につなげることができると考えて、前向きに対処していきたいですね。

編集・ライティング/株式会社スペースシップ

マイナビ転職 編集部

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