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化学業界の魅力と将来性を徹底解剖! 業界サキヨミ図鑑
高機能部材にシフトし、世界トップレベルの競争力
石油化学を含む化学メーカー全体の出荷額は約42兆円にのぼる。製造業全体の14%ほどにあたり、日本のものづくりを支える。化学工業の5割強を占めるのが石油化学だ。原料の石油や天然ガスを分解したり合成したりしてプラスチックや化学繊維、合成ゴムなどを作る。それが自動車や電気製品の部品素材になる。ほかに無機薬品や化粧品、油脂・界面活性剤などがある。
石油化学で主力のエチレンは、スーパーの袋からプラスチック容器、建材など幅広く使われてきたが、低価格輸入品が台頭した。対抗上、生産調整と設備の集約化・効率化が加速している。更に、安価な北米シェールガスの輸入・活用を図る。
一方で、メーカーは汎用性素材から高付加価値の機能性化学部材にシフトしている。LED用偏光板保護フィルムや半導体シリコンウエハ、炭素繊維、リチウム電池用セパレーターなどトップレベルの技術力がある。ナノテクノロジー(ナノは10億分の1メートル。この精度で素材を作る技術)やバイオテクノロジーなど、日本の高い技術力を生かす分野は多い。米国の新鋭ジェット機の機体に日本製炭素繊維が採用されているほか、豪州、中東、アフリカでは浸透圧を利用した日本の水処理膜技術が活躍している。

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