【2024年版】年間休日とは? 平均日数・最低ライン、業種別ランキング
更新日:2024年08月28日
監修者小澤 知佐
社会保険労務士/社労士事務所F&B 代表
記事まとめ(要約)
- 年間休日とは、会社が定める1年間の休日数を指す
- 会社の創立記念日、ゴールデンウイーク、夏季・年末年始休暇などが含まれ、会社によって日数が異なる
- 年間休日の最低ラインは105日。ただし、下回っても違法にならないケースがある
- 年間休日120日の会社は休日が多いと言える一方、105日の会社は休日が少なめだと言える
- 2024年は土日祝日と振替休日が計118日ある
求人情報の多くには、年間休日が記載されています。しかし「夏季休暇や有給休暇は年間休日に入るの?」「数字だけ見ても休みが多いのか少ないのか判断できない」など、年間休日に関して疑問や不安がある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、2024年の最新情報を基に、年間休日の概要や平均日数などを解説します。
年間休日とは?
「年間休日」とは、会社が定める1年間の休日数を指します。
- 労働基準法で定められた「法定休日」
- 企業独自で決められた「法定外休日」
を含んだ合計日数が年間休日です。
法定外休日には「会社創立記念日」「ゴールデンウイーク」「夏季休暇・年末年始休暇」などが含まれ、会社の規則によって日数が異なります。
年間休日の最低日数は法律で定められている?
労働基準法の第35条では、会社に対して「法定休日は毎週少なくとも1日、または4週を通じて4日以上の休日を与えなければならない」と規定されています。この法律は事業規模や業種に関係なく、すべての会社が守るべきルールです。
なお、労働時間に関しては「労働時間の上限は週40時間」と定めた条項があります(労働基準法第32条)。
年間休日の最低ラインは105日
毎週少なくとも1日の法定休日(4週間に4日の休日) かつ週の労働時間は40時間という規定から逆算すると、会社が確保すべき年間休日の最低日数は以下のように算出できます。
1日の労働時間を8時間とした場合
- 365日÷7日×40時間=2,085.7時間
- 2,085.7時間÷8時間=260日
1年365日÷週7日=約52週に1週間の労働時間の上限40時間を掛けることで、会社が従業員を1年間で労働させられる上限時間は2,085.7時間だと分かります。
また、同じく労働基準法で「1日に8時間を超えて労働させてはならない」と定められていることから、2,085.7時間を1日8時間で割ると、1年間の最大労働日数が算出されます。
そのうえで1年間の最大労働日数260日を1年365日から引けば、年間休日数の最低ラインは105日であることが分かります。
- 365日-260日=105日
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年間105日を下回っても違法にならないケース
例えば、会社が定める所定労働時間が7時間であれば、最大労働日数は2,085.7時間÷7時間=298日となり、年間休日数の最低ラインは67日になります。
- 365日-298日=67日
年間休日67日は少なく感じますが、4週に4日以上の法定休日と週40時間の労働時間上限をクリアしているため、法律上は問題ありません。このように、所定労働時間が短い場合には年間休日が少なくなります。
求人情報では年間休日96日という記載がしばしば見られますが、この場合は「96日÷12カ月=8日」となり、1カ月のうち8日間が休める計算です。
あるいは、月によっては第5土曜日や第5日曜日があったり、盆や年末年始に休日を設けたりする関係上、毎週日曜は休みで土曜は隔週などでの勤務となっているケースもあります。
年間休日の平均日数は?
厚生労働省が実施した「令和4年就労条件総合調査」によると、年間休日の平均日数は107.0日です。
会社の規模別で見ると、従業員数1,000人以上の会社では115.5日、300~999人の会社では114.1日、100~299人の会社では109.2日、30~99人の会社では105.3日となっており、「会社規模が大きくなるほど年間休日数も多くなる」という傾向があるようです。
同調査で年間休日が120日以上ある会社の割合を見ると、30.2%でした。こちらも会社規模別に割合を見ると、1,000人以上の会社では51.0%と約半数であることに比べて、100~299人の会社では34.1%、30~99人の会社では26.9%にとどまり、会社規模によって開きが生じています。
年間休日の平均日数、および120日以上の会社の割合から相対的に考えても、年間休日120日の会社は休日が多いといえる一方、105日の会社は休日が少なめだといえます。
年間休日の平均日数が多い業種ランキング
同調査で年間休日の平均日数を業種別に見てみると、以下のような結果となっています。
順位 | 業種 | 年間休日の 平均日数 |
---|---|---|
1 | 情報通信業 | 118.8日 |
1 | 学術研究、専門・技術サービス業 | 118.8日 |
3 | 金融業、保険業 | 118.4日 |
4 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 116.8日 |
5 | 教育、学習支援業 | 112.7日 |
6 | 製造業 | 111.4日 |
7 | 複合サービス事業 | 110.4日 |
8 | 不動産業、物品賃貸業 | 109.6日 |
9 | 医療、福祉 | 109.4日 |
10 | サービス業(他に分類されないもの) | 109.0日 |
11 | 卸売業、小売業 | 105.7日 |
12 | 生活関連サービス業、娯楽業 | 104.6日 |
13 | 建設業 | 104.0日 |
14 | 鉱業、採石業、砂利採取業 | 103.8日 |
15 | 運輸業、郵便業 | 100.3日 |
16 | 宿泊業、飲食サービス業 | 97.1日 |
出典:厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」※令和4年版には記載なし
業種別に見ると、1位「情報通信業」「学術研究、専門・技術サービス業」、3位「金融業、保険業」は118日以上と120日に迫っているのに対し、少ない業種では100日以下と、大きく差が出る結果となりました。
2024年の年間休日はどのくらい?
数字だけだと実際にどのような働き方をするのかイメージしづらい人も多いと思います。そこで、年間休日について日数ごとの具体的な例を挙げてご紹介します。
2024年における「125日」「120日」「110日」「105日」「104日」「96日」それぞれのケースで、土日祝日や夏季休暇、年末年始休暇をどれくらい取れるのか見ていきましょう。
年間休日125日
2024年に土日は104日あります。
また、土日とかぶらない祝日・振替休日は14日あります。2023年と比べると土日は1日減りますが、土日とかぶらない祝日および振替休日は1日増える暦です。
会社で土日祝日および振替休日を公休日と定めているなら、最低でも年間休日は「118日」になります。
年間休日が125日であれば、土日祝日および振替休日がすべて休めるうえに、夏季休暇や年末年始休暇などでも7日間の休暇を取れることになります。
年間休日120日
前述のとおり、2024年は土日祝日と振替休日が計118日あります。
そのため、年間休日120日の会社では、ほぼカレンダーどおりに休めるでしょう。1年の3分の1程度が休みとなるため、ワーク・ライフバランスを保ちやすい傾向にあります。
年間休日110日
2024年の土日休みは年間104日なので、年間休日が110日であれば、土日休みに加えて夏季休暇および年末年始休暇を計6日間取れる働き方になります。
また、2024年の土曜日と日曜日はそれぞれ年間52日あります。土曜出勤を月に1回するなら土曜日休みは年間40日となり、110日-(52日+40日)=18日の計算で夏季休暇や年末年始休暇を計18日間設けることが可能です。
年間休日105日
年間休日105日は、冒頭で説明した1日8時間勤務の場合の最低休日日数です。
年によって多少の差は生じるものの、年間休日が105日の職場で土日がすべて休日なら、祝日や年末年始はほぼ出勤となるでしょう。
2024年は土日が104日あるので、年間休日105日で夏季休暇や年末年始休暇を設けるためには、月に1日以上の土日出勤が必要です。
毎月1回の土曜勤務をした場合は年間の土曜日休みは40日になり、105日-(52日+40日)=13日の計算で、夏季休暇・年末年始休暇などの連休は計13日間取得できることになります。
年間休日104日
2024年は1年間の土日が104日となるため、祝日や夏季休暇、年末年始休暇のない働き方をすれば、毎週土日すべてを休めることになります。
ほかにも、年間休日110日や105日と同じように土曜日の出勤日を設け、夏季休暇や年末年始の休暇を設定する場合もあります。
なお、高度な専門スキルを持ち年収1,075万円以上の労働者が対象となる高度プロフェッショナル制度を用いる場合、年間休日104日以上の確保が必須となります。
年間休日96日
年間休日が96日の場合は、毎週ではなく月8日のペースで休日を取る(8日×12カ月=96日)ことになります。
2024年は土日がトータル104日あるので、年間8日(104日-96日=8日)の土日出勤が必要になる計算です。
この場合、毎週必ず2日休みを取る「完全週休2日制」にはできません。
例えば、日曜日を休みとした場合、日曜日が4日ある月はほかに4日休みを取る、日曜日が5日ある月はほかに3日休みを取る、という「週休1日+数日(週休2日制)」という仕組みが考えられます。
もしくは、シフト制で土日にこだわらず月に8日休みを取ることもできます。
また、週の労働時間は40時間以内に収めないといけないため、週に6日出勤する週は、各日の労働時間を8時間にすることはできません。
各日の労働時間を6.5時間以下(6.5時間×6日=39時間)にする、6日のうち2日は半日出勤(8時間×4日+4時間×2日=40時間)にするなどの必要があります。
上記は原則の労働時間制の例であり、変形労働時間制の導入や業種によって異なることもあるため、年間休日数が少ない企業への転職を検討する際は、実際の休日の仕組みについて確認するのが良いでしょう。
2024年の年間休日、2023年より多い? 少ない?
2023年は、土日は105日あり、土日に重ならない祝日・振替休日は13日。土日祝日と振替休日が公休日と会社で定められている場合は、年間休日は最低でも「118日」でした。
2024年は、2023年に比べて土日は1日少ないですが、祝日および振替休日は1日増え、年間休日数でいえば変わりありません。
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年間休日に含まれる・含まれない休暇
年間休日には「法定休日」「法定外休日」のほかに、労働者が労働する義務がある日に会社が労働義務を免除する日(休暇)が加わります。
ただし、「○○休暇」とされるものでも、年間休日に含むものと含まないものがあるため注意が必要です。
ここからは、各休暇が年間休日に含まれるか確認していきましょう。
夏季休暇・年末年始休暇
毎週の定められた休日数に加え、会社が就業規則で「休日(公休日)」と定めていれば夏季休暇、年末年始休暇も年間休日に含まれます。
国民の祝日をはじめ、ゴールデンウイーク休暇、シルバーウイーク休暇、会社創立記念日なども同様です。
有給休暇
年次有給休暇は、労働基準法で定められた「法定の休暇」ではあるものの、会社が定める公休日ではありません。
また、同じ会社で働いていても人によって付与される日数や取得できる時期が異なり、年間取得日数には個人差があることから、年間休日に含まれていません。
慶弔休暇・結婚休暇・バースデー休暇など
会社で取得できる休暇には、労働基準法では定められていないが、会社が独自に導入している「法定外の休暇」もあります。
「慶弔休暇」「結婚休暇」「リフレッシュ休暇」「バースデー休暇」などがそれにあたります。これらの休暇取得も個人差があるので、年間休日数には含まれていません。
年間休日数で注意しておきたいポイント
転職希望者が会社の待遇や福利厚生を調べる際、年間休日の多さは注目度が高いポイントです。
ただ、実際に転職活動を始める前に、以下の注意点は理解しておきましょう。
休める日や曜日は会社ごとに異なる
年間休日の日数が同じ会社でも、休める日や曜日については会社や配属先によっても異なるため注意が必要です。
年間休日が多いからといって必ずしも毎週2日休めるわけではなく、土日祝に休めるとも限りません。
例えば小売業の場合、現場配属であれば繁忙期である週末ではなく、平日が休みになるのが一般的です。一方、本部の社員は土日休みというケースも少なくありません。
また、「週休2日」といっても、「完全週休2日制」や「週休2日制」で意味が異なる点も注意が必要です。
「完全週休2日制」とは、1年を通じて毎週2日の休みがある場合を指し、「週休2日制」とは週2日休みが毎月1回以上ある場合を指します。
つまり、「週休2日制」といっても毎週2日休めるのではなく、例えば月の1週目に2日間の休みが確保されていれば、ほかの週は週1日休みであっても「週休2日制」という扱いになります。
また、「完全週休2日(土・日)」など明記されていない場合は、休める曜日は分かりませんし、週によって休みの曜日が変わることもあります。
こうした「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いを踏まえたうえで、休める曜日の記載を含めて確認すると良いでしょう。
制度や休みやすさだけのために転職するのはNG
休みに関する不満がきっかけで転職を考えるようになった人も、中にはいるかもしれません。しかし、制度や休みやすさだけのために転職するのはあまり良いこととはいえないでしょう。
休みばかりに気を取られて企業研究がおろそかになれば、面接でのやりとりで採用担当者から熱意不足を見抜かれてしまうかもしれません。
書類選考や面接で聞かれる転職理由には、「休みが少なく、過酷な労働条件から逃れたかったから」と伝えるのは避けたほうが良いでしょう。
会社側が知りたいのは前職の過酷な労働条件ではなく、応募者が「これまでの経験やスキルを発揮し、今後どのように会社に貢献してくれるか」なのです。
また、仕事内容が自分のスキルや希望にマッチしていなければ、早期退職のリスクもあります。
そのため、転職理由や志望動機を考える際には、過去の不満ではなく、これまでの経験を踏まえて応募企業で「やりたいこと」と「できること」を整理し、ポジティブに伝えることが大切です。
年間休日の多さは転職を考えるきっかけの一つとして聞かれたら答えるにとどめ、あくまでも仕事内容や応募先にふさわしい人材だという点をアピールしましょう。
転職先の年間休日は入社前に確認する
求人情報をよく読んで応募する会社を選び、選考を通過して内定の連絡が届いたとしても、ここで気を抜いてはいけません。
休日・休暇制度などの労働条件をよく確認しないまま内定を承諾してしまうと、休みが多い会社だと思っていたのに「意外と休みが取れない」「こんなはずではなかった」となりかねないからです。
こうした事態を避けるためにも、承諾の返事をする前に休日・休暇制度について不明点や疑問点が残っていないか、もう一度確認することが大切です。
内定通知と一緒に「労働契約書」「労働条件通知書」「就業規則」などが送られてくるのであれば、年間休日数と合わせて休暇制度や休日の曜日、年次有給休暇の日数、夏季休暇・年末年始休暇の記載内容に認識のずれがないかをチェックしてください。
内定通知が電話でされる場合は、労働契約書などを別途送ってもらうようにするか、疑問に思っていることを質問しましょう。
また、年間休日には含まれない部分として「年次有給休暇の取得数・実績」を事前に調べておくことも必要です。有給休暇を実際にどのくらい取得できるかどうかによって、有給休暇を含めた年間休日数は大きく変わります。
現在は年間5日間の有給休暇の取得義務がありますが、それ以上については企業ごとに実績が異なります。
いずれにせよ、内定通知を受けたなら早めに返事をする必要があるため、休日・休暇制度を含め、労働条件で不明点があれば、あらかじめ書き出して整理しておくのがおすすめです。
そうすれば、通知が来ても慌てることなくスムーズに確認を進めることができるでしょう。
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仕事とプライベートの両方が充実する会社に転職するには?
プライベートも充実させて長く働きやすい会社を選びたいなら、年間休日だけでなく、以下のポイントも押さえることが大切です。
「年間休日が多い=仕事とプライベートの両方が充実する」わけではない点に注意しなくてはいけません。
年間休日の多さは重要な要素ではありますが、それ以外に「有給休暇の取得しやすさ」「福利厚生の充実具合」など、見るべきポイントはまだまだあります。
福利厚生・社内制度を確認する
仕事とプライベートの両方が充実しやすい企業かを判断するポイントに、「福利厚生」や「社内制度の充実」があります。
育児休暇や介護休暇など、ライフステージごとに必要となる休暇が整備されていると、仕事とプライベートの両立がしやすくなります。
また、リモートワーク、時短勤務、フレックスタイムなど働き方を自分で選べるような社内制度がある企業であれば、働きやすい環境を実現できます。
目先の休日数だけではなく、長期的な働きやすさを意識して企業ごとの福利厚生や社内制度を比べてみましょう。
厚生労働省の認定企業を参考にする
近年では、休日の取得しやすさなども含めた働きやすい企業を厚生労働省が認定するケースがあります。
以下の認定がされているかチェックすることも、働きやすい企業を探すうえでの参考になるでしょう。
安全衛生優良企業認定 ホワイトマーク
厚生労働省では、「過去3年間で労働安全衛生関連の重大な法令違反がない」など約80項目の評価点が規定をクリアしている企業を「安全衛生優良企業」として認定しています。
安全衛生優良企業に認定されると、認定マーク「ホワイトマーク」を使用することができ、厚生労働省のホームページで企業名が公表されるなど、3年間は安全衛生優良企業として認知されることになります。
健康経営優良法人 大規模ホワイト500認定
健康経営優良法人は、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業などの法人を認定する制度です。認定されることで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けられます。
そのなかでも特に規模の大きい企業や医療法人など上位500法人は「大規模ホワイト500」として認定されています。
健康経営優良法人 中小規模ブライト500認定
上記の健康経営優良法人認定制度のうち中小規模法人部門の上位500の企業には「中小規模ブライト500」として認定されています。
ユースエール認定
中小企業のなかでも若者の採用・育成・雇用管理を積極的に行う企業を認定する制度です。
認定要件には、「新卒正社員の離職率」「残業時間」「有給休暇取得率」などがあり、自社がそれらの要件をクリアするための取り組みをしたうえで、要件をクリアしたことを証明しなければいけません。
くるみん認定
子育てサポート企業を認定する制度です。「次世代育成支援対策推進法」に基づいた行動計画を策定した企業のうち、行動計画に定めた目標を達成して一定の要件を満たした企業が「くるみん認定」を受けます。
プラチナくるみん認定
「くるみん認定」を受けた企業のなかでも、より高い水準の取り組みを行ったうえで、更に一定の要件を満たした企業が認定される制度です。
えるぼし認定
女性の活躍を推進している企業が認定される制度です。認定を受けるには、企業が職場での女性の活躍状況を把握、課題を分析し、それに対する行動計画を作り(※)、社内周知、外部公表することなどが必要です。
- 女性活躍推進法改正により、常時雇用労働者数101人以上の事業主は一般事業主行動計画の策定・届出が義務化されています(令和4年4月1日施行)。
プラチナえるぼし認定
えるぼし認定を受けた事業主のなかで一定の要件を満たす「特に優良な事業主」が認定を受けられる制度です。
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まとめ
年間休日数は会社ごとに就業規則で定められており、休日・休暇制度や休みの曜日も企業ごとに異なります。
転職にあたっては、休日・休暇制度について正しい知識を得たうえで、求人情報の記載内容をしっかりと確認することが大切です。
ただし、転職活動の選考では休みが多いことを志望動機として伝えるのではなく、仕事や応募先に関する内容を伝えましょう。
また、「年間休日が多い=ワーク・ライフバランスが取れている」とも限らないため、「有給取得率」「福利厚生・社内制度」など、さまざまな角度から働きやすい企業であるかをチェックしましょう。
監修者
小澤 知佐
社会保険労務士
社労士事務所F&B 代表
就業規則の作成、給与計算、社会保険や労働保険の手続き、労働問題の相談対応など、労務管理の全般をサポート。 企業の人事制度設計やメンタルヘルス対策にも注力し、従業員の労働環境の改善と法令順守 を支援する。特に医療機関の経営改善に力を入れ、診療報酬制度への対応や労務リスク管理における専門知識を生かして、従業員が働きやすい環境をサポート。また、ISO 30414に基づく人的資本の評価にも携わり、健全で持続可能な職場をつくる「人を大切にする経営(人本経営)」実践のための実務指導を行っている。
マイナビ転職 編集部
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