精密機器業界/電気機器業界
電気機器業界の魅力と将来性を徹底解剖! 業界サキヨミ図鑑
自動車電池やスマホ部品にシフト。重電は海外インフラ部門が好調
電機メーカーは、テレビやエアコン、洗濯機、冷蔵庫の「白物」といわれる家庭用製品やデジタル家電を作る弱電機メーカーと、それに加えて発電機や変圧器など産業用の重電機を手掛ける総合電機メーカーに大別される。電機メーカー8社の2015年3月期決算は、円安と自動車業界やスマートフォンメーカーの好調などで、6社が前年より営業利益が増えた。特に大型機械を扱う総合電機で過去最高の営業利益を上げた企業もある。
弱電では、スマートフォンが“デジタル家電の代表”となった。スマホやタブレット端末用の高精細・省電力の液晶パネル、画像センサーは有力商品だ。政府が国民一人ひとりに番号を割り振る「マイナンバー制度」が2016年1月から始まり、このシステム構築など官公庁の受注も貢献した。解像度がフルハイビジョンの4倍の「4Kテレビ」は先行する日本に韓国が安値攻勢をかけ、しのぎを削る。
総合電機では鉄道車両、電力、エレベーターなど海外のインフラ事業が好調だ。一方で、パソコンやテレビなど家電の生産拠点を整理する動きや、自動車用電池や住宅設備で稼ぐ大手も出てきた。総じて市場規模が限られ価格競争が激しい家電事業から、近年はBtoB(対企業向け)にシフトする傾向が見られる。

無料・登録不要!
「仕事どうする?!」診断
8つの質問で、
仕事への向き合い方のヒントを得られる!
人気求人特集

豊富な転職・求人情報と転職ノウハウであなたの転職活動を支援する【マイナビ転職】。マイナビ転職は正社員の求人を中心に“日本最大級”常時 約8,000件以上の全国各地の豊富な求人情報をご紹介する転職・求人サイトです。毎週火・金更新であなたの希望の職種や勤務地、業種などの条件から検索することができます。職務経歴書や転職希望条件を匿名で登録するとあなたに興味を持った企業からスカウトされるサービスや、転職活動に役立つ職務経歴書サンプルや転職Q&A、会員登録をすると専門アドバイザーによる履歴書の添削、面接攻略など充実した転職支援サービスを利用できる転職サイトです。