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転職実用辞典「キャリペディア」
転職活動の平均応募社数は?書類選考・面接通過率、内定率はどれくらい?
更新日:2026年01月09日
監修者谷所 健一郎
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)/有限会社キャリアドメイン 代表取締役
記事まとめ(要約)
- 平均応募件数は約13.6社、書類選考通過率は37.3%
- 応募から内定獲得率は約17%、10社応募で2件前後
- 面接通過率は一次30%、最終面接は50%程度
- 複数社同時応募で効率UP、内定獲得の近道に
転職活動をしている人は、何社に応募している? どれくらい選考を受ければ内定が出る?
これから転職活動を始めようと考えている人は、気になっているのではないでしょうか?
株式会社マイナビが行った転職者への調査(※)を基に、実際に応募した件数や選考通過率を解説します。転職に成功した人たちの傾向を知り、上手に転職活動を進めてくださいね!
平均応募件数は13.6件。書類選考通過率は37.3%
株式会社マイナビが行った「転職活動実態調査(2025年)」によると、応募件数(転職エージェント利用の場合は紹介された求人の件数)の平均は13.6件。うち、書類選考に通過した数の平均は5.1件でした。書類選考通過率にすると、37.3%です。
内定率は、応募数のうち17.0%
書類選考通過後、面接を経て内定を獲得した数は平均で2.3件。応募件数から見た内定率は17.0%でした。
男女、年代別で傾向は異なりますが、「10社以上応募して、2件前後の内定が得られる」と考えておくと良いでしょう。
男女・年代別の応募件数・書類選考通過数・内定数とその割合
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一次面接通過率は約30%、最終面接通過率は約50%
転職活動開始から内定を得るまでに「何社応募するべきか」を考えるうえで、「どれくらいの確率で、応募から面接へと進めるのか」という点も知っておきましょう。
企業によって面接の回数などの選考フローが異なり、企業規模や職種・業種によっても違いがあるためあくまで目安ですが、書類選考と一次面接の通過率は30%、二次面接の通過率は30~50%、その後に最終面接を通過し、内定を得る確率は50%ほどといわれています。
例えば、一つの企業に100人応募があれば、書類選考を通過するのは30人、そのうち一次面接を通過するのは9人、二次面接を通過するのは2~4人、最終面接を通過し、内定を得るのは1~2人ということです。
これらの数字を踏まえると、「応募数が少ないとチャンスを逃しやすい」ことが分かります。
ただし、一つの求人に対する応募者が多ければ、書類選考を通過する確率は低くなる傾向があります。複数人の採用予定がある場合は通過率が高くなることもあるでしょう。
面接通過率を上げるポイントは?
転職面接の通過率を高めるには、事前準備の質が結果を左右します。
面接官は「自社で活躍できる再現性があるか」を重視するため、まず徹底した企業研究と自己分析を行い、求められる人物像に対し、自分の経験がどのように貢献できるかを明確に示しましょう。
経歴の羅列ではなく、「〇〇を実施し売上を〇%向上させた」など具体的な成果を数字やプロセスと共に伝えることが重要です。説明には状況・課題・行動・結果の4要素で構成するSTARメソッドを使うことで、論理的かつ再現性の高いアピールになります。
また、回答の一貫性も欠かせません。転職理由は不満ではなく「この会社でより大きな目標に挑戦したい」といった前向きな表現が好印象です。
話す際は結論から簡潔に伝え、声のトーンや表情、姿勢などの非言語要素も意識して熱意をアピールしましょう。
更に、企業理解の深さが伝わる質の高い逆質問を準備することで、入社意欲を効果的に示せます。こうした徹底した準備と丁寧な対応が面接官に強い印象を与え、結果として通過率向上につながります。
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応募数・選考通過に関するよくある質問
応募や書類選考、面接の通過率や内定率についてよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
内定を得るために何社応募が必要?
選考通過の確率から考えると、内定を得るには10社前後は応募しておくと良いのかもしれません。
しかし、応募先の業界や職種はもちろん、企業が求める応募条件や応募者自身の経験・スキルによって選考通過を決める要素も変わります。
特に、企業が求める人材はそれぞれ異なるため、応募企業に合わせた職務経歴書などの作成や、企業文化や職種への適性をアピールする面接対策を行うことが、選考通過のポイントになります。
また、企業によっては、書類選考の後に筆記試験や3回以上の面接を設けていることも。その場合、1社の内定を得るまでに時間がかかるほか、結果として通過率が下がることもあるため、必要な応募社数は更に多くなるでしょう。
また、内定を得たとしても、必ずしもそれが第一志望の企業とは限りません。
より自分の希望に合った企業で働くことができるよう、複数社から内定を得て、そのなかから選ぶことができれば理想的です。そのためにも、同時期に複数の企業へ応募しておきましょう。
結果が出るまで「1社ずつ応募」で転職活動するのは危険!?
転職活動に決まったスタイルはありませんが、内定を効率的かつ確実に獲得したいのであれば、1社ずつ応募する方法はおすすめできません。転職活動の長期化や失敗のリスクが高まる可能性もあるためです。
「納得のいく転職をするために、じっくり時間を掛けて企業を選びたい」「在職中で時間がない」という気持ちは分かります。
しかし、1社ずつ応募するやり方には以下のリスクがあります。
-
選考に落ちるたびに振り出しに戻ってしまう
不採用になると最初からやりなおしになるため、転職活動期間が長引いてしまう可能性があります。
-
精神的な負担になる
一社に集中して準備を進めている分、不採用となった場合はショックが大きく、なかなか次に進めなくなってしまうこともあります。
-
自ら辞退する可能性もある
面接の段階で「自分が想像していた企業・仕事とは違った」と感じて辞退することもあります。
いくら応募前に求人情報や企業のホームページを読み込んでいたとしても、実際に面接で社員と話してみなければ、職場環境や社風など分からないこともあるものです。
複数の企業に同時に応募するメリットとは?
複数の企業に同時に応募することで、転職活動の効率が良くなり、成功率が高まります。
主なメリットは、以下のとおりです。
-
比較・検討の幅が広がる
複数の企業の条件や社風などが比較でき、自分に合う企業を選びやすくなります。
-
精神的な余裕が生まれる
1社の選考に落ちても、「まだ次がある」と気持ちを切り替えやすく、転職活動を前向きに進められるでしょう。
-
場数を踏むことで面接スキルが上がる
面接の回数を重ねることで転職活動に慣れ、緊張せずに面接官と対話する力が磨かれます。自己PRも洗練され、結果的に内定獲得が早まることもあります。
また、「自分では思ってもみなかったスキルや経歴が企業から評価されている」と気づけることもあり、意外な企業とのマッチングのチャンスが広がります。
-
情報収集の精度が高まる
採用担当者から直接話を聞くことで、求人情報だけでは分からないリアルな情報を得られます。
限られた時間のなかで、効率良く進めることが求められる転職活動では、「納得のいく転職がしたい」と考えている人ほど、興味を持った求人には積極的に応募してみるのが良いでしょう。
転職活動では、同時に何社まで応募できるの?
転職活動に「応募は何社まで」といった決まりや上限はありません。
多くの転職経験者が複数の企業に応募していることからも分かるように、転職活動期間中は同時に何社に応募しても問題ありません。
納得のいく転職をするためにも、複数の企業に同時に応募したほうが良いと説明してきましたが、内定を得ようと手当たり次第に応募するのは避けるべきでしょう。
応募書類を丁寧に作り込む時間がなくなってしまう、面接の準備に時間がさけなくなる、といったリスクが考えられるからです。
無理なくスケジュール管理ができるという観点から、同時に応募するのは3〜5社程度を目安にするのが一般的です。
また、面接に進めばスケジュール調整も難しくなります。特に在職中の場合は、退勤後の時間帯や有給休暇を面接に当てることになりますが、その時間や日数も限られているでしょう。
転職活動では「何社に応募すれば、何社の内定が得られる」と単純に言い切ることはできません。
だからこそ、ただやみくもに応募社数を増やそうと考えるのではなく、自分が興味を持った求人のなかから、志望度が高い企業を選ぶこと。そして自分のペースで進めることができる範囲で、複数の企業に応募するようにしましょう。
もし、「20社、30社と応募しているのに、全部落ちてしまった……」ということがあれば、応募書類でうまくあなたをアピールできていなかったり、応募している業種や職種とのミスマッチがあったりするのかもしれません。別の企業に応募する前に、もう一度自己分析や企業研究をやりなおしてみることも一つの方法です。
転職活動開始からどれくらいの期間で内定を得ている?
転職活動期間は、人によってそれぞれ違いますが、多くの場合、転職活動開始から1〜3カ月以内で内定を獲得しているといわれています。
1カ月以内で内定を獲得するためには、短期決戦で集中しなければいけません。そのためにも、複数の企業に同時に応募するなど、効率的な進め方を考えてみてください。
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キャリアアドバイザーに教わる「早期内定」のポイント
キャリアアドバイザー:谷所健一郎
求人が出ているタイミングを逃さず、出合いの機会を生かそう
中途採用はスポットで行う場合が多いものです。特定の求人が出ている期間は限られていますので、求人情報を常に収集し自分の希望に合う求人が出ているタイミングを逃さないようにしてください。
自分に合う会社と出合うためには、機会を多く持つことが大切です。やりたい仕事や希望する会社ではないと安易に判断するのではなく、自分にできることはないかと前向きな気持ちで求人情報を読み込むと、それまで気がつかなかった企業の魅力を発見することもあります。
更に、応募して面接で実際に社員と話したり、オフィスの雰囲気に触れたりすることで、求人情報だけでは分からなかった相性の良さに気づくケースも多くあります。行動することで新たな選択肢が広がり、結果的に自分に最適な企業に巡り合える可能性が高まります。
中途採用の選考は、企業により異なるものの一般的に1カ月程度かかります。そのため、1社に絞って応募し、うまくいかなければ、転職活動が長期化してしまいます。複数の企業の選考を同時に進めることで、長期化リスクを下げ、効率的に転職活動を進めることができます。
内定者に聞いた「失敗した!」「やっておいてよかった!」と思うこと
26歳・女性/WEBデザイナー
気になった会社には積極的に応募をしました。回数を重ねることで面接に慣れることができたうえ、多くの会社で話を聞くことができた結果、自分に合った会社から内定をもらうことができました。
31歳・男性/経理
落ちてしまっても、「縁のある会社に出合うまで頑張ろう!」と気持ちを切り替え、応募を続けました。
30歳・男性/エンジニア
通勤時間に、新着求人やメルマガをチェックし、興味のある会社を「気になる」に保存。時間がある時に求人情報をじっくり読んで、応募するようにしていました。
28歳・男性/営業
スマホで面接連絡などのメールをこまめにチェックし、早いレスポンスを心掛けました。
32歳・女性/事務
応募した求人ごとに進行状況や応募書類の内容などをExcelで管理しました。面接日程が集中しないよう調整しながら、同時に複数の企業を受けていました。
26歳・男性/販売
急に面接が決まり、あせって履歴書作成を10枚近く失敗。時間がある時に用意しておくべきでした。
監修者
谷所 健一郎(ヤドケン)
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例」(マイナビ出版)、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。
マイナビ転職 編集部
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