転職Q&A【転職検討】
管理職より現場で働きたい!という転職理由はおかしいでしょうか?
現在、管理職をしています。ハッキリ言って管理の仕事より、現場でバリバリ企画したり実行するほうが楽しさを感じていました。今は予算管理や部下の管理・評価・指導・相談、関係部署への交渉、会議の開催、まとめ、フィードバックなどつまらない仕事ばかりです。
残業代もつかないので収入も管理職になる前の方がよく、給料が減ったのに関わらず、大きな責任と嫌いな業務ばかり増えてしまい、おまけに雰囲気も悪く働きにくいです。思い切って退職しようかと考えています。10年も勤めてきたので迷っています。こんな考え方おかしいでしょうか?
うっちー(38歳 女性)
A
第一線でバリバリ仕事をするほうが、楽しみもありやりがいもあるということは事実だと思います。しかし、うっちーさんが今後、どのようなキャリアビジョンを持って仕事をしていきたいのかということで、仕事の内容も変わってくると思います。一生第一線で仕事ができる職種や部門というのは、意外と少ないものです。管理職として登用され責任も増したということは、会社はうっちーさんに期待をしている表れです。1人のプレイヤーでは、仕事の範囲も限界がありますが、うっちーさんのキャリアを活かし、部下に指導やアドバイスを行うことで無限大の仕事ができるのではないでしょうか?
確かに残業対象者から管理職に登用され残業がつかなくなるとき、一時的に月額の所得は下がるかもしれません。しかし年収ベースで考えると、固定給が上がることで賞与額が増えることも考えられます。残業対象者であれば、5年後も大幅な給与の上昇は期待できないかもしれませんが、管理職として昇格することで、さらなる飛躍が期待できるのではないでしょうか? 残業給を生活給として考えることは、危険があります。繁忙期には所得が増えますが、企業の経営状態によっては残業が少なくなったり、カットされることもあるかもしれません。
現在勤務している会社で、社員同士の雰囲気が悪く、将来を展望できないのでしたら、転職を視野に入れてもいいと思いますが、キャリアアップしたいという気持ちがあるのならば、現在のポジションで部下の指導や要請、さらには組織の構築にエネルギーを注いで、将来の転職のために経験を積んでもいいのではないでしょうか。プレイヤーとして生きるか、管理職としてキャリアアップしていくかの最終的な判断はうっちーさんが決断すべきですが、一時的な所得の減収で転職することは避けたほうがいいと思います。
キャリアアドバイザー 谷所健一郎
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