転職Q&A【転職検討】
「社長についていけなくなった」は退職理由にならない
現在旅行会社に勤めています。社員数7名(社長含む)で営業、ツアー手配、添乗業務などすべて行う、旅行業界の人ならうらやましい環境だと思います。社員数が少ないので日常の残業は当たり前、終電に乗らない日は1年の中で3ヶ月あるかないかだと思います。確かに体力的にも、精神的にもきつい仕事ですが、やりたい仕事なら仕方ないと今まで頑張って今年で勤務4年目になりました。
仕事の内容は実際にはとてもやりがいがあり、本当に楽しかったのですが、社長のあまりにも勝手な社の方針の変更、社員に対する扱い、そしてギスギスした社員同士の人間関係に疲れてしまったのです。そこで退職を申し出ました。
退職の理由として「社長についていけなくなった」では理由にならないでしょうか?応募先の企業に「後向きな考え方しかできない人間」、「自分勝手な理由」と受け止められそうで、本当の理由が言えません。上手く取り繕っても、本心ではないのでやはり話していると矛盾が生じてきます。そしてどこの企業に言っても「なんでそんなやりがいのある会社を辞めるのですか」と聞かれてしまいます。
残業代が月に1万円しかでないことにももちろん不満はありましたが、金銭面や残業時間を理由にすることにどうも抵抗があります。私の転職の理由が「甘い」のか、と考えてしまいます。私の転職理由はおかしいでしょうか?こういった場合は転職理由をどう説明すればよいのでしょうか?
Petitasami(26歳 女性)
A
「社長についていけなくなった。」という退職理由だけでは、採用担当者は状況を判断できませんし、限られた面接時間で退職理由だけに固執することは、採用されるための面接だと考えれば、有効ではありません。
応募企業の経営体質にもよりますが、明らかに現在の職場と違う環境であれば、記載されているように、経営者のワンマン体制による納得ができない方針変更や、過酷な労働条件を退職理由として話してもいいと思います。会社を良くしたいという気持ちを常に持って仕事をしてきたからこそ、会社のためにならないことを無理やり行う体質に不安を覚えて退職したということを、採用担当者に理解してもらうことです。
退職理由で大切なことは、応募企業に転職することで、前職の問題を解決できるような理由を述べることです。採用担当者にとって、前職の不満や問題点を聞くことは、それほど興味のある内容ではありません。前職の問題は、応募企業と関連することではありませんから、気持ちを切り替えて、応募企業で活躍する自分の姿をイメージしながら、面接に臨んでください。前職でできなかったことを実現したい、自分の強みを活かして貢献し幸せになりたいという前向きな気持ちをアピールすることが大切です。
回答者:キャリアアドバイザー 谷所健一郎
転職活動、1人では不安…
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