転職Q&A【法律関係】
競合他社へ転職することに問題はある?
更新日:2025年09月29日
特定の用具メーカーの営業として働いていますが、現在の仕事内容の領域が狭く限界も感じるため、競合他社への転職を考えています。
しかし、この業界は狭く、競合といっても大手5、6社しかありません。当然、競合相手に移ったとなると、今の職場からは非難されると思います。
それを考えると簡単には移れないのですが、転職を実行した場合、法的には何も問題がないのでしょうか。ちなみに契約社員です。
ホットベリー(34歳 女性)
A
競合他社への転職そのものに法的な問題はなし。秘密情報の取り扱いや契約上の制限には注意が必要。
転職は基本的に自由。問題は情報漏洩のリスク
正社員、契約社員を問わず、雇用契約書や就業規則に競合他社への転職について特に記載されていないのであれば問題はないと思いますが、競合他社がなぜホットベリーさんを採用するのかということを考えてみる必要があります。
競合他社がホットベリーさんの職務能力を求めているのではなく、現在勤務している企業の顧客リスト、技術情報、未公開の事業計画などの秘密情報を求めているのであれば、転職することを検討し直してみるべきです。
競合他社に秘密情報を開示したり、不正に利用したりすることは不正競争防止法で禁止されており、これを破れば法的な責任を問われる可能性があります。転職先でこれまでの職場の秘密情報を利用することは絶対に避けなければなりません。
競業避止義務があるか契約書や就業規則を確認
また、会社によっては退職後に一定期間、競合他社への転職や競合する事業を行うことを制限する競業避止義務を定めている場合があります。これは雇用契約書や就業規則に記載されていることが多いので、確認をしてみてください。
ただし、極端に厳しい競業避止義務は、職業選択の自由を不当に制限するものとして、無効と判断されるケースもあります。
業界が狭いと非難されることは十分に考えられます。退職を伝える際は、あくまで個人的なキャリアアップや新たな挑戦のためであることを伝え、円満退職を目指す姿勢が大切です。
法的な側面を理解し、感情的な側面についても配慮することで、スムーズな転職を行ってください。
回答者
谷所 健一郎(ヤドケン)
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例」(マイナビ出版)、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。
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