書類選考とは?通過率は?突破する履歴書・職務経歴書の書き方を解説
更新日:2026年01月09日
記事まとめ(要約)
- 書類選考は履歴書・職務経歴書で即戦力や適性を示す場
- 書類選考の通過率は約37%。平均応募件数13.6件のうち、5.1件通過
- 応募条件を満たし、自社で活躍できる人材だと伝える工夫が必要
- 企業理解と自分の強みを結び付け、説得力を高める
書類選考は、企業が応募者を面接に進めるかどうかを判断する最初の関門。応募者の第一印象もここで左右される、転職活動において重要なステップです。
書類選考とは?転職における役割
転職活動における書類選考は、企業が応募者の提出した履歴書や職務経歴書を確認し、採用要件に合致しているかを判断するプロセスです。
一般的に、書類選考を経て面接に進めるかどうかが決まりますが、書類に記載された内容は面接での質問のベースとなるため、面接を有利に進めるための土台づくりという役割も果たします。
特に、応募者が多い企業や人気企業では、効率的に面接対象者を絞り込む最初の関門として機能しており、書類から応募者の「経験」「スキル」「志望度」を判断します。
新卒採用との違い
新卒の書類選考では専攻などから、これから伸びる可能性を重視しますが、転職では入社後すぐに活躍できるかという即戦力性が問われます。
そのため、書類上で過去の実績やスキルを具体的な数字や事例で示すことが不可欠です。
未経験職種へ応募する場合は、これまでの経験から得たポータブルスキルと、学習意欲を強調することが重要です。志望動機も「キャリアの方向性と企業のニーズが一致しているか」が評価されます。
書類選考の基礎知識と通過のポイントを押さえておきましょう。
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転職活動で必要な応募書類
転職活動の書類選考で必要になる主な書類は、以下のとおりです。
- 履歴書:基本情報+職歴+資格+自己PR
- 職務経歴書:職務内容やスキルを詳細に記載
- その他:ポートフォリオ(クリエイティブ職の作品集など)、推薦状など
転職情報サイトから応募する場合は、Web履歴書(履歴書と職務経歴書を統合したようなもの)で完結することがあります。
書類選考の通過率はどれくらい?
株式会社マイナビが実施した「転職活動実態調査(2025年)」(※)によると、1年間の転職活動で転職した500人の回答(有効回答467件)では、書類選考の通過率は37.3%でした。
応募件数(転職エージェント利用の場合は紹介された求人件数)の平均は13.6件。そのうち、書類選考を通過した件数の平均は5.1件です。
更に、書類選考通過後、面接を経て内定を獲得した件数は平均2.3件。応募件数(または紹介求人件数)に対する内定率は17.0%という結果でした。
希望する業界や職種、応募者の年代によって傾向は異なりますが、「14社応募して、2件前後の内定が得られる」と考えておくと良いでしょう。
男女・年代別の応募件数・書類選考通過数・内定数とその割合
| 応募した/紹介された数 | 書類選考に通過した数 | 内定を獲得した数 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 13.6件 | 5.1件 | 37.3% | 2.3件 | 17.0% |
| 男性20代 | 18.2件 | 6.6件 | 36.0% | 3.3件 | 17.9% |
| 女性20代 | 20.1件 | 5.4件 | 27.0% | 2.3件 | 11.2% |
| 男性30代 | 13.7件 | 5.8件 | 42.4% | 1.8件 | 13.1% |
| 女性30代 | 7.9件 | 3.7件 | 47.2% | 1.6件 | 20.8% |
| 男性40代 | 10.0件 | 4.9件 | 48.9% | 2.7件 | 26.7% |
| 女性40代 | 7.2件 | 3.7件 | 51.7% | 2.1件 | 28.9% |
| 男性50代 | 15.1件 | 3.0件 | 19.9% | 1.6件 | 10.3% |
| 女性50代 | 3.0件 | 2.2件 | 75.8% | 1.2件 | 40.3% |
出典:「転職活動実態調査(2025年)」|株式会社マイナビ
調査対象:正社員として働いている20代~50代の男女のうち、2024年7月~2025年6月に転職活動を行い、転職をした500人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年7月10日(木)~7月15日(火)
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書類選考にかかる期間
書類選考にかかる期間は、通常7~10日程度です。
ただし、応募時期や企業の状況により変動し、大型連休前後は長引くこともあります。近年は採用スピードを重視する企業が増え、迅速な対応が一般的。早ければ即日~翌日ということもあります。
一方、大手企業やポートフォリオ確認が必要な職種では時間がかかる場合も。ただし、1カ月以上かかることは稀であるため、選考結果の連絡が遅い場合は求人情報の選考スケジュールを確認し、問い合わせを検討しましょう。
書類選考で重視されるポイント
企業が書類選考で確認するのは、応募者が求人の要件を満たしているか、そして自社で活躍できる可能性があるかどうかです。具体的には、次のような点が重視されます。
- 応募条件との一致度
求人情報に記載されている経験年数、スキル、資格などがどの程度満たされているか。 - 職務経歴書の具体性
成果や数字、役割が明確に記載されており、企業が求める人物像と合致しているか。 - 応募書類の完成度
誤字脱字がなく、読みやすいレイアウトになっているか。 - 志望動機の説得力
企業理解があることに加え、自分の強みをどう生かせるかが伝わっているか。
書類選考で落ちてしまうポイント
書類選考で重視されるポイントの裏返しが、落ちる原因となります。具体的には次のような点に注意が必要です。
- 応募条件を満たしていない
求められる経験やスキル、資格が不足している場合。 - 職務経歴が曖昧で具体性がない
成果や役割が不明確だと評価されにくくなります。 - 誤字脱字や記載漏れが多い
書類の完成度が低いと、印象を損ないます。
更に、次のような要素も不利に働きます。
- 志望動機が浅く、使い回し感がある
どの企業にも当てはまる内容では、熱意が伝わりません。 - ネガティブな印象を与える記載
退職理由などで否定的な表現を使わないよう注意しましょう。
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通過率をアップさせる履歴書・職務経歴書の書き方
履歴書作成のポイント
履歴書は書けるスペースが限られているからこそ、書き方に工夫が必要です。
- 基本情報は最新かつ正確に
氏名・住所・連絡先などは最新情報を記載。誤字脱字や記載漏れがないように。 - 学歴・職歴は見やすく整理
時系列で整え、読みやすさを意識。西暦・和暦はどちらかに統一します。 - 応募先に合わせたアピール
企業が求める資格やスキルを強調し、求人情報に記載されているキーワードを必ず盛り込みます。採用担当者が一目で条件を満たしていると判断できる工夫をしましょう。
以下は、履歴書の各欄で気を付けたいポイントです。
提出年月日
日付は郵送の場合は投函日、手渡しの場合は持参する日を記入します。
写真
あなたの第一印象に大きな影響を与えるだけに、ビジネスにふさわしい服装でしっかりと目線を前に向けたものを使用します。
学歴
義務教育は卒業年次の記入だけで構いません。高等学校、専門学校、大学などは、入学・卒業年次のほか、学部・学科まで明記します。
企業からの指定がなく、職務経歴が豊富で学歴を簡略化したい場合は、最終学歴の前の学校の卒業から記載しても問題ありません。
職歴
原則としてすべての入社、退社歴を記入します。職務内容をアピールしたい場合は、社名だけでなく配属部署や担当した業務を簡潔に記入しても良いでしょう。
免許・資格
仕事に関連するものはすべて記載しましょう。更に、応募職種で生かせる資格の取得に向けて現在勉強中であれば、それも記入して、自己研鑽に取り組んでいる姿勢を強調してください。
志望動機・自己PR
単なる箇条書きではなく、企業が求める人材像を把握したうえで、自分の強みがどのような貢献につながるのかという視点で記入してください。
職務経歴書作成のポイント
職務経歴書の目的は、履歴書に記載しない、より詳細な職務経歴を企業にアピールすること。採用担当者にあなたを理解してもらうための、またとないツールと心得ましょう。
一般的にはA4サイズで1~2枚にまとめるのが良いでしょう。記入方法としては「編年体形式」「逆編年体形式」「キャリア形式」の3種があります。
- 編年体形式:職務経歴書を時系列で記載
一般的な書き方で、直近の経歴をアピールする必要がない場合は「編年体形式」でOKです。 - 逆編年体形式:最新の経歴を一番上に書くため、職務の習熟度を伝えやすい
特に直近の実績をアピールしたい人に向いています。 - キャリア形式:業務内容や携わったプロジェクトごとに経歴をまとめる
転職回数が多く、技術職など専門性の高い職種を経験してきた人におすすめです。
編年体形式・逆編年体形式の作成のポイント
編年体形式・逆編年体形式では、職務内容を以下のようにまとめます。
▼編年体形式の職務経歴書(見本)
- 期間:編年体形式、逆編年体形式では、入社や配属、異動などの業務経験をした年月を見出しにします。
- 配属・職務:配属先を明記してください。そこで昇進・昇格があった場合は書き添えます。
- 業務内容:業務内容のほか、仕事に関連した資格取得や自己研鑽の取り組み、社内外の表彰歴などの実績を付随情報として記載すると、成長意欲や強みがより伝わりやすくなります。
キャリア形式の作成のポイント
キャリア形式の場合、職務内容を以下のようにまとめます。
▼キャリア形式の職務経歴書(見本)
- 期間:プロジェクトごとに携わった期間を記載します。
- プロジェクト内容:内容を詳細に記載することで、携わったプロジェクトの重要性や、あなたが学んだ業務知識を説明できます。
- 役割・スキル:プロジェクトに携わった人員数や自分の果たした役割を明記することで、業務の規模や技術力、コミュニケーションスキルを効果的に示せます。
加えて、使用言語やOS、使用機種、取得資格などのスキルを項目立てて記載しましょう。更に、表彰歴やセミナー受講歴、マネジメント経験も併記することで、専門性と成長意欲をアピールできます。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
その他/作品の持参:クリエイティブ関連や設計職の場合は、作品(ポートフォリオ)を持参しましょう。作品そのものがあなたのキャリアと能力を物語るツールとなります。
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書類選考に関連するよくある質問
書類選考にまつわるよくある質問に、キャリアアドバイザーが回答します。
応募書類は手書きとPC作成、どちらが有利ですか?
評価されるのは「手書き」か「PC」かではなく、読みやすさと整ったレイアウトです
現在はPC作成が主流ですが、それ自体が有利というわけではありません。手書きでもPCでも、見やすく丁寧に仕上げることが重要です。
ただし、一部企業では、履歴書などを「手書き指定」としている場合があるため、その際は必ず指示に従ってください。
応募書類に「空白(無職)期間」がある場合、どう書けば良いですか?
空白期間は隠さず、簡潔に理由を記載しましょう
例えば、「家族の介護のため」「資格取得の勉強期間」など、前向きな姿勢や学びをアピールできると印象が良くなります。空白期間が長い場合は、その期間で得た経験やスキルを応募職種と関連付けて具体的に説明し、業務に就く準備が整っていることを明記しましょう。
また、病気療養が理由で現在は完治・寛解している場合は、通常勤務に支障がない旨を添えると採用担当者も安心できます。
書類選考結果の連絡が来ない時はどうしたら良いですか?
応募から7~10営業日程度が経過しても連絡がない場合は、応募先に確認して問題ありません
まず、応募した求人情報に選考期間の記載がないか、また企業からのメールが迷惑メールフォルダに入っていないかを確認しましょう。
問い合わせは電話よりメールが一般的ですが、丁寧な表現を心掛けてください。「いつ連絡をもらえますか?」ではなく、「選考状況をお伺いできますでしょうか」といった聞き方がおすすめです。
自己流で不安なら、プロのサポートを取り入れてみよう
書類選考は転職活動の最初の関門であり、通過率は決して高くありません。合否を左右する応募書類の完成度を高めたいなら、転職エージェントを活用するのも一つの方法です。
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監修者
谷所 健一郎(ヤドケン)
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例」(マイナビ出版)、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。
マイナビ転職 編集部
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