【履歴書】学歴・職歴欄の正しい書き方（年号早見表あり）

更新日：2025年03月21日

履歴書の学歴・職歴（職務経歴）欄の正しい書き方を解説します。最終学歴別や在職中・離職中の場合など、悩みがちな書き方例もケースごとに紹介。

ポイントを押さえ、採用の第一関門となる書類選考の突破を目指しましょう。

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学歴・職歴欄の記入例・見本

履歴書の学歴・職歴欄の記入例です。学歴の1行目には「学歴」、職歴の1行目には「職歴」とそれぞれ中央に書き、次の行から具体的な経歴を書きます。

（1）学歴の基本的な書き方と例

履歴書の学歴欄は、応募者がどのような教育を受けてきたのかを伝える箇所です。学歴を書く際の注意点も併せて確認しておきましょう。

入学・卒業年月と学校名を記載

学歴欄では、入学・卒業をした年月や通っていた学校名を記載します。

入学や卒業の年月が分からない場合は、自動計算機能を利用しましょう。入学・卒業年度自動計算表（年号早見表）で簡単に調べることができます。

入学および卒業年は、西暦か元号（昭和・平成・令和など）か表記を統一します。

学部や学科も正式名称で

学部や学科、コースは省略せず、正式名称で記載し、あなたがどのような分野を学んできたのか採用担当者に明確に伝えましょう。高校は「高等学校」と書きます。

1行目中央に「学歴」と書く

学歴と職歴が同じ欄になっている場合、1行目の中央に「学歴」と記載し、その下の行から年月や学校名を記載します。

学歴はどこから書くか？

企業からの指定がなければ、義務教育（中学校まで）は省いて問題ありません。

高等学校卒業であれば「高等学校入学」から、大学や専門学校卒業であれば「高等学校卒業」から、大学院修了であれば「大学入学もしくは高等学校卒業」から記入します。

ただし、新卒の場合は職務経歴がないので中学校卒業から書きます。

最終学歴が中学校の場合の書き方例

最終学歴が中学校の場合は、「○○中学校　卒業」と記載します。

中退の場合の書き方例

最終学歴が中退の場合は、「△△高等学校　○○科　中途退学」と記載します。浪人や留年はあえて書く必要はありません。

【まとめ】学歴を書く時のポイント・注意点

学歴の書き方のポイントをまとめます。

• 履歴書全体で西暦か元号（昭和・平成・令和など）か表記を統一
• 大卒、専門学校卒は「高校卒業」から、高校卒は「高校入学」から記入（義務教育については書かなくても良い）
• 大学院を修了している場合は「大学入学もしくは高校卒業」から記入
• 学部・学科・コース名などを記入し、応募職種で生かせる専攻・研究テーマは詳細に記入
• 大学院は、研究科、専攻、課程などを記入
• 学校名は略さず正式名称で記入し、「高校」ではなく「高等学校」と書く
• 最終学歴が中学校の場合は中学校卒業も記載
• 最終学歴が中退の場合は「△△高等学校　○○科　中途退学」と書く
• 浪人、留年はあえて書かなくても良い

（2）職歴の基本の書き方

職歴欄は、これまでどのような仕事をしてきたのか、雇用形態はどうだったかを伝える箇所です。

年月は、学歴と同様に西暦・元号（昭和・平成・令和など）表記を統一し、まとまりのある書き方を目指しましょう。

書き出しは中央に「職歴」

学歴と職歴が同一欄になっている履歴書では、学歴の次に記載します。

中央に「職歴」とし、その下の行から年月や会社名などを記載します。

原則、すべての職歴を記載

職歴欄では、働いていた期間にかかわらず、原則としてこれまでの職歴をすべて記入します。

会社名、法人格は正式名称を

会社名や所属部署は省略せず、「株式会社○○」「△△部　○○課」など正式名称を記載してください。株式会社を（株）にするなど、法人格を略すのもNGです。

最後は「以上」で締める

すべての職歴を書き終えたら、改行し、右寄せで「以上」と書きます。

ケース別・職歴の書き方と例

以下、ケース別・職歴の書き方と例を紹介します

• 退職日が決まっている／決まっていない
• 離職中
• 部署異動や昇進があった
• 社名変更があった
• 派遣社員の経験がある
• アルバイト経験を記載する
• 職歴が書き切れない
• 職歴に空白（無職）期間がある
• 職歴がない

退職日が決まっている／決まっていない場合の書き方例

在職中で、退職日が決まっている場合は「現在に至る（○年○月○日退職予定）」と記入します。

決まっていない場合は「現在に至る」のみで構いません。どちらの場合も、その下の行に右寄せで「以上」と書きましょう。

• 退職意思を伝えていない場合でも、履歴書に退職予定日を書く？

離職中の場合の書き方例

離職中の場合は「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」などとし、その下の行に右寄せで「以上」と書きます。

自分の意思で退職した場合は「一身上の都合により退職」、会社の倒産やリストラが理由であれば「会社都合により退職」を使います。

• 「一身上の都合」ってどういう意味？
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部署異動や昇進があった場合の書き方例

部署異動や昇進があった場合には、その旨も記載すると良いでしょう。

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社名変更があった場合の書き方例

企業の合併や買収で社名変更があった場合は、「△△株式会社（現○○株式会社）」と記載します。

派遣社員の経験がある場合の書き方例

正社員以外の雇用形態で従事していた場合は「○○株式会社　入社（契約社員）」などと明記してください。

登録型の派遣社員の場合は「△△株式会社に登録」「○○株式会社にて派遣社員として就業」など、派遣元と派遣先が分かるように記入しましょう。退職理由が契約期間満了であれば、退職年月と共に「契約期間満了につき退職」と記載します。

• こんな時はどうする？　派遣社員ケース別の書き方

アルバイト経験を記載する場合の書き方例

アルバイトでの就業期間が長い場合は記載します。職務内容が応募職種に生かせるものであればアピールポイントにもなります。

• 離職期間中のアルバイト経験は履歴書・職務経歴書に書くべき？

職歴が書き切れない場合の書き方例

職歴が書き切れない場合、職務内容を割愛して勤務先名のみを記載するか、職務内容は簡潔に書き、「詳細は職務経歴書記入」とします。

• 職歴を書き切れない場合の対処法

職歴に空白（無職）期間がある場合

療養や語学留学など、さまざまな理由で無職の期間があることも考えられます。もしアピールできることがあるのであれば、簡単に記載すると良いでしょう。

無理に書く必要はありませんが、面接時に質問を受ける可能性があるため、理由について説明できるよう準備をしておきましょう。

• 履歴書の空白期間（ブランク期間）はどう書いたらいい？　サンプルあり

職歴がない場合

職歴がない場合は「なし」とし、「以上」で締めます。

【まとめ】職歴を書く時のポイント・注意点

職歴の書き方のポイントをまとめます。

• 履歴書全体で西暦か元号（昭和・平成・令和など）か表記を統一
• 時系列に記入し、会社名は略さず正式名称で記入
• 会社名の次に所属部署、簡単な職務内容を記入
• 応募職種に関する職務内容があれば強調して記入
• 異動などで部署が変わっている場合、その部署名・異動年月を記入
• 企業の合併・買収などで社名が変わった場合は「△△株式会社（現○○株式会社）」と記入
• 在職中の場合、最終行に「現在に至る」と記入し、その下の行に右寄せで「以上」と記入
• 現職の退職日が決まっている場合は「現在に至る（○年○月○日退職予定）」と記入
• 職歴が書き切れない場合、履歴書には職務内容を割愛して勤務先企業名のみを記載するか、もしくは職務内容は簡潔に書き、「詳細は職務経歴書記入」としても可

マイナビ転職　編集部

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