転職先への入社日は交渉できる?タイミングや例文、注意点を解説
更新日:2025年12月05日
記事まとめ(要約)
- 入社日の決め方は「転職先に提案する場合」と「最初から入社日が決まっている場合」の2種類
- 入社日は交渉可能。ただし、注意点はある
- 入社日を交渉する際は、明確な理由や転職先への配慮が必要
転職先への入社日は最初から決まっている場合もありますが、転職先と相談したうえで入社日を決めることもあります。
入社希望日の交渉の仕方やタイミング、交渉する際の注意点などを詳しく解説します。交渉の際の具体的な文例もご紹介します。
転職先への入社日はどう決めるべき?
入社日の決め方には大きく分けて2つのパターンがあります。募集の時点で入社日が決まっておらず、内定者が自分で決めて転職先に提案する場合と、すでに入社日が決まっている場合です。
入社日が決まっていない場合
内定が出た時点で入社日が決まっていない場合、転職先と内定者の間で希望を擦り合わせて入社日を決めます。
入社日によっては、現職のボーナスが受け取れなかったり有休消化ができなかったりするため注意が必要です。
内定時点でまだ会社に在籍している場合、まずは会社に退職を相談しましょう。上司と相談して退職日を決め、そのうえで転職先への入社日を決めます。
引き継ぎには2週間~1カ月かかるのが一般的です。引き継ぎが実現可能な退職スケジュールを把握しましょう。入社日ギリギリとなるのではなく、余裕のある日程で入社日を提示しましょう。
すでに離職中の場合は、翌月の月初を入社日とするケースが多いようです。希望がある場合は早めに伝えるようにしてください。
入社日が決まっている場合
大手企業の求人や急募求人では、すでに入社日が設定されている場合があります。
入社日から逆算して退職のスケジュールを立ててください。入社日と退職日がギリギリにならないよう、できるだけ早く現職の上司に退職の相談をしましょう。
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転職先への入社日は交渉できる?
入社日について転職先と交渉することは何ら問題ありません。転職先と丁寧に交渉すれば希望入社日を認めてもらえるはずです。
ただ、一般的に入社日は内定後1~3カ月以内が目安とされています。入社日を交渉する際はその期間の中で候補日を挙げると受け入れてもらいやすいでしょう。
交渉するタイミング
面接時もしくは内定前が一般的
入社日の交渉は、面接時もしくは内定前に行うのが一般的です。転職では、面接時もしくは内定前に企業が入社日の確認を行うためです。
特に欠員を理由とした募集では入社日にこだわる企業もあるため、面接時に確認されます。また、入社日が指定されている場合も、面接時もしくは内定前に確認されます。
面接中に入社日について相談される場合、面接の段階によってベストな伝え方が変わります。例えば、内定をいつもらえるか分からず、具体的な入社日を提示できない場合は、「内定後1カ月いただけましたら、確実に御社に入社できます」と伝えることもできます。
内定まで入社日の交渉が行われていない場合
内定まで入社日の交渉が行われていない場合は、内定をもらった時点で交渉しましょう。
内定後、企業が内定者と労働条件の擦り合わせを行うためオファー面談を実施します。そこで入社日の交渉も行われます。
オファー面談がない場合でも、内定承諾前に労働条件の確認と併せて入社日の交渉を行いましょう。
転職支援サービスを利用している場合
転職支援サービスを利用している場合は、担当者に事前に入社日を伝えておきましょう。サービスによっては、担当者が転職先と入社日を調整してくれます。
内定後に入社日の交渉が必要になる場合
内定後に入社日の交渉をすることも可能ですが、基本的には一度決まった入社日を変更することがないようにすべきです。
採用されるポジションによっては入社日の変更が難しいこともあります。例えば、入社後すぐに今進んでいるプロジェクトを担当するなど急募の採用の場合です。
そうした状況でない場合は、なぜ入社日の変更が必要なのか、理由をしっかり伝えることで1カ月程度の範囲で受け入れてもらえる可能性があります。
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交渉する際の例文
入社日の交渉を面接時~内定前にする場合、内定をもらった後に交渉する場合、それぞれに伝えるべき内容と例文をご紹介します。
面接時~内定前に交渉する場合
面接時~内定前に交渉する場合は、企業が希望する入社希望日をヒアリングしつつ、以下の3点を伝えるとスムーズに交渉できます。
- 最短入社可能日
- 入社希望日
- 理由
実際の対話例をご紹介します。
【交渉例1】
- 人事担当者:
- いつから入社できますか?
- 応募者:
- 引き継ぎなどもございますので、
内定後1カ月いただけましたら、確実に御社に入社できます。 - 人事担当者:
- 引き継ぎは1カ月前後かかりますからね。承知しました。
【交渉例2】
- 人事担当者:
- いつから入社できますか?
- 応募者:
- 内定をいただければ、現職と交渉のうえ、
できる限り速やかに入社させていただきたいと思います。 - 人事担当者:
- 分かりました。ちなみに、○月○日の入社は可能ですか?
- 応募者:
- 申し訳ありませんが、引き継ぎなどもございますので、
最短で内定後1カ月いただけましたら入社できます。 - 人事担当者:
- 引き継ぎは1カ月前後かかりますからね。承知しました。
内定をもらった後に交渉する場合
交渉のタイミングは面接時や内定前が一般的ですが、内定をもらった後にどうしても入社日を変更しなければならない場合も考えられます。その場合は、電話またはメールで交渉します。
電話の場合
電話で伝える場合は、以下の3点をしっかり伝えてください。
- 謝罪
- 入社日を延期してほしい理由
- 入社できる日程
また、一方的に入社希望日を提示するのではなく、丁寧に交渉することが重要です。対話例をご紹介します。
【交渉例】
- 内定者:
- 先日、御社より内定をいただきました○○と申します。
恐れ入りますが、採用担当の○○さまはご在席でしょうか? - (採用担当者が電話口に出る)
- 内定者:
- お世話になっております。○○と申します。
入社日についてご相談させていただきたく、お電話させていただきました。
今、お時間をいただいてもよろしいでしょうか? - 採用担当者:
- はい。大丈夫ですよ。どうされましたか?
- 内定者:
- ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんが、
実は現在、予定していたプロジェクトがトラブルにより
長引くことになってしまい、
入社日を2週間ほど延期いただけませんでしょうか? - 採用担当者:
- そういった理由ならば、仕方ありませんね。
- 内定者:
- ありがとうございます。
○月○日以降で入社日をご調整いただけないでしょうか。 - 採用担当者:
- それでしたら、○月○○日はいかがでしょうか?
- 内定者:
- 承知いたしました。
お手数をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
メールの場合
メールの場合も口頭で伝えた3点をしっかり盛り込んでください。
【交渉例文】
【件名】Re:入社日のご案内
【本文】
□□□□株式会社
○○さま
お世話になっております。
先日、内定をいただきました○○ ○○(氏名)です。
入社日のご連絡、誠にありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、
予定していたプロジェクトが長引くことになり、
2週間ほど猶予をいただきたくご連絡いたしました。
可能であれば○月○日以降の入社日にて
ご調整いただくことは難しいでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、
ご検討の程何卒よろしくお願い申し上げます。
---
<自分の名前>
〒<自宅郵便番号>
<自宅住所>
Tel:<自宅電話番号または携帯電話番号>
E-mail:<個人用メールアドレス>
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交渉する際の注意点
入社日の交渉をする際には注意すべき点がいくつかあります。詳しくご紹介します。
転職先企業の入社希望日を確認する
転職先の企業が考える希望日とこちらの希望日に大きなズレがないか確認することは非常に重要です。
万が一、1カ月以上の大きなズレがあった場合は、できるだけ早めに転職先企業と交渉してください。
なぜその入社希望日なのかを伝える
入社希望日をこちらから伝える場合は、その希望日を提示する理由をしっかり説明しましょう。
入社希望日が内定から遅くなればなるほど「やる気がないのでは」と思われてしまう恐れがあります。やむを得ない事情などがある場合は、うそをつかずにしっかりと理由を説明することが大切です。
お互いの事情を配慮して調整する
入社日を交渉する際、一方的に自分の事情だけを優先して転職先を長く待たせてしまうと迷惑が掛かってしまいます。
反対に、転職先の希望に合わせすぎて現職の業務に支障が出てしまうのも問題です。現職と転職先企業それぞれの事情に配慮する気持ちを持ちましょう。
交渉の履歴を残す
入社日を交渉する際は、メールなどで履歴を残すようにしましょう。
「伝えた」「聞いていない」の水掛け論になってしまうことを防ぐためです。電話で交渉した際は、通話終了後に「いつ」「誰と」「どんな話をしたのか」を簡潔にまとめたメールを送付しておくと安心です。
転職先の入社日の交渉に関する気になる質問
最後に、入社日に関するよくある質問とその回答についてまとめました。
転職先の入社日は延期できる?
在職中であれば入社は内定から1~3カ月待ってもらえるのが一般的です。その間であれば延期してもらえる可能性もあるでしょう。
また、月初を入社指定日にされた場合に、月の途中に変更できる場合もあります。
ただ、一度入社日を決めた後は何度も延期しないようにしてください。転職先企業に良い印象を与えません。
転職先への入社希望日が合わない場合は、内定取り消しになる?
入社希望日が合わないからといって内定取り消しになることは基本的にありません。ただ、どうしても折り合いがつかず、内定を見送らざるを得ないケースもあります。
また、募集の時点から入社日が決まっていたにもかかわらず、日程に合わせられない場合も内定取り消しになる可能性があるので注意してください。
入社日を遅らせたい。納得してもらいやすい理由はある?
内定者自身の問題ではなく外部要因であれば納得してもらいやすいでしょう。例えば、以下のような理由が考えられます。
- 後任者が見つからない
- 終了予定のプロジェクトが長引いている
- 退職手続きを取ってもらえない
また、理由を伝えたうえで、入社可能日時を具体的に伝えることが大切です。
一方、「有休を消化したい」「ボーナスをもらいたい」というような理由を伝えてしまうと、やる気がないと思われてしまうので注意が必要です。
まとめ
一般的に、入社日を転職先と交渉することは可能です。しかし、交渉の仕方に配慮しなければ転職先に失礼な対応となり、非常識と思われてしまいます。
交渉する際は、転職先企業の希望を確認し、自分の入社希望日とその理由を伝え、お互いの事情を配慮することが大切です。
入社日を擦り合わせられないことでせっかくの内定を失ってしまうようなことのないよう、この記事を参考にしながらしっかりと調整を行ってください。
監修者
谷所 健一郎(ヤドケン)
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例」(マイナビ出版)、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。
マイナビ転職 編集部
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