
新型コロナが転職活動に与えた影響は?
新型コロナウイルス感染症(以降、新型コロナ)が、転職活動にどんな影響を与えているのか、マイナビ転職会員1,011人を対象にアンケート調査を実施。全体では、「現職の先行きが不安になった」「失職が決まった」という声が多い結果となりました。年代によって回答の傾向に違いも見られましたので、詳しく紹介します。
調査方法/マイナビ転職会員を対象にインターネット調査。実施期間2020年6月4日〜6月15日、回答数1,011名
8割超が「新型コロナが転職活動に影響している」と回答
Q1. 転職活動に‟新型コロナウイルス感染症”が影響していると思いますか?

転職活動に新型コロナが影響しているかを聞いたところ、82%の人が「はい」と回答。日常生活だけでなく、転職活動にも新型コロナは大きな影響を与えているようです。
では具体的に、転職活動中の人達はどのような影響を受けたのでしょうか。
影響に年代差。20代では「じっくり活動できた」と捉える向きも
Q2.「はい」と答えた方に伺います。影響を受けたことは何ですか?(n=840)
■全体

■年代別

影響を受けたこととして、最も回答が多かったのは、「現職の先行きが不安になった」で28%。次いで「失職または失職予定」(23%)、「じっくり活動する時間ができた」(15%)、「収入が減った」(12%)となりました。
年代別の結果を見てみると、40代では「現職の先行きが不安になった」、「失職または失職予定」といった回答の割合が多い一方、20代では「じっくり活動する時間ができた」という回答の割合がほかの年代に比べて高い結果に。
全体で見れば新型コロナによってネガティブな影響を受けた人が多い傾向ですが、転職活動を進める好機を得たと捉える人もおり、若い年代のほうがその割合が高い結果が見られました。
求人数の減少や面接中止といった影響も……
転職活動への新型コロナの影響について、「その他」の内容を見てみると、約4割の人が「求人数の減少」について回答していました。 新型コロナの広がりを受け、企業が求人を取りやめる、または延期するといったケースも生じており、その影響が表れたようです。
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また、次に多かった回答として、「面接や会社説明会の中止・延期」があがりました。感染拡大防止の観点から、対面の面接やイベントの自粛が相次いだ影響が色濃く見受けられます。
しかしそういった状況下でも、WEB会議ツールや動画配信サービスを活用する企業も増えてきています。以下では「WEB面談」を実施中の求人を紹介していますので、選考前に企業の理解を深めたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回の調査では、新型コロナの影響を受けたと感じる転職者が8割以上もいることが明らかになりました。主だった影響内容を見ると、採用を行う企業側も同じように影響を受けているであろうことが推察できます。
以下の記事では、新型コロナが求人や企業の採用動向に与えた影響や、今後ニーズが高まると予想される人材の在り方について解説しています。転職市場をとりまく現状をしっかり把握したうえで、今後の転職活動を進めていきましょう。
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