取引先や顧客への年賀状、どうしてる?
新年の恒例行事「年賀状」。プライベートではその一年の写真を編集して凝った年賀状を作ったり、カジュアルにLINEで送ったりと、新年のあいさつのスタイルはさまざま。一方ビジネスのシーンでは新年のあいさつはどうなっているのでしょうか?
今回は取引先やお客さまに対する年賀状や新年のごあいさつについて、みなさんの意見を調査しました。各年代ごとの受け止め方の違いや、さまざまなエピソードが集まりましたので、ご紹介します!
調査方法/マイナビ転職のサイトを訪れた人を対象にしたインターネット調査。実施期間2020年11月13日〜11月16日、回答数1,105名
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計数値と合わない場合があります
約76%が「送らない」
Q1. 取引先やお客さまに年賀状を送りますか?
取引先やお客さまに業務として年賀状を送るかどうかという質問に対して、75.9%の人が「送らない」と回答しました。20代・30代でその割合が高くそれぞれ78.0%、77.5%の人が年賀状を送らないという結果に。40代が最も低く70.7%となりましたが、各年代おしなべて「送らない」が大多数であることが明らかになりました。
年賀状だけでなく…… 20代の6割超「新年のあいさつはしない」
Q2. 年賀状の代わりに別の方法で新年のあいさつをしますか?
では、年賀状を送らないと回答した人に、別の方法で新年のあいさつをするかについて聞いてみたところ、全体の55.4%が「特に何もしない」と回答しました。新年のあいさつをする中では、「メールを活用する(25.6%)」「直接会いに行く(13.5%)」「電話やWEB会議を活用する(3.5%)」「その他(2.0%)」の順となりました。
年代別に見ると、新年のあいさつについて「特に何もしない」と回答した割合は若年層ほど多く、20代が最多の62.2%、30代が56.8%、40代が50.3%、50代以上が42.7%という結果に。
「その他」の回答を見てみると、
- コロナ前は直接会いに行っていたが……
- 官公庁なので禁止されている。
といった意見がありました。
コロナ禍を経て初めて迎える新年。2021年は直接会いに行く代わりに、年賀状でのごあいさつが増えるかも知れませんね。
年賀状はビジネスツール「関係性構築・維持」目的が最多
Q3. 年賀状を出す理由で当てはまるものをすべて教えて下さい。
年賀状を送ると回答した人に、年賀状を出す理由について質問をしました。(複数回答) 各年代でもっとも多かったのが「関係性構築・維持のため」。20代の62.2%、30代の55.7%、40代・50代以上ではそれぞれ54.9%、48.5%と高い割合でした。同様に各年代で多く見られたのが「ビジネスマナーだから」という回答。仕事関係の年賀状ということもあり、ビジネス上の儀礼と捉えている人が多い結果が見受けられました。
年代ごとに割合に差が出たのが「感謝の気持ちを伝えたいから」20代、40代、50代以上ではそれぞれ44.6%、45.1%、54.5%であるのに対し、30代では28.4%と他年代よりも低い結果に。アンケートから理由を推し量ることはできませんが、なぜこのような差が出たのか、気になるところです。
出すのは手間でも、もらうとうれしい!?
Q4. 年賀状について感じていることをすべて教えてください。
次に、年賀状について感じていることを聞いたところ(複数回答)、「面倒くさい」「季節の恒例行事」「もらうとうれしい」といった回答が多い結果に。年代別で見ると、20代、30代では「面倒くさい」がトップである一方、40代、50代以上では「季節の恒例行事」がトップに。特に50代以上においては、2位に「もらうとうれしい」となっており、年賀状に対してポジティブな印象が強いことが伺えます。総じて、出すのは面倒ではあるがもらうとうれしい、という受け止めになっているようです。
年賀状を送る人は「季節の恒例行事」と捉える割合が約2倍
同じ質問を、「年賀状を送る人」と「年賀状を送らない人」で分解して見てみると、興味深い違いが見られました。年賀状を送る人は、各年代とも「季節の恒例行事」と回答した割合が年賀状を送らない人の約2倍と、年賀状を送る事を当たり前と受容している人が多いことが見て取れます。また、「一言を考えるのが楽しい」と回答した割合も送らない人に比べて高く、年賀状を書くこと自体を楽しんでいる人が多いことも分かりました。
一方、年賀状を送らない人は「面倒くさい」と回答した割合が送る人よりも多い結果に。年末の忙しい時期に年賀状の準備をしなければならなず手間であることは、いずれの側でも違いはなさそうですが、受け止め方に差が見られたのが特徴的でした。
それでも、年賀状ならではの「特別感」
気持ちが「届いた」~ほっこりエピソード
「もらうとうれしい」という回答も多かった年賀状。調査回答から、印象的なエピソードをいくつかご紹介します。新年の節目に郵便で届く特別感が、更にうれしい気持ちに繋がる。年賀状ならではの良さかも知れませんね。
- 取引先からメインの担当者宛だけでなく自分にも年賀状をいただいて感動し、会社の一員である事を実感できた。
- 一言でも個人名入りでコメントをいただいたこと。ビジネスライクな付き合いだけではないなと感じましたし、担当の方の好感度も上がりました。
- メールでしかやり取りしないお客さんから来た時はうれしかった。
- その年はたった1回の付き合いしかなかったのに、年賀状に感謝の気持ちを書いてくれていた。その後大きな仕事を一緒にすることに。
- QRコードからその会社さんが作ったゲームに飛べる年賀状が届いた。ランキングに熱中!
新年早々…… 脱力エピソード
一方ではガッカリしたり気まずい思いをしたエピソードも……。印象に残りやすい年賀状だけに、ミスがないように気を付けたいものですね。
- 毎年必ず名前の漢字を間違えてくる取引先がいてリスト更新してないんだなぁと思う。
- 倒産しましたという一言が添えられていた。
- 同名の別企業さまに誤って年賀状を送ってしまった。
- 出し忘れた顧客からいただいてしまった時に気まずい。
以上、取引先や顧客への年賀状にまつわる調査結果をご紹介しました。手間と感じることも多い年賀状ですが、もらってうれしいだけでなく、ビジネス上の好影響にも繋がるといった意見も見られました。新年のあいさつはしないという意見も多くあった中であるからこそ、あらためて一年の感謝の気持ちを年賀状で伝えてみるのも印象的で良いかもしれませんね。
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