
【仕事の進め方】指示待ちタイプor主体性があるタイプ、あなたはどっち?
新年度が始まり、新たな気持ちで仕事に臨もうという人、変わらない現状を嘆く人、はたまたマイペースを貫く人など、春はさまざまな思いが交錯する季節。今回は、マイナビ転職の訪問者に「仕事の進め方」についてアンケート調査を実施。仕事の進め方は年代によって差が出るものでしょうか? また、現状への不満や本当はどういう働き方をしたいのかなど、働く人のホンネに迫ります!
調査方法/マイナビ転職来訪者を対象にインターネット調査。 実施期間2021年3月12日~3月15日、回答数1,260名
若い人ほど自分は「指示待ちタイプ」
Q. 仕事の進め方においてあなたはどのタイプに近いですか?

最初の質問は仕事の進め方に対する自己認識について。主体性があると捉えているか、(自分は)指示待ちタイプと捉えているかについて聞いてみました。20代は「指示待ちタイプ」がやや多いものの、両タイプが拮抗。全体の傾向としては、年代が低いほど「指示待ちタイプ・どちらかといえば指示待ちタイプ」が多く、年代が上がるにつれて「主体性があるタイプ・どちらかといえば主体性があるタイプ」の割合が増えています。年代が上がる分、経験値が積まれていくため、主体的に仕事を進めている実感を持つ人が多くなっているのかもしれません。
全年代が現状に「満足していない」
Q. 現状の仕事の進め方に満足していますか?

次に、仕事の進め方に満足しているかどうかを聞いてみました。ほかの年代に比べ20代の満足度が最も高いものの、「満足している」との回答は約3割。全年代で「満足していない」が7割以上という結果に。どの年代も不満を抱えているようです。これは、前項の「主体性があるタイプ」「指示待ちタイプ」と関連性があるのでしょうか!?
タイプ別の満足度


タイプ別の満足度を見てみましょう。全タイプで仕事の進め方に「満足していない」傾向は変わらないものの、「主体性があるタイプ」ほど満足度が高く、年代が低いほうが満足度が高くなる傾向が見られました。
指示待ちタイプでも裁量を持って働きたい
Q. どうしたらより良い仕事の進め方ができると思いますか?
(「満足していない」と回答したタイプ別)


各タイプ別に「どうしたらより良い仕事の進め方ができるか」を聞いてみました。傾向に差が出ましたので、タイプ別に細かく紹介します。「主体性があるタイプ」「どちらかといえば主体性があるタイプ」は「もっと裁量が欲しい」という回答の割合が多く、反対に「指示待ちタイプ」は「もっと細かい指示が欲しい」という傾向が読み取れます。しかし「どちらかといえば指示待ちタイプ」は割合の差がそれほどありませんでした。自由回答からも「適切な指示と、その指示の背景、次のステップなどを分かりやすく示してもらえれば、裁量のなかで適切に動けるようになる(20代)」「上司と考え方が違う時が大変(30代)」とあり、「指示は示してほしいが業務の進め方はある程度任せてほしい」のが本音のようです。
そのほかタイプ別の自由回答
指示待ちタイプ(「どちらかといえば指示待ちタイプ」を含む)
- 見て学べ、自分で考えたら? と非効率な指導や仕事の指示をされる(20代/もっと細かく指示が欲しい)
- 自分で考えないといけないことがある(20代/もっと細かく指示が欲しい)
- 周囲の考え方も総合して進めていくことが必要(30代/もっと細かく指示が欲しい)
- 自分だけの仕事をしていれば評価されるわけではない(40代/もっと裁量を与えてほしい)
主体性があるタイプ(「どちらかといえば主体性があるタイプ」を含む)
- 若い人材には裁量が与えられる機会が少ない(20代/もっと裁量を与えてほしい)
- 新卒からある程度の裁量権を与えられているが、身に余る責任を感じる(20代/もっと細かく指示が欲しい)
- 解決方法やアプローチの仕方は一つではないのに強制される(30代/もっと裁量を与えてほしい)
- 制約があったり、労力に対して成果が上がらない(40代/もっと裁量を与えてほしい)
仕事で大切にしていることとは?
大切だけど、大変なのが「人間関係」
最後に「仕事を進めるうえで大切にしていることがあれば教えてください」と質問したところ、圧倒的に多かったのは「人間関係」「コミュニケーション」でした。
- 会社内でのチームワーク、コミュニケーション(20代)
- 周りとの協力が大事だと思うので、細やかなコミュニケーションを取るようにしています(30代)
- 課内の連携がうまく運べるように、同僚に声を掛けて、進捗やどういったところにつまずくかを聞くようにしている(40代)
ほかにも「報・連・相(ホウレンソウ)」や「段取り」という回答が集まりました。
- 不明な点があれば、すぐに誰かに確認すること(30代)
- 意思疎通に誤解が生まれないよう正確な引き継ぎと報告をすること(40代)
- 徹底的に無駄を省き最小限の行動で終わるように事前に準備する(40代)
- 次に何をするかを決めて、今やることを決める(50代以上)
反対に「仕事を進めるうえで大変だと思うこと」も聞いてみました。「大切にしていること」と同様に、「人間関係」「コミュニケーション」が多数を占め、大切であるからこそ実践する苦労を身に染みて感じている人が多いようです。
- 人間関係が悪い職場は仕事も円滑に進められない(20代)
- 意見の対立が起きた時に、折衷案を考えるのが大変(30代)
- 他人に合わせる、ほかのメンバーを理解する(40代)
いかがでしたでしょうか? 大半の人が現状の仕事の進め方に不満を持ち、日々悩みながら働いていることが分かりました。今の仕事の進め方に不満や迷いを感じている人は、自分がどういうタイプでどういう働き方がしたいのかをあらためて見つめ直してみるのも良いかもしれませんね。
人気求人特集

豊富な転職・求人情報と転職ノウハウであなたの転職活動を支援する【マイナビ転職】。マイナビ転職は正社員の求人を中心に“日本最大級”常時 約8,000件以上の全国各地の豊富な求人情報をご紹介する転職・求人サイトです。毎週火・金更新であなたの希望の職種や勤務地、業種などの条件から検索することができます。職務経歴書や転職希望条件を匿名で登録するとあなたに興味を持った企業からスカウトされるサービスや、転職活動に役立つ職務経歴書サンプルや転職Q&A、会員登録をすると専門アドバイザーによる履歴書の添削、面接攻略など充実した転職支援サービスを利用できる転職サイトです。