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<ケンミン性を学ぶ>「宮城県」というより「仙台」と言うほうが、イメージがわいてきやすい宮城県 <ケンミン性を学ぶ>「宮城県」というより「仙台」と言うほうが、イメージがわいてきやすい宮城県

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「宮城県」というより「仙台」と言うほうが、土地のイメージがわいてきやすい宮城県。

仙台以外はどんな都市なのかイマイチ分からない…… という人も大丈夫!
宮城の文化は懐が広い! ってどういうこと?
食やレジャー、宮城にはどんな特性があるの?

宮城県民が地元以上に“あの県”を絶賛する理由

仙台青葉城にある仙台初代藩主・伊達政宗公の像。仙台市民の誇りだ

仙台青葉城にある仙台初代藩主・伊達政宗公の像。仙台市民の誇りだ

「出身は…… 仙台(から車で1時間くらいの所)です」

これは宮城県民が、「出身はどこ?」と聞かれた時の決まり文句だ。

人口約230万人を抱える東北の中心地・宮城県。東京からも東北新幹線に乗れば、県庁所在地・仙台までは約1時間30分とアクセス良好な場所にある。仙台は人口約100万人と日本の市のなかで11番目に人口の多い大都市(2017年10月1日現在/国土地理院)。仙台出張が決まったら、「牛タン食べたいな」「笹かまとずんだ餅をお土産に買いたいな」「やっぱり伊達政宗でしょ」とワクワクする。しかしながら、「仙台」ではなく、「宮城」と言われるとどんな印象を持つだろうか。

「日本三景の松島、それからフカヒレでしょ……」

ブランド総合研究所の行った『地域ブランド調査2015』によると、宮城県は都道府県魅力度ランキングで全国18位、観光意欲度は19位、居住意欲度17位と、なんとも微妙な位置。一方で仙台は、全市町村区中、魅力度ランキング20位、観光意欲度22位。居住意欲度は15位と、仙台には宮城県以上のブランド力が備わっていると言っていい。

「宮城県は仙台とそれ以外と言ってもいいくらい、仙台のブランド力は圧倒的。そのため、県内で市町村同士の争いもほとんど見られない」とブランド総合研究所の田中章雄代表が語るように、仙台ブランドのお陰で宮城県は均衡が保たれ、全国的な知名度を誇ることができている。宮城県民の出身者が皆「仙台(から○時間)出身」と仙台ブランドに頼るのは無理もないのだ。

とはいえ宮城県には、知られていないだけで、仙台以外にも魅力がたくさんある。では、実際に宮城県に住んでみると、どんな生活が待っているのだろうか。

宮城県民の休日、目指す場所は「山形」!?

宮城県は大きく4つのエリアに分けられる。1つは、岩手県にほど近い栗原や大崎を中心とした「県北エリア」。2つ目が気仙沼や石巻のある「三陸エリア」。3つ目が「仙台・松島エリア」。4つ目が福島県に近い蔵王や秋保などのある「県南エリア」だ。

宮城県が素晴らしいのは、縦横に高速道路や国道が走っているところ。仙台市中心部から約1時間半から2時間で隣県に行けてしまうほどアクセスがいい。

仙台市太白区秋保町にある秋保大滝

仙台市太白区秋保町にある秋保大滝

「やっぱり宮城県民の休日は、ドライブですよ。夏は山のほうに車を走らせて山形でさくらんぼ狩りをして、それで帰りに温泉に入って、道の駅に寄る。これが楽しみなんです」

こう語るのは、県北エリア大崎市出身の男性。宮城と山形の間には、県を結ぶ大きな国道が東西にいくつも走っており、宮城県内の大体どのエリアからも山形へアクセスしやすい。だから休日は、ちょっと1時間半ほど車で走って山形に行くか、というのが定番だ。

また、山形へ向かうまでの山岳エリアには秋保温泉・作並温泉・鳴子温泉や蔵王などの高原リゾートがたくさんある。だからこそ、山形まで行かずとも癒しの空間を与えてくれる。また、海のほうへのアクセスも良好なので、休日に海釣りをする男性もとても多いという。

しかし、こうした遊びが楽しめるのは基本的に春から秋まで。冬になると、スキーやスノーボードは楽しめるが、「寒いから基本的にじっとしている」(前出の男性)のが定番の宮城休日スタイルらしい。というのも、山形までの道路は、冬の季節には雪のために通行止めになる所もあり、宮城県民癒しスポットへのアクセスも途絶える。なので、山のほうへ温泉に行くくらいだという。

宮城県民はとにかく「餅」と「ホヤ」と「麺」が好き

餅に納豆を絡めて食べるのも宮城県民ならでは

餅に納豆を絡めて食べるのも宮城県民ならでは

休日のイメージがわいたところで気になるのは、やっぱり食べ物。「食材王国みやぎ」をうたっているのだから、一体何がおいしいのか気になるところだ。やっぱり牛タン? 魚介? 肉? おすすめの食べ物への期待に胸を膨らませる。

「うーん、やっぱり餅じゃない?」(宮城県大崎市出身の男性)

え、餅?

宮城県は栗原市などの県北エリアを中心に平野が広がっており、稲作が非常に盛んだった。そのため、昔から米がたくさん収穫され、県民はお餅をあらゆる形で食べてきた。特別な日に限らず、普段から食べているのだという。

おなじみのアンコやずんだに絡めて食べるだけではない。なんと、エビやクルミ、納豆をそれぞれ絡めた餅、生姜とお醤油を絡めたしょうが餅、ドジョウと擦ったゴボウを絡めたふすべ餅など、見た目のインパクトも大きい。これらの餅を愛せるようになったら、一人前の宮城県民だ。

ホヤの酢の物

ホヤの酢の物

海産物でソウルフードと言っていいのが、ホヤ。宮城以外の地域ではなじみがないが、ホヤ酢という酢の物で食べるのが宮城では一般的だ。新鮮なものであれば、刺身で食べるのも美味で、都内では天ぷらや炭火焼にして食べられる店もあるという。

また、仙台と言えば、「冷やし中華発祥の地」という説もあるように、宮城県民はとにかく麺類が好き。宮城でよく食べられる麺類として、「冷やしラーメン」「ざる中華」「冷麺」がある。ざる中華は、ただラーメンの麺を麺つゆで食べるだけのメニューで、食欲のない夏にはもってこい。どれも関東以南に住む人にはあまりなじみのないメニューだが、これらはまさに夏の定番らしい。

しかしこれらのメニュー、よくよく考えてみると、発祥は宮城県ではない。ざる中華は東北全域で食べられるもので、冷やしラーメンは山形発祥、冷麺は岩手発祥と言われているものだ。

「宮城は東北のあらゆるエリアから人も文化も入ってきた“東北の受け皿”。だから、他県の食文化も自然と根付いているんです」(宮城県東京事務所職員)

宮城の発展を支えてきたのはまさかの山形県民だった!?

なかでも山形は食文化以外の面でも、宮城に大きな影響を与えてきたという。宮城県東京事務所職員の男性はこう語る。

「山形県民は理屈は語らず、黙々と働き実を得るという印象があります。実際、宮城県の色麻町に戦後食糧難時代に開拓民として入殖した山形県民の開拓集落(戦後、民間に払い下げられた大日本帝国軍の演習地)があるのですが、山形県民の働きが県内で高い評価を得ていたのも事実です」

宮城県に接している山形のエリアは山岳地帯が広く、稲作などを行える土地に乏しかった。そのため山の食材を元にした食文化が非常に発展する一方、入殖に限らず、山形から宮城に出稼ぎに来る人も多かった。工事などでも山形から宮城に来る施工業者が多く、いずれも評価も高かったそう。

「歴史的に山形は伊達政宗の出身地であるなど、昔から宮城との交流があったようです。また、宮城県民は日帰りで、山形へ観光に出かける方も多い。東日本大震災の時には、最上町から南三陸に毎日のようにおにぎりを運んでいただいたようです。山形県の皆さま方の思いやりには感謝です」(前出の宮城県東京事務所職員)

宮城の話を聞きに来たのに、まさかの“山形推し”……。休みの日は山形に遊びに行く、山形発祥の食べ物が好き、支えてくれたのは山形県民だと感謝する――。もし宮城に住むことになったら、山形に支えられている現実を日々忘れないようにしたい。

都会らしさと田舎らしさが共存「ちょうどいい暮らし」ができる県

宮城県の北部に位置する栗原市では、移住定住への取り組みを積極的に行っている

宮城県の北部に位置する栗原市では、移住定住への取り組みを積極的に行っている

これまで見てきたように、宮城県は都会と田舎がほどよくミックスされた「ちょうどいい」暮らしができる場所だ。仙台に居れば都会の生活も楽しめて、東京まで新幹線なら1時間半と便利な暮らしができる。

一方、休日は1時間から2時間も車を走らせれば、山も海もあり、他県にもアクセスができる。いきなり都会から田舎で暮らすのは抵抗がある。でも、自然を身近に感じたいという人にはうってつけの場所ではないか。では、宮城県民はどんな人が多いのだろうか。

「農山漁村では、『うちの集落は閉鎖的で保守的で……』という声をよく聞くことがありましたが、最近は、外部の方々を受け入れる移住体験の取り組みが行われたり、特に震災以降は、被災地支援で訪れたボランティアの方々と交流を続けることで、県外の方々との交流が活発化している事例も多くなっています。そういった流れで、他県の方の受け入れ態勢は整ってきていますね」(宮城県東京事務所職員の男性)

もともと仙台は“支店経済”と言われるように、首都の大企業の支店があり、外部の人が多く、さまざまな人を受け入れてきた。また、山形県民の力を借りるなどしてさまざまな場所で発展してきたが、それが若者の人口減や震災などの影響から宮城県全体に広がってきている。仙台ブランド一極集中から抜け出す意味でも、仙台以外のエリアでも他県民の力を借り、積極的に生かすことが必要ではないだろうか。

ジモーちゃんのつぶやき(・o・)

仙台のイメージが強い宮城県だったけど、ケンミン性を細かく見ていくと、隣県の文化が混ざり合って大らか、かつマジメと印象が変化したジモ!

特に東京から1時間半、車を出せば自然いっぱい…っていう環境は都会にちょっと疲れちゃったな…… って人には最適かも。まずはお餅を食べてイメトレをするジモ~!

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