
理系といえば、「クラス内は男性ばかりで女性がほとんどいない」という環境で、出会いの機会が少ないイメージがありますが、社会人になってからはどうでしょうか? そこで、理系学部を卒業した20~39歳の男性200人にアンケートを実施。理系職・文系職(※)に回答を分けて、それぞれの恋愛事情を調査・比較してみました!
※本記事では、理系職・文系職を以下に定義しています
◎理系職:建築・土木技術者、ITエンジニア、ものづくりエンジニア、バイオ系研究開発、WEB関連、整備士・メカニックなどの職種
◎文系職:営業、販売・サービス、医療・福祉サービス、事務・企画・経営などの職種
理系職の4人に一人が「恋人はいらない」!?
まず、「現在の恋人または配偶者の有無」について聞いてみたところ、「恋人がいる」と答えた人は15.5%、「配偶者がいる」と答えた人は51.0%で、全体の6割強の結果に。理系職、文系職の職種別に見ても、目立った差はありませんでした。
そこで現在、恋人・配偶者がいない人に恋人の募集状況について質問してみました。
現在の恋人の募集状況は?


文系職は「近いうちに欲しい(1年以内)」(50.0%)、次いで「今すぐ欲しい」(25.0%)という結果に。恋人が欲しいという回答が4分の3を占める結果になりました。
対して理系職は「近いうちに欲しい(1年以内)」(29.4%)、「今すぐ欲しい」(17.6%)という結果にとどまりました。「しばらくいらない」(29.4%)は「1年以内に欲しい」と回答数が同じに。更に23.5%の人が「一生いらない」と回答。これは理系職のほぼ4人に一人にあたります。
恋愛よりも仕事に集中したいのか、はたまた恋愛に興味がないのか、理系職の半数近くの人があまり恋人づくりに積極的ではないようです。
理系職の出会いの場は、職場外にアリ!?
恋人・配偶者がいる人には、現在のパートナーにどこで出会ったのかも調査してみました。
恋人・配偶者と知り合ったきっかけ、場所は?

その結果、「職場の同僚・先輩・後輩」が最も高かったものの、職種別に見ると文系職の36.2%に比べ、理系職は18.6%と約半数の結果にとどまりました。
一方、「合コン」を通じて出会った人の割合は、文系職が6.4%であるのに対して理系職は14.3%と、その差は2倍超! 文系職より合コンに参加する回数が多いのか、あるいは理系職は「合コンモテ」するのか定かではありませんが、「友人・知人の紹介」と同率3位という結果。やはり社会人になっても理系は「職場に出会いがない」のでしょうか? ものづくりエンジニアとして働く既婚男性2人に話を聞いてみました。
「もちろん職場内でくっつく人もいますけど、ほかの業界に比べたら少ないと思います。むしろ、社内恋愛があると、結構な大事件(笑)。そもそも、職場に女性が少ないし、恋愛経験も乏しい人が多いから、下手に付き合ってドロドロになられたら困る」(40代・男性)
「自分は奥さんとは、趣味関連で出会いました。外に出ないと、なかなか女性と出会う機会はないと思いますね」(40代・男性)
既婚者のインタビューでは、パートナーは「職場外」に求めた様子。恋人が欲しいと思ったなら、自分の好きなことに目を移して積極的にリアルな場に参加するのが、出会いの確率を高めることになりそうです。
<調査概要>
調査実施時期:2015年12月24日~25日
調査対象者:全国の理系学部(高等専門学校・大学・大学院)を卒業した20~39歳の男性で、現在就業中の方(雇用形態は不問)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:200名