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Vol.8 経験・スキルともに十分の挑戦者に、面接官が感じた唯一の不安とは……

Web制作会社に勤務し、Webサイトに関わるさまざまな業務をこなしてきた挑戦者。幅広い経験を強みに、さらなるキャリアアップを目指して転職を決意した。職務経歴書を見る限り、十分なスキルの持ち主と期待を寄せた面接官は、その実力を推し量るべく、踏み込んだ質問を繰り返す。さらに話題は仕事以外のことにまでおよび、戸惑いを隠せない挑戦者。そこには面接官のある意図が隠されていたのだが……。

今回の挑戦者

面接挑戦者のプロフィール写真

挑戦者:大山さん(仮名) 応募業種:Web制作会社 応募職種:Webディレクター 年齢:28歳・女性
【20代後半】【クリエイティブ】【ステップアップ転職】

大学卒業後、Web制作会社に入社。クリエイティブ部門に配属され、企画提案から記事コンテンツの執筆、編集、SNS運用などの業務をこなす。また、ディレクターとしてプロジェクト全体の進行管理を行い、マネジメント能力も磨いてきた。5年間、Web制作の現場で多岐にわたる業務を経験してきたが、自分の軸となる得意分野を開拓したいと、さらに成長できる環境を求めて転職活動を始めた。

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前編の見どころ

今回の募集職種はWebディレクター。そこで面接官は、実践的な能力や前職での実績について、具体的な仕事内容をたずねた。挑戦者は事例を交えながら、ディレクターとして多くのスタッフをまとめ、滞りなく業務を遂行してきたとアピール。まじめで丁寧な仕事ぶりに好感を持った面接官は、仕事のクオリティについてさらに言及する。

中編の見どころ

面接官が転職理由をたずねると、現在の業務内容への不満が漏れた。しかし、挑戦者がやりたいと考えている業務に、転職先で必ずしも携われるわけではない。社員として、与えられた仕事をきちんと遂行できるか疑問に感じた面接官は、「希望に沿った仕事は確約できない」と念を押す。
挑戦者の仕事への思いと、会社が求める人材にミスマッチはないか。面接官が感じた不安を、挑戦者はぬぐい去ることができるだろうか。

後編の見どころ

能力的には十分に評価できると判断した面接官だが、もっと挑戦者の人となりが知りたいと感じた。まじめな人柄であることは伝わってくるが、一緒に楽しく仕事ができる人物であるか、社風とマッチするか、という部分に少し不安を感じたのだ。
そこで視点を変え、仕事を通じてのコミュニケーションの取り方や、個人的な趣味にまで話題を広げていった。挑戦者にとっては、魅力ある人間性を伝えて、好感度を上げるチャンスとなるだろう。

挑戦者はどう答えたか?緊迫のシーンを振り返る!

【POINT1】どんな状況でも冷静で客観的

面接全体を通して、しっかりと落ち着いた態度で対応していた挑戦者。質問内容は多岐にわたり、かなり突っ込んだ厳しい質問も多かった。しかし挑戦者は、逃げることなくきちんと考え、冷静に対処していた。追い詰められた状況にこそ、その人の本質があぶり出される。面接官はそれを見逃さない。 答えにくい質問にもきちんと向き合い、的確に答える姿勢には、ビジネス上のさまざまな困難にも冷静に対処してくれるだろうという期待と、信頼できる人柄を感じさせ、高い評価につながった。

【POINT2】レスポンスの良さ

相手の質問をきちんと理解し、適切な回答ができるかどうか。挑戦者のビジネス上の基礎的な能力を確認するために、面接官が特に注意を払って見ているポイントの一つだ。今回の面接では、「サイトを見た印象はどうか」という質問に対しても、挑戦者は自分の意見を明確に、順序立てて分かりやすい説明を行っており、レスポンスの良さが印象的だった。 頭の回転が速く、その場の状況に応じて的確に判断できる。ビジネスにおいても十分に通用する理解力と、コミュニケーション能力の高さをうかがい知ることができた。

【POINT3】人柄が伝わりにくい

面接では、できるだけ弱点は見せたくないと思うあまり、ついついガードが堅くなり、その人の人間性が覆い隠されてしまうことも多い。しかし採用する側にとっては、社風に合った人柄かどうかという点も、判断基準の一つとしてチェックしたいところ。
今回、後半で個人的な話題に関する質問をしたのには、そうした背景もあった。それに対して挑戦者は、ライブやコンサートが好きというエピソードを披露したが、言葉ほどに感情が伝わってこなかったのが残念。もう少し肩の力を抜いて、「こんなことに夢中です」「実はこんな一面もあります」などと、自分をさらけ出してみる勇気も必要だ。人となりや新たな一面に魅力を感じ、親近感を持ってもらえれば、さらに好印象を持たせられたのではないだろうか。

回答のコツを伝授!面接官からのアドバイス

今回、仕事以外の話題にかなり踏み込んだのは、ちょっと特殊なパターンだったかもしれません。まじめでしっかりしたタイプで、スキルも十分。優等生的な印象が強かっただけに、実はその人間性に少し不安を感じました。柔軟性はあるか、協調性はあるか。会社の中でうまくやっていけるタイプの人なのか。その確認が狙いでした。
仕事以外の話題では、もう少し感情をあらわにして、違う一面を見せてくれると、もっと親しみを感じてもらえたのではないでしょうか。同レベルのスキルを持つ人が複数いて、どの人を選ぶか迫られた時、最終的な判断基準はその人間性。「この人と仕事をしたい」「楽しく一緒に仕事ができそう」、面接官にそう思ってもらえるような人間性をアピールできると、グッと採用が近づきます。

挑戦者の感想

予想以上に厳しい面接で、かなり苦しかったです。想定していた質問でも、回答するとさらに突っ込みを入れられてしまい、次の答えが準備できていない。動揺を表さないようにするのに必死でした。そのため、常に面接官のペースで進められ、自分が本当に伝えたいことを言うチャンスをうまく作れなかったのが反省点です。
人間的な魅力が伝わりにくかった、という指摘のとおり、自分の感情を表現するのはあまり得意な方ではないかもしれません。もう少し意識して、好印象を持たれる努力をしてみたいと思います。

今回の面接の心得

  • 冷静に落ち着いた態度で対応する
  • 質問の意図をしっかりくみ取る
  • 仕事以外の質問にも意図がある
  • 「一緒に仕事したい」と思わせる人間性をアピールする
今回の面接官 Profile
細田 咲江さん
細田 咲江さん

早稲田大学卒業後、流通会社で12年間、主に人事部に従事。1994年に上田晶美さんとともにハナマルキャリアコンサルタントを設立。現在は、埼玉女子短期大学にて准教授としてキャリアに関わる授業を展開。
また、高校生や大学生の就職、社会人の転職、主婦向けの再就職に関する講演・執筆など幅広く活躍中。近著では、転職の最新ノウハウを満載した「転職 書類」「転職 面接」(すばる舎発行)が話題になっている。

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