内定後のお礼状の書き方【ケース別】例文あり
掲載日:2026年07月02日
執筆者尾田 ニコ
ライター、元大手通信会社役員秘書・ビジネスマナー研修講師
記事まとめ(要約)
- 内定のお礼状は必須ではなく、送らなくても内定取り消しにはならない
- 手紙は遅くとも1週間以内、メールは当日から翌営業日までに送る
- お礼状では内定への感謝と入社意思を簡潔に伝えよう
転職活動や就職活動で内定の連絡を受けたあと、「お礼状は送るべき?」「どのように書けばいい?」と迷う人もいるのではないでしょうか。
この記事では、内定のお礼状の基本的な書き方や、例文、好感を持たれる送り方などを解説します。
内定のお礼状とは?
内定のお礼状とは、企業から内定の連絡を受けたあと、採用してもらったことへの感謝を伝えるために送る手紙やメールのことです。選考でお世話になったことへのお礼や、入社に向けた前向きな気持ちを伝える役割があります。
内定のお礼状は必須ではない
内定のお礼状は、必ず送らなければならないものではありません。送らなかったからといってマナー違反になるわけではなく、内定取り消しにつながることも通常はありません。
最近の就職・転職活動では、企業とのやりとりがメール中心で進むケースも多くあります。そのため、内定承諾の返信メールの中で感謝を伝えれば、お礼状の役割を十分に果たせる場合もあります。
大切なのは、お礼状の有無よりも、企業からの連絡に誠実かつ期限内に対応することです。
内定のお礼状を書くメリット
内定のお礼状を書くメリットは、内定への感謝とお世話になったことへのお礼を伝えられることです。企業は、選考を通じて多くの時間をかけて応募者と向き合っています。そのことへの感謝を丁寧に伝えることで、誠実な印象につながります。
また、入社後、会社にどのように貢献したいのかといった意欲をあらためて伝えることで、好感と信頼を得られるでしょう。
内定のお礼状の基本的な書き方
内定のお礼状は、ビジネス文書として失礼のない形でまとめることが大切です。
主な構成
内定のお礼状は、一般的に「頭語」「時候のあいさつ」「相手を気遣う一文」「内定への感謝」「入社に向けた意欲」「結びのあいさつ」「結語」「作成日」「差出人」「宛先」といった流れで構成します。
メールの場合は、手紙ほど形式的なあいさつは必要ありませんが、「宛名」「内定への感謝」「入社に向けた意欲」「署名」を入れると良いでしょう。いずれの場合も、長く書きすぎず、感謝と意思が伝わる文面を意識します。
書き出しのあいさつ(頭語)
お礼状では、冒頭に「拝啓」と書くのが一般的です。「拝啓」は、ビジネス文書でもよく使われる丁寧な書き出しです。
結びには、頭語に対応する「敬具」を使います。「謹啓」「謹白」など、より改まった表現もありますが、内定のお礼状では「拝啓」「敬具」で問題ありません。
メールの場合は、冒頭に以下のように宛名を入れます。
株式会社○○
人事部 採用ご担当
▲▲様
この時、名前や企業名、敬称の誤りには注意しましょう。
時候のあいさつ
時候のあいさつとは、季節に応じたあいさつの言葉です。手紙では、頭語のあとに入れると丁寧な印象になります。
月ごとの例は以下のとおりです。
1月:新春の候、厳寒の候
2月:立春の候、余寒の候
3月:早春の候、春暖の候
4月:陽春の候、春暖の候
5月:新緑の候、薫風の候
6月:初夏の候、梅雨の候
7月:盛夏の候、猛暑の候
8月:残暑の候、晩夏の候
9月:初秋の候、秋涼の候
10月:秋晴の候、紅葉の候
11月:晩秋の候、向寒の候
12月:師走の候、寒冷の候
例えば、4月に送る場合は「拝啓 陽春の候」と書き始めます。メールの場合は、頭語と時候のあいさつを省略しても問題ありません。「お世話になっております」から始め、内定への感謝を簡潔に伝えるほうが自然です。
相手を気遣う一文
時候のあいさつに続けて、相手の会社の発展や担当者への気遣いを表す一文を入れます。
企業宛ての場合は、以下のような表現が使えます。
- 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
- 貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます
- 貴社におかれましては、ますますご発展のこととお慶び申し上げます
担当者個人に宛てる場合は、以下のような表現が使えます。
▲▲様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
企業宛か個人宛かによって適した表現が異なる点に注意しましょう。
内定への感謝の言葉
お礼状でもっとも大切なのは、内定をもらったことへの感謝を明確に伝えることです。
- このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます
- 貴社より内定を賜りましたこと、心より御礼申し上げます
- 採用内定のご通知をいただき、大変光栄に存じます
このように、内定への感謝は本文の早い段階で伝えましょう。併せて、「選考でお時間を割いていただき感謝申し上げます」など、お世話になったことへのお礼も添えると、より丁寧な印象になります。
入社に向けた意欲や今の気持ち
内定を承諾する場合は、感謝に加えて入社に向けた意欲を伝えます。
「一日も早く貴社に貢献できるよう努めてまいります」「貴社の一員として働けることを大変うれしく感じております」など、前向きな気持ちを簡潔に書きましょう。お礼状の目的は自己アピールではありませんので、長い自己PR文を書く必要はありません。
結びのあいさつ(結語)
本文の最後には、今後の指導をお願いする一文や、企業の発展を願う言葉を入れます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
手紙の場合は、結びのあいさつのあとに「敬具」と記載します。
作成日・送付日
手紙の場合は、本文のあとに作成日または送付日を記載します。日付は、西暦でも和暦でも構いません。
例:
2026年6月1日
令和8年6月1日
メールの場合は送信日時が残るため、本文中に日付を入れる必要はありません。
差出人の氏名
手紙の末尾には、差出人である自分の氏名を記載します。封筒の裏面にも、自分の住所と氏名を忘れずに記載します。
メールの場合には、最後に署名を入れます。自分の名前、電話番号、メールアドレスを記載しましょう。
宛先(企業名・担当者名)
宛先は、内定連絡をくれた採用担当者宛てにするのが一般的です。担当者名が分かる場合は、「株式会社○○ 人事部 採用ご担当 ▲▲様」とします。
担当者名が分からない場合は、「株式会社○○ 人事部 採用ご担当者様」と記載しましょう。
メールの場合は、冒頭で宛名を記載しますので、文末に宛先を入れる必要はありません。
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内定のお礼状の手紙・メールの例文【ケース別】
ここからは、内定を承諾する場合と辞退する場合に分けて、手紙とメールの例文を紹介します。
内定を承諾する場合
内定を承諾する場合は、内定への感謝と入社の意思を明確に伝えることが大切です。
お礼状では、「内定をいただきありがとうございます」という感謝に加え、「謹んでお受けいたします」といった承諾の意思を入れましょう。以下に、手紙とメールの例文を紹介します。
手紙
拝啓 陽春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは、採用内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。貴社より内定を賜りましたこと、大変光栄に存じます。
選考の過程では、▲▲様をはじめ皆さまに貴重なお時間をいただき、仕事内容や貴社の事業について理解を深めることができました。面接を通じて、貴社の一員として働きたいという思いがより一層強くなりました。
つきましては、貴社からの内定を謹んでお受けいたします。入社後は一日も早く業務に慣れ、貴社に貢献できるよう努めてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
敬具
2026年●月●日
(名字 名前)
株式会社○○
人事部 採用ご担当
▲▲様
手紙の場合、縦書きはより丁寧な印象を与えやすい形式です。
ただし、横書きがマナー違反になるわけではありません。ビジネス文書として読みやすく整っていれば、横書きでも問題なく使えます。
メール
件名:内定のお礼/(名字 名前)
株式会社○○
人事部 採用ご担当
▲▲様
お世話になっております。
このたび内定のご連絡をいただきました、(名字 名前)です。
先日はお忙しいところ、面接のために貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
また、このたびは採用内定のご連絡をいただき、重ねて御礼申し上げます。
貴社より内定をいただけましたこと、大変光栄に存じます。
選考を通じて、貴社の事業内容や業務への理解が深まり、貴社の一員として働きたいという思いがより一層強くなりました。
つきましては、貴社からの内定を謹んでお受けいたします。
入社後は一日も早く業務に慣れ、これまでの経験を生かしながら貴社に貢献できるよう努めてまいります。
至らぬ点もあるかと存じますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
まずはメールにて恐縮ですが、内定のお礼と承諾のご連絡を申し上げます。
--------------------------------------------
名字 名前
〒000-0000
□□県□□市□□0-0-0(自宅住所)
電話:090-0000-0000
メールアドレス:myoji_namae@xxxx.ne.jp
--------------------------------------------
内定を辞退する場合
内定を辞退する場合は、電話またはメールで速やかに辞退の意思を伝えることが大切です。
企業は基本的に、内定者の入社を前提に準備を進めています。辞退を決めたにもかかわらず連絡が遅れると企業に迷惑をかけてしまうため、意思が固まった時点で早急に連絡を入れるのがマナーです。
なお、内定辞退の場合に送る文章は、「お礼状」というよりも、辞退へのお詫びを伝える「詫び状」に近いものです。電話やメールで辞退を伝えたうえで、より丁寧にお詫びしたい場合に送ると良いでしょう。
手紙(詫び状)
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは、採用内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。選考に際しましては、▲▲様をはじめ皆さまに貴重なお時間をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
このようなありがたいご連絡をいただきながら誠に恐縮ではございますが、慎重に検討を重ねた結果、貴社の内定を辞退させていただきたく存じます。
面接を通じて貴社の事業内容や仕事内容について理解を深めることができ、大変貴重な機会となりました。それにもかかわらず、このようなお返事となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
また、採用に向けてお時間を割いていただいたにもかかわらず、ご期待に添えない結果となり、誠に申し訳ございません。
本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、書面でのご連絡となりますことを重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
敬具
2026年●月●日
(名字 名前)
株式会社○○
人事部 採用ご担当
▲▲様
メール(詫び状)
件名:内定辞退のお詫び/(名字 名前)
株式会社○○
人事部 採用ご担当
▲▲様
お世話になっております。
このたび内定のご連絡をいただきました、(名字 名前)です。
先日は採用内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
選考に際しましては、▲▲様をはじめ皆さまに貴重なお時間をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
このようなありがたいご連絡をいただきながら誠に恐縮ではございますが、慎重に検討を重ねた結果、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重なお時間を割いて選考していただいたにもかかわらず、このようなお返事となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
本来であれば直接お詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますことを重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
--------------------------------------------
名字 名前
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内定のお礼状は手紙とメールどちらがいい?
内定のお礼状を送る場合、手紙とメールのどちらが良いか迷う人もいるでしょう。
より丁寧な印象を与えやすいのは手紙ですが、転職活動ではメールでのやりとりが一般的なケースも多くあります。企業との関係性や、これまでの連絡手段に合わせて選びましょう。
手書きが向いているケース
手書きの手紙は、時間をかけて丁寧に書いた印象が伝わりやすい方法です。格式を重んじる企業や、選考中に採用担当者と深く関わった場合には、手紙でお礼を伝えることで誠実さが伝わることもあります。
ただし、手紙は相手に届くまでに時間がかかります。急ぎで返事をする必要がある場合は、まずメールや電話で連絡し、その後必要に応じて手紙を送ると良いでしょう。
メールが向いているケース
企業とのやりとりが主にメールで行われていた場合は、お礼状もメールで送って問題ありません。特に転職活動では、面接日程の調整や内定通知、入社手続きの案内などがメールで進むケースも多いです。
また、内定通知への返信を早くしたい場合や、入社意思をすぐに伝える必要がある場合もメールが向いています。件名には「内定のお礼/氏名」など、用件が分かる内容を入れましょう。
本文では、企業名や担当者名を省略せず、手紙と同じように丁寧な言葉遣いを心掛けることが大切です。
迷った時の判断基準
手紙とメールで迷った時は、これまでの企業との連絡手段に合わせるのが基本です。メール中心でやりとりしていた場合は、メールで問題ありません。
一方、内定承諾書などの書類を郵送する予定がある場合は、手書きのお礼状を同封すると丁寧です。これまでのやりとりの雰囲気や、手紙を送る流れが自然にあるかどうかを踏まえて、相手に違和感なく受け取ってもらえる方法を選ぶと良いでしょう。
内定のお礼状はいつまでに送る?遅れた場合は?
内定のお礼状は、内定の連絡を受けたらできるだけ早めに送るのが基本です。感謝の気持ちは、時間がたちすぎると伝わりにくくなるため、タイミングを逃さないようにしましょう。
送るタイミングの目安(当日~1週間)
メールでお礼を伝える場合は、内定の連絡を受けた当日、遅くとも翌営業日までに送るのが望ましいでしょう。
手紙で送る場合は、内定の連絡を受けてから数日以内、遅くとも1週間以内を目安に投函します。
ただし、内定を承諾するか迷っている段階で、承諾の意思を示すお礼状を送るのは避けましょう。検討中の場合は、まず回答期限を確認し、必要に応じて「●日までにお返事いたします」と連絡します。
遅れた場合の対応
お礼状を送るタイミングが遅れてしまった場合でも、感謝を伝えたい気持ちがあるなら、遅れたことへのお詫びを添えて送ると良いでしょう。
例えば、メールでは「ご連絡が遅くなり恐れ入ります。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました」と書き出します。ただし、内定承諾の回答期限を過ぎている場合は、お礼状よりも先に電話やメールで速やかに連絡しましょう。
内定のお礼状を内定承諾書と一緒に送る場合のポイント
内定承諾書や入社関連書類を郵送する場合は、お礼状を添えて送ると丁寧です。この場合のお礼状は、単独のお礼状というよりも、送付書類に添える「添え状」の役割も持ちます。
添え状として同封する方法
内定承諾書と一緒にお礼状を送る場合は、内定への感謝、内定を承諾する意思、同封書類の案内を入れます。
例えば、「内定承諾書を同封いたしますので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます」と記載します。お礼の言葉だけでなく、何の書類を送ったのかが分かるようにすることが大切です。
書類の重ね方と入れ方
書類を同封する際は、相手が開封した時に内容を確認しやすい順番に整えます。一般的には、上からお礼状または添え状、内定承諾書、その他の提出書類の順に重ねます。
書類の向きはそろえ、折り目や汚れがつかないように注意しましょう。封筒に入れる前に、記入漏れや押印漏れがないか確認することも大切です。
クリアファイルの活用
内定承諾書やお礼状を郵送する際は、書類をクリアファイルに入れると安心です。配送中に書類が折れたり、雨で濡れたりするのを防ぎやすくなります。
クリアファイルは、無地で透明なものを選びましょう。色や柄が派手なものは避けるのが無難です。
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封筒・郵送方法のマナー
手紙のお礼状や内定承諾書を郵送する場合は、封筒の書き方や郵送方法にも注意が必要です。文面が丁寧でも、宛名の書き方や書類の扱いが雑だと、相手に良い印象を与えにくいため気を付けましょう。
返信用封筒がある場合
企業から返信用封筒が同封されている場合は、基本的にその封筒を使って返送します。
返信用封筒の宛先に会社名が記載されており、「行」や「宛」と書かれている場合は、二重線で消して「御中」または「様」に書き換えましょう。部署宛てであれば「御中」、担当者個人宛てであれば「様」を使います。
封筒の裏面の継ぎ目の左側に、自分の住所・氏名を記載します。就職活動やビジネスシーンでは、郵便番号・住所・氏名を省略せずに正式名称で書きます。封筒はセロハンテープではなく、のりでしっかりと封をすることも忘れないでください。
返信用封筒がない場合
返信用封筒がない場合は、自分で封筒を用意します。内定承諾書などA4サイズの書類を折らずに送る場合は、角形2号サイズの封筒を選ぶと良いでしょう。この時、中身が透けない封筒を選ぶことが大切です。
封筒の表面には、企業の住所・企業名・部署名・担当者名を正式名称で記載します。裏面の継ぎ目の左側に、郵便番号・住所・氏名を書きます。
配達料金が不足していると相手に迷惑がかかるため、料金が心配な場合は郵便局の窓口から送ると安心です。
お礼状のみを送る場合
お礼状のみを送る場合は、白無地で中身が透けない二重封筒が基本です。派手な色柄は、ビジネス文書には適していません。茶封筒は事務用のためお礼状には不向きです。
封筒のサイズは、便箋を三つ折りで入れられる「長形3号」(A4用)や「長形4号」(B5用)が一般的とされています。
改まった手紙では、便箋が1枚で終わる場合に白紙の便箋を1枚添える考え方もあります。必須ではありませんが、より丁寧な印象にしたい場合は意識すると良いでしょう。本文を無理に長くする必要はありません。
内定のお礼状を書く時の注意点
内定のお礼状を書く際は、丁寧さだけでなく、読みやすさや正確さも大切です。形式に気を取られすぎず、相手に失礼なく感謝が伝わる文面を心掛けましょう。
誤字脱字に気を付ける
お礼状を送る前に、誤字脱字がないか必ず確認しましょう。特に、企業名、部署名、担当者名の間違いは失礼にあたります。
手書きの手紙の場合は、書き損じたら修正テープや修正ペンを使わず、新しい便箋に書き直すのが基本です。
シンプルな便箋・封筒を選ぶ
手紙で送る場合は、白無地のシンプルな便箋・封筒を選びます。
お礼状は、個性を出すことよりも、相手に失礼なく感謝を伝えることが目的です。派手なデザインやカジュアルすぎる便箋は避けましょう。
長くなりすぎないようにする
お礼状は、長く書けば良いというものではありません。採用担当者は多くの業務を抱えているため、要点が分かりやすい文面にすることが大切です。
あくまでも内定への感謝、入社意思、今後への意欲を簡潔にまとめることを意識しましょう。
コピペにならないようにする
例文を参考にするのは問題ありませんが、そのままコピペすると形式的な印象になってしまうことがあります。
選考で印象に残ったことや、入社を決めた理由を一文だけでも加えると、自分の言葉として気持ちが伝わりやすくなります。
内定のお礼状に関するよくある疑問
最後に、内定のお礼状に関するよくある疑問を紹介します。
内定のお礼状はどこ宛てに送る?本社?それとも配属先?
内定のお礼状は、基本的には内定連絡をくれた採用担当者宛てに送ります。採用窓口が本社の人事部であれば、本社の人事部宛てに送るのが一般的です。
配属先の部署がすでに決まっている場合でも、企業から特に指示がなければ、まずは採用担当者宛てで問題ありません。配属先に直接送ると、社内での確認に手間がかかる可能性もあります。
担当者名が分からない場合は、「人事部 採用ご担当者様」と記載しましょう。
内定のお礼状を送らないと内定取り消しになる?
内定のお礼状を送らなかったことだけを理由に、内定が取り消されることは通常ありません。お礼状は、あくまで感謝や入社意欲を伝えるための任意のものです。
ただし、内定通知への返信や内定承諾書の提出など、企業から求められている手続きを怠ると、入社意思が確認できないと判断される可能性があります。お礼状の有無よりも、期限内に必要な返答をすることが大切です。
内定のお礼状は縦書きと横書きどちらがいい?
手紙のお礼状は、縦書きのほうがより改まった印象を与えやすいとされています。手書きで丁寧に感謝を伝えたい場合は、縦書きを選ぶと良いでしょう。
一方で、横書きがマナー違反というわけではありません。お礼状や添え状をパソコンで作成する場合は、横書きでも問題ありません。
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まとめ
内定のお礼状は、必ず送らなければならないものではありません。しかし、内定への感謝や入社に向けた意欲を丁寧に伝えたい場合には有効です。
手紙で送る場合は、「頭語」「時候のあいさつ」「内定への感謝」「入社意欲」「結びのあいさつ」など、基本的な構成を押さえましょう。メールで送る場合も、件名や宛名を整え、感謝と入社意思を分かりやすく伝えることが大切です。
メールであれば内定をもらった当日から翌営業日まで、手紙であれば遅くとも1週間以内を目安に送るようにしましょう。
この記事で紹介した内定のお礼状の書き方や送り方のマナーを参考に、感謝の気持ちが伝わる文面を整えましょう。
監修者
尾田 ニコ
ライター、元大手通信会社役員秘書・ビジネスマナー研修講師
大手通信会社の役員秘書と医療機関の理事長秘書として約11年勤務。派遣社員にビジネスマナーを教える研修の企画・講師も務める。現在は、ビジネス系の導入事例の取材や、求職者向けの先輩社員インタビュー、SEO記事、ランディングページなどのコンテンツ制作を行う。
マイナビ転職 編集部
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