転職Q&A【転職検討】
総合職で入社したが、専門的な知識・技術を伸ばしたいなら、転職すべき?
今の気持ちで転職して後から後悔しないか不安になっています。また逆に、今しなくて後から後悔するのでは、とも思っています。
私は新卒で就職して現在在職6年目の団体職員です。転職を考えた最大の理由は、就職時の説明にはなかった業務にあります。それは、商品知識もなく業務終了後におこなう保険営業やそれに対しての手当ても出ないこと、目標金額に達しなければ自分が加入しなければならないということです。本店に勤め、総務・企画が通常の業務である私は、業務中に顧客を得ることもできず、結局3年間は自分で保険加入し、2年は親戚に頼んで入ってもらいました。新年度に入り、今年度の保険目標を言い渡され、これ以上自分で加入することに限界を感じています。
また、同じ職種に6年目ともなると来年度の異動が心配です。団体職員という職業柄、業務が多岐に渡るため全く違う分野に異動になる可能性があり、また新入職員と同じように一から学び直しとなります。団体職員になる前は、多くの職種につくことができ、適正を判断して最終的に合う部署へ配属されることに魅力を感じていましたが、今は一つ専門的な知識や技術を伸ばしたいと考えるようになりました。
一方、転職を思いとどまらせるのは、総務・企画の仕事にやりがいを感じて、楽しくなってきたからということがあります。昨年度くらいから、責任ある仕事を任せてもらうようになり、今年度も見届けたい仕事がいくつかあります。上司や後輩にも恵まれ、人間関係は大変良好なことも魅力です。
そして、何か一つの知識や技術を極めたいと思う割に、特になりたいものがない。また転職の武器になるほどの知識や技術はないというのも転職を躊躇する理由になっています。私は一体どのように考えを整理したら良いのでしょうか。
ハヤシ(28歳 女性)
A
ハヤシさんはご自身のキャリアを真剣に考えており、好感が持てます。文面から、保険営業の目標を達成できないため限界だと記載されていますが、個人や親戚、知人による購入にも限界があり、達成できない人も当然いるはずです。ご自身の将来を考えれば、達成することがベストなのでしょうが、達成もしくは購入できないことでどのようなペナルティがあるのでしょうか。未達を理由に退職を余儀なくさせられることはないと思います。転職を前提に、個人購入も限界だと開き直ってみる方法もあるはずです。
総合職であれば多くの現場を経験する必要がありますが、ハヤシさんの考えが総合的な職務ではなく、専門的な知識や経験を極めたいと考える場合、現職を継続していくことは矛盾があるかもしれません。しかし総合職だから、スペシャリストとしての力をつけられないということはありません。保険の問題もありますので、今後就きたい仕事を明確にしたうえで転職を考えてみてください。極めたい仕事を見極めるうえでも、暫くの間総合職として多くの経験を積むことはマイナスにはなりません。
専門性を極めていくために、自主的に興味のある分野の資格を取得するという目標を持つことや、勉強を始めてみてはいかがでしょう。総務に興味があれば、社会保険労務士や行政書士の資格取得を目標にされてもいいですね。資格取得もしくは知識に自信がついた時点で、在職中に転職活動を進めてください。幅広い仕事に就かれていても、求められるスキルや経験を強調してアピールすることは可能です。転職を視野に入れたうえで、まずご自身でスキルアップされることを考えてみたらいかがでしょう。
キャリアアドバイザー 谷所健一郎
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