転職先で周りから「できる!」と言われるためのOfficesoft極意まとめ
パワポで差を付ける! プレゼンテーションの質を上げる秘密のテクニック4つ

《この記事で扱うアドイン&新機能ワザ4つ》
- [Multiple Choice Quiz]で複数選択クイズを作ろう
- [Poll Everywhere]でアンケート結果をリアルタイムで表示
- [変形]で文章や画像に躍動感のある演出を
- [ツリーマップ]と[サンバースト]で階層構造のあるグラフを正確に描く
パワーポイントには、魅力的なアドインやPowerPoint 2016で追加された新機能がいくつかありますが、まだまだ知られていません。
これらをイチ早くマスターして、ライバルに大きく差を付けてしまいましょう。今回はOfficeストアから無料で入手できるアドインとPowerPoint 2016の新機能をご紹介します。
クイズを出題して、飽きさせないプレゼンテーションを演出!
――アドイン「Multiple Choice Quiz」で複数選択クイズを作ろう
パワーポイントにMultiple Choice Quizを追加すると、簡単に複数選択式のクイズコンテンツが作れてしまいます。「プレゼンテーションにクイズなんか要らないよ」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

上記のようにプレゼンテーションの中で突然クイズを出して、退屈そうにしている参加者をスライドに向けさせるといった使い方や、プレゼンテーションの最後に本日のまとめを選択クイズで出題して参加者にインパクトを与えるなど、アイデア次第で効果的な使い方がいろいろと考えられます。
新入社員の研修コンテンツや、業務マニュアルのドリルなどを作る時にも便利です。
リアルタイムに行うアンケートで参加意識がアップ! まさにハイテクアドイン
――アドイン「Poll Everywhere」なら、アンケート結果をリアルタイムで表示
最近のテレビでは、生放送の番組中にリモコンボタンやスマートフォンを使って視聴者にアンケートを行っているのをしばしば見かけます。
リアルタイムに行うアンケートは、参加者や視聴者の番組への参加意識を高めるだけでなく、番組進行のフックとして効果を発揮するのです。同じことをあなたのプレゼンテーションの中でできたら素晴らしいと思いませんか。
Poll Everywhereというアドインを使えば、プレゼンテーションの中で参加者からパソコンやスマートフォンを使ってアンケートに投票してもらうことができます。

アンケートの結果はリアルタイムでグラフに表示されます。
そうすることで、プレゼンテーションのテーマに関心がなかった人まで興味を持ってくれるかもしれません。無料でダウンロードできますが、投票数に制限があります。本格的に使うには有料版(月額課金)がおすすめです。
<ダウンロード> ※英語のページに遷移します。
https://www.polleverywhere.com/app
<参考動画>
https://vimeo.com/polleverywhere/intro
パワポユーザー待望の画面切り替え効果! 文字も画像も自由移動
――[変形]で、文章や画像に躍動感のある演出を
PowerPoint2016の[画面切り替え]タブに、新しく[変形]が追加されました。これは、Macのプレゼンテーションソフト「キーノート(Keynote)」を使ったことのある人なら分かると思いますが、キーノートの画面切り替え効果である「マジックムーブ」と同じ効果が使えます。
「マジックムーブ」は、この機能が使いたくてキーノートを選択する人もいるほどで、これまでパワーポイントにはなかったがために、唯一パワーポイントがキーノートに負けていると言われていた部分です。この機能は、office365に加入していれば使うことができます。(2016年4月現在)
[変形]は画面切り替え効果に分類されますが、実際はアニメーション効果として使うことで100%以上の力を発揮してくれます。直前のスライドのオブジェクトを次のスライドで別の位置に移動すると、直前のスライドの位置から次のスライドの位置までアニメーションで移動します。シーン1(直前のスライド)からシーン2(次のスライド)を作ると、その間がアニメーションになるとイメージすると分かりやすいでしょう。

- 続く2枚のスライドに、変形させたいオブジェクトを配置します。この時、1枚目のスライドには変形前のオブジェクト、2枚目のスライドには変形終了後の位置、大きさなどに変更したオブジェクトを配置します。
- 2枚目のスライドを選択した状態で[画面切り替え]タブの[変形]をクリックします。[効果のオプション]から、アニメーションの目的に合わせて[オブジェクト][単語][文字]のいずれかを選択します。
[変形]の3つの[効果のオプション]は、以下のように使い分けることができます。
[オブジェクト]は、オブジェクト全体(図形、文字など)を移動します。[アニメーションの軌跡]の直線移動と同じ効果です。[アニメーションの軌跡]の直線移動では終了地点を目視で調整するしかなく、正確にコントロールするのにとても苦労します。 ところが、[変形]を使えば、次のスライドでオブジェクトを配置した場所が終了地点となるため、正確に設定できます。
[単語]は、オブジェクトと個別の単語を移動します。タイトル文字の場所を移動させたり、キーワードを残して違う文章に変えたりすることが可能です。
[文字]は、オブジェクトと個別の文字を移動します。一文字単位でアニメーションができるので、意味のないランダムな文字列がちゃんとした文章に変わったり、数字の順番を入れ変えたりと、躍動的なアニメーションが作れます。
実は[変形]で作れるアニメーションは位置の移動だけではありません。拡大/縮小、フォントの種類、フォントのサイズ、塗りつぶしの色、枠線の色も変化させることができます。さらに、矢印や星などの形が調整できる図形は、形も変えることが可能です。
2016の新グラフ! 階層構造のある複雑なグラフもテンプレートで
――[ツリーマップ]と[サンバースト]で、階層構造のあるグラフを正確に描く

PowerPoint 2016で新しく追加された2つのグラフ[ツリーマップ]と[サンバースト]は、マーケティングに携わる人にとっては重宝するものです。
[ツリーマップ]と[サンバースト]は実際の数値に合わせて図形の面積を調整してくれるので、今まで[図形]を使って感覚で作っていたものが、これらを用いることで正確に作れるようになりました。
今回ご紹介した機能を使えば、同僚や先輩のあなたを見る目が変わってくるかもしれません。「えっ、これって本当にパワーポイントで作ったの?」と周囲の驚く声が聞こえてきそうです。
ライティング/望月 正吾(もちづき しょうご)
玩具メーカータカラトミー出身。きせかえ人形「リカちゃん」、犬語翻訳機「バウリンガル」などを手掛ける。2011年、プレゼンテーション専門会社 PreZenDou LLC.を設立。「プレゼンに遊び心」をモットーとし、エンタテインメント性を盛り込んだ「プレゼン百鬼夜行」「プレゼンの探偵」などのコンテンツでプレゼンのノウハウを伝えている。ミッションは、「世の中から退屈なプレゼンをなくすこと」。著書に『直感に刺さるプレゼンテーション』(発行:技術評論社)。
編集/株式会社スペースシップ
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