60秒ビジネスハック

ランチェスター戦略でセルフブランディング

掲載日：2014.02.10

中小企業の経営者などが注目するランチェスター戦略。これは｢弱者の戦略｣とも言われ、マーケティングに用いられることが多いのですが、セルフブランディングに活用すると、ビジネスシーンで自分を生かす方法が見えてきます。そのポイントは、徹底的な｢集中と選択｣です。

強敵と戦わないことこそが弱者の戦略！

「仕事で自分を生かしきれていない」「同期に差をつけられた」などの悩みを抱える人も多いはず。この時、ランチェスター戦略が一つのヒントを与えてくれます。ランチェスター戦略では、弱者は自分の持つ戦力が限られているため、広域戦ではなく｢局地戦｣や｢集中攻撃｣が必要であると説いています。絞り込んだ特定の分野に徹底的に注力し、勝ち目がないと判断した分野には力を注がないようにすることで、おのずと独自のキャラクターが出てくるはずです。

特定分野に全力を注いで達人になる！

そもそもブランディングという言葉の語源は、牛に焼き印を押して他と区別する作業だと言われています。つまり、差別化ポイントがないとブランディングとは言い切れないのです。セルフブランディングをする際、まずはライバルにはない「自分だけの強み」と言える分野を見つけてみてください。そして｢あいさつの達人｣｢パワーポイントの神｣｢エクセルの魔術師｣などと呼ばれるように、狭い分野で誰にも負けないレベルまで徹底的に努力すること。それが周囲に認められた時、初めてあなたのブランドになるのです。

写真:Thinkstock / Getty Images