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看護師辞めたいけど不安…… 経験者が語る辞めて良かったこと・転職後の仕事
掲載日:

現在、看護師として活躍していながらも、実は「看護師を辞めたい」「別の職種に転職したい」などモヤモヤを感じながら働いている人もいると思います。でも「看護師以外の経験がないし……」「年収が下がるかも?」と不安を感じ、なかなか転職に踏み込めないケースも……。
そんなあなたのために、看護師を辞め、別の職種に転職した100人(※)にアンケートを実施! 思わず“そうそう! 私も同じ“とうなずきたくなる「転職した理由」から、気になる「転職後の仕事」、「看護師を辞めて良かったこと」など、“転職経験者のリアルな声”をお届けします。
看護師を辞めるかどうか悩んでいる人は、今後のキャリアの参考にしてくださいね。
※調査対象:看護師から看護師以外の職種へ転職した経験がある全国20~39歳の男女100人
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2018年7月20日~7月23日
<INDEX>
- 看護師を辞めた理由1位はやっぱり“人間関係”でした!
- 看護師を辞めるうえで心配だったことは? 転職して、その不安は解消された?
- “転職して大正解!” 「看護師を辞めて良かった」ことは?
- 看護師経験を転職先で発揮! 意外なスキルが役に立つ!?
- 看護師を辞めて転職した「職種ランキング」
- 看護師から未経験職種にチャレンジ! どんな不安があり、どう乗り越えた?
- 転職で失敗しないポイント4つ! 看護師から未経験の職種に転職するには?
- 看護師資格を生かし、病院以外で活躍する道も!
- 看護師から別職種への転職は怖くない!
看護師を辞めた理由1位はやっぱり“人間関係”でした!
まずは、ズバリ! 「看護師を辞めた理由」は?
人間関係のトラブルやストレス
23%
ほかにやりたい仕事がある
18%
夜勤がつらい・体力的負担が大きい
14%
結婚・育児・介護など家族・家庭の事情
10%
給料が少ない、割に合わない
9%
業務の責任の重さ
8%
向いていないと感じた
4%
労働時間が長い
3%
キャリアアップができない
3%
休暇が取りづらい
1%
1位 人間関係のトラブルやストレス
※「/」以下は転職後の職種
- 上下関係が厳しく、常に先輩に気を配りながらの仕事が嫌だったから /介護士・ケアマネジャー 36歳
- 一緒に働くスタッフや患者さん、家族など常に気を使いながら仕事をすることへのストレスから /調理補助 36歳
- 上司の陰湿ないじめを見ているのにも受けているのにも疲れたから /インフォメーションセンタースタッフ 29歳
- 直属の上司である師長との意見の違い。師長の考え方に賛同できなかった /飲食店スタッフ 33歳
上下関係、派閥に振り回される
看護師は大勢の人と働き、しかも女性が多い職場。1日の大半を病院という限られた空間で過ごすため、面倒なことに巻き込まれても、逃げ場がない状態になってしまうのかもしれません。
2位 ほかにやりたい仕事がある
- 30代最後に違う仕事をしたかったから /MR・MS(医療機器メーカー、製薬会社の営業) 37歳
- やりがいはあったが、ほかにも経験してみたい職業があったため /アパレル販売員 30歳
- 鍼灸師になりたかった /鍼灸師 39歳
- 自分の存在意義を確かめたかった /人事・採用 38歳
「~したいから!」という、前向きな理由も
違う分野に興味がわいたり、新しくトライしたい仕事が見つかったり、「ほかになりたい職業があった」から転職を考え始めたというポジティブな意見も。看護師を経験したからこそ、次のステップへ踏み出したという人が多いようです。
3位 夜勤がつらい・体力的負担が大きい
- 残業が多く夜勤でも入院の受け入れをしていたため、仮眠はほとんど取れず体力的につらかった /医療事務 34歳
- 夜勤、日勤、早出、遅出と不規則なシフトに加え、当たり前の残業、業務外の看護研究、と仕事に追われることに疲れた /介護士・ケアマネジャー 33歳
- いずれ結婚・出産をするなら夜勤のない仕事に変わりたかった /CRC(治験コーディネーター) 36歳
看護師の仕事って、想像以上にハードワーク!
昼夜問わず働くシフト勤務は当たり前、加えて残業続きの職場も……。患者さんの健康を守る側なのに、働く自分がダウンなんて、本末転倒とも言える “負のスパイラル“に陥ってしまうことも!?
――ほかにもさまざま。看護師を辞めた理由
- 一生看護師として働くためにも、違うこともしてみたかった /飲食店スタッフ 28歳
- ほかにやりたいことが見つかったので。それが落ち着けば復職したい /個人事業主 33歳
なかには、将来的に“看護師に戻る”ことを前提にして転職した人も。今と異なるフィールドで得た知識や経験を、その後の看護師としての活躍やキャリアに生かすことにも期待できますね。
看護師を辞めるうえで心配だったことは? 転職して、その不安は解消された?
「看護師を辞めるうえで心配だったこと」は?
収入が減る
40%
未経験の職種への転職だったこと
16%
一般企業での勤務経験がないこと
13%
人間関係
11%
基本的な社会人マナー
3%
PCスキル
2%
家族・親の理解
1%
看護師を辞めるうえで心配だったこと1位は「収入が減る」、2位は「未経験職種への転職だったこと」、3位は「一般企業での勤務経験がないこと」でした。
多くの人が心配していた「収入が減る」は、転職後に解消された?

転職後に選んだ職種にもよりますが、実際のところ、収入は減ってしまった人が多いようです。
- 夜勤がないぶん収入減 /看護学校教員 35歳
- 自由に使えるお金がなくなった /事務 38歳
- 田舎で稼ぐには看護師が一番良さそうです /アルバイト 33歳
看護師の平均給与額はやや高め
人事院が行った「平成29年職種別民間給与実態調査」によると、20~30代の看護師の給与は平均支給額が32万7,813円で、同年代の事務係員の平均30万9,634円より2万円以上多いという結果が出ています。
このデータからも、看護師から別職種へ転職した場合、収入が減ってしまう可能性が高いと言えるでしょう。
転職理由で1位だった「人間関係」の不安は解消された?

- 上下関係もそんなになく、皆が程良い関係で仕事ができた /介護士・ケアマネジャー 36歳
- 人間関係の良い職場だった /医療事務 34歳
人間関係は転職後いい方向に!
看護師を辞めた理由の1位でもあった「人間関係」を心配していた人のうち、転職後に「解消されなかった」と答えた人はなんと0人! 対して、「解消された」と答えた人が70%を超える良い結果となりました。
看護師から別職種に転職したことで「収入が減った」という意見が多かった一方で、「給与は減ったけれど、責任やストレスから解放された」「やりたい仕事ができ、毎日楽しい!」というポジティブなコメントも寄せられました。
転職でかなえたいことがちゃんと実現できれば、転職後の満足度は高くなるようです。
“転職して大正解!” 「看護師を辞めて良かった」ことは?
体力的負担が軽くなった
54%
人間関係のトラブルやストレスが減った
46%
仕事が楽しい
43%
休暇が取りやすくなった
39%
友人・家族とプライベートの予定が合わせやすくなった
36%
労働時間が短くなった
35%
家庭と仕事を両立できるようになった
31%
オシャレを楽しめるようになった
17%
キャリアアップできた
13%
収入が増えた
11%
1位 体力的負担が軽くなった
- 休日は疲れて寝てばかりだったのが外出を楽しめるようになった /CRC(治験コーディネーター) 33歳
- 体力的にも楽だし、精神的なストレスも減り体調もどんどん良くなった /医療事務 25歳
- 腰痛が軽減した /講師 30歳
- 生活サイクルが整い、肌荒れなどが減った /エステティシャン 24歳
カラダもココロもコンディション◎
休日が不規則だったり、夜勤があったりと、看護師の仕事はどうしてもハードワークになりがち。看護師を辞めて転職したことで、心身共にゆとりのある働き方ができるようになったようです。
2位 人間関係のトラブルやストレスが減った
- 「仕事へ行くのが嫌」と思うことがなくなった /介護士・ケアマネジャー 36歳
- 常に人の命にかかわる責任感から解放された /飲食店スタッフ 33歳
- 仕事に付随する緊張感からのストレスが減った /飲食店スタッフ 38歳
ストレスが軽減されたことで、安心して働ける!
「面倒な人間関係から開放された」という声だけでなく、看護師として日々感じていた責任や緊張からくるストレスが解消されたという声も。安心して働ける環境を手に入れることができたようです。
3位 仕事が楽しい
- 好きな事を仕事にできた /花屋 32歳
- 勤務中以外で仕事の事を考えなくてよくなった /飲食店スタッフ 38歳
- 閉鎖空間じゃなくなって、人との交流が増えた /スーパーレジ 34歳
看護師を辞めたら…… 毎日が充実!
思い切って看護師から別職種へと転職したことで、興味のある分野で働けたり、人との交流の幅が広がったり……。仕事を心から楽しめるようになった人が多いのではないでしょうか。
――ほかにもさまざま。看護師を辞めて転職して良かったこと!
- 土日に休みがあるから友達と会いやすくなった /CRC(治験コーディネーター) 36歳
- 夜勤がなくなり、家庭内でのすれ違いがなくなった /飲食店スタッフ 28歳
- 看護師時代には我慢しなければならなかった、髪の毛の色やネイルが自由になり楽しかった /アパレル販売員 30歳
- 収入が増えた。帰りも早い /営業 33歳
- 子供第一で生活ができるようになった /飲食店スタッフ 39歳
- コンビニ飯が減った /介護士・ケアマネジャー 33歳
土日休み、夜勤のない職場を選んだことで、友達や家族と過ごす時間が増えるなど、生活の変化を喜んでいる人が多いようです。
看護師経験を転職先で発揮! 意外なスキルが役に立つ!?
「転職先で、こんな経験やスキルを生かせた!」という、実体験についてもアンケートを取りました。
コミュニケーション力・接客対応力
69%
医療、看護にかかわる知識・経験
64%
体力・精神力
44%
基本的な社会人マナー
41%
看護師資格
36%
人脈
12%
看護師として得たスキルや経験から、転職先で生かせたこと1位は「コミュニケーション力・接客対応力」、2位は「医療、看護にかかわる知識・経験」、3位は「体力・精神力」、4位は「基本的な社会人マナー」、5位は「看護師資格」でした。
注目してほしいのは、看護師として勉強したり、働いて得た資格や専門知識だけではなく、コミュニケーション力やマナーなど、普段の業務で自然に身に付いたスキルが転職後に生かされているということ。
では、実際に看護師として培ったスキルや経験を生かし、どのような職種に就いたのか次の章で見てみましょう。
看護師を辞めて転職した「職種ランキング」
- 1位
- 飲食店スタッフ
- 2位
- 事務(一般事務、営業事務)
- 3位
- 営業(MR・MS以外)
- 3位
- 介護士・ケアマネジャー
- 5位
- 教員・教官・講師
- 6位
- MR・MS(医療機器メーカー、製薬会社の営業)
- 7位
- アパレル販売員
- 7位
- CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)
- 9位
- その他サービス・接客
- 10位
- 医療事務
- 10位
- 養護教諭
「転職先で生かせたこと」で1位だった「コミュニケーション力・接客対応力」を生かせる職種が数多くランクインしました。
例えば、1位「飲食店スタッフ」、3位「営業(MR・MS以外)」、7位「アパレル販売員」、9位「その他サービス・接客」も「コミュニケーション力・接客対応力」が発揮できる職種と言えるでしょう。
また、転職経験者の意見を聞くと「事務(一般事務、営業事務)」や「教員・教官・講師」も、実は「コミュニケーション力・接客対応力」が生かせる職種だということが分かりました。
▼事務・教員の職種に就いた人の声
- 来客と接する時に観察力が役に立つことがある /事務 39歳
- 誰とでも円滑にコミュニケーションが取れた /事務 39歳
- 学生など、誰とでもある程度話を合わせることができる /教員 36歳
事務は“デスクで書類やパソコンに向き合う仕事”というイメージがありますが、実際には他部署とのやりとりや、来客対応といった人とかかわる仕事が発生することもあります。毎日、患者さんや医療従事者など、多くの人と接してきた看護師の経験を、そのまま生かせる職種の一つと言えるかもしれませんね。
医療・看護関連の知識・経験を生かせる、看護師以外のキャリアも!
3位「介護士・ケアマネジャー」、6位「MR・MS(医療機器メーカー、製薬会社の営業)」、7位「CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)」、10位「医療事務」、「養護教諭」など、看護師として働いて得た「医療・看護にかかわる知識・経験」が生かせる職種も数多くランクイン。
これまで大切に育んできたスキルを生かしてキャリアチェンジする人も多くいました。
看護師を辞め、こんな仕事に転職した人もいます!
10位以下の結果を見てみると、転職先はより多彩なジャンルに
- エステティシャン
- 経理・財務
- 人事・採用
- 保育補助
- 薬剤師
- セラピスト
- 鍼灸師
- 言語聴覚士
- 個人事業主
- 地方議員
- 眼科検査員
- 和菓子屋
- 不動産
- 図書館司書
- メディカルインストラクター
- 農業
- 花屋
「薬剤師」や「鍼灸師」といった医療・看護関連の知識・経験を生かせる仕事だけではなく、「和菓子屋」や「花屋」、「図書館司書」といった趣味や興味を生かせる仕事のほか、「個人事業主」や「地方議員」へ転職した人も。
さまざな職種への転職ができていることからも、看護師以外の経験がないことを理由に未経験職種への転職をあきらめる必要はまったくないことが分かりますね。
看護師から未経験職種にチャレンジ! どんな不安があり、どう乗り越えた?
「経験がないから……」と、心配する必要はナシ!
「未経験の職種や業種にも転職できるの?」と、気にしている人も多いかもしれません。
例えば、「看護師を辞めるうえで心配だったこと」では、「未経験の職種への転職だった」が2位に、「一般企業での勤務経験がない」が3位にランクインしていました。
しかし、どちらの心配も「転職後に解消された」と答えた人が過半数を占める結果に!
「未経験の職種への転職だった」という不安は転職後解消された?

「一般企業での勤務経験がない」という不安は転職後解消された?

社員教育に注力する企業が多い!
アンケート結果を見ると、「入社後の研修・教育体制が充実していた」などが「解消された」理由として多く挙がりました。新人教育に力を入れている職場なら、未経験からの転職でも心配する必要はないのかもしれません。
- 研修が充実していた /MR・MS(医療機器メーカー、製薬会社の営業) 30歳
- しっかりと教えてもらえる環境があった /調理補助 36歳
- 直属の上司がしっかり教育してくれた /CRC(治験コーディネーター) 33歳
- スタッフ全員が優しく、丁寧に指導してもらえた /エステティシャン 24歳
- 意外と簡単 /MR・MS(医療機器メーカー、製薬会社の営業) 34歳
転職で失敗しないポイント4つ! 看護師から未経験の職種に転職するには?
看護師から未経験職種に転職するにあたって、
「求人情報は山ほどあるのに、自分の希望に合う企業が見つからない……」
「どれも良さそうな求人だから、どこに応募していいのか迷ってしまう……」
という人のために、転職先選びに失敗しないための4つのポイントを解説します!
まず大切なのは、
1.転職することによって、「変えたいこと」や「かなえたいこと」を明確に
2.視野を広げて、転職先を探す
の2つのポイントを押さえること。
流れとしては、
▼給料や休日、残業の有無、仕事内容など、転職先に望む希望条件をピックアップ
▼希望が複数ある場合は優先順位をつけ、妥協できる点・できない点を書き出す
▼職種や企業のイメージにとらわれず、優先度の高い希望がかなう求人を探す
といったイメージです。
例えば、
「人と接する仕事」であることはマストだから◎、「基本給は30万円以上」「完全週休2日制」はできればかなえたいから〇、「残業なし」は時と場合によって妥協できるから△かな……
といった具合に、“絶対に譲れない条件”を整理して、それに合った企業を絞っていくと、おのずとマッチ度の高い求人に巡り合うことができます。
また、条件を書き出すことで自分が気づいていない潜在的な希望が見つかったり、それまで縁のなかった分野や対象外だと思っていた仕事が転職先の候補に挙がってくることもあるでしょう。
「看護師だから、××分野じゃないと向いていないかも」「自分には、××な仕事しかできない」と決めつけず、幅広い視野で求人情報を見てから、絞り込むこともポイントです。
「雰囲気が良さそうな会社」と、漠然とした気持ちで求人を探してしまうと、結局は「思っていた仕事と違う」「こんなはずじゃなかった!」と転職後に後悔するケースも。
自分の希望を明確にしたうえで、幅広い視野で応募すべき求人を見つけていきましょう!
3.求人情報の求める人物像(応募資格)を確認
スキル面(経験や資格)だけでなく、企業が求める人物像を忘れずにチェックしましょう。
前述の「転職先で生かせたこと」のアンケート結果にもランクインしていた、「コミュニケーション力・接客対応力」や「基本的な社会人マナー」など、あなたに当てはまるような記載やそれに似たキーワードが求める人物像として書かれていれば、それは自分のスキルや個性・持ち味と企業の求める人材がマッチしているということ。入社後の活躍も期待できるでしょう。
4.入社後の流れや研修制度にも注目!
求人情報で紹介されている、入社後の流れや研修制度についての記述も確認を。教育制度の有無や詳細なども、未経験のの職種にチャレンジする人にとっては安心材料になるはずです。
また企業によっては、業務に必要となる技術・資格取得に向けた講習や外部セミナーを受けさせてくれるほか、その受験費用を負担してくれるところも。
仕事内容と併せて、どんなフォロー体制やバックアップがあるのかなどを確認し、入社後の流れをイメージしながら求人情報を見ていきましょう。転職後に「自分には難しい仕事だったかも……」といったミスマッチを防げるはずです。
看護師資格を生かし、病院以外で活躍する道も!
もちろん「苦労して取得した看護師資格をムダにしたくない」「看護師として築いたキャリアをそのまま生かしたい」「病院勤務はイヤだけど、看護師の仕事は好き」という人にとっても、新たな転職先や活躍の場は大きく広がっています!
看護師資格を生かせる、病院勤務以外の職種は……
◆産業看護師(企業内看護師)
企業や教育施設で看護師として働く場合は、勤務形態が会社や学校と同じことが多く、9~17時勤務や土日休みなど、オン・オフのメリハリをつけながら働くことが期待できます。
産業看護師として雇用されるので、就業先の社員の健康診断などが主な業務となり、医療行為はほとんどなく、「急変対応や医療ミスが怖い」という人にとっても安心ですね。
◆学校や幼稚園・保育園の看護師、病児保育スタッフ
学校などの保健室で働く場合は、生徒たちの夏休みや冬休みに合わせて長期休暇が取得可能なことも。子供好きの人には、保育園・幼稚園看護師はぴったりの職種と言えるでしょう。
また、働く女性が増えるにつれ、親に代わって病気の子供の世話をする病児保育スタッフのニーズも高まってくるかもしれません。
◆介護福祉施設(有料老人ホーム・障がい者支援施設など)、訪問介護・在宅医療など訪問系サービス
有料老人ホームやデイサービスなどの介護福祉施設や自立支援を行う障がい者支援施設、訪問型の医療・福祉サービスでは、施設の入所者や利用者に向けた医療行為を行います。
医療行為といっても健康状態のチェックや薬の管理など、利用者の生活をサポートする業務が中心です。また、1施設あたりに常駐する看護師の数は病院に比べ少ないため、看護師同士の人間関係に悩むことが少なくて済むかもしれません。
◆治験コーディネーター
治験コーディネーターは治験の説明や治験の対象となる患者さんの管理がメインなので、注射や点滴といった医療行為は発生しません。治験コーディネーターになるにはSMO(治験施設支援機関)や医療機関などへの就職が一般的です。
◆MR
MRは製薬会社や医療機器メーカーに勤務し、病院に対して医療商材の販売や、医療情報の提供を行う仕事です。MRは給与水準が高めに設定されていることが多く、大幅な年収UPも目指せるかもしれません。
◆献血ルームや献血車、健康診断や人間ドック施設、イベント・ツアーナース
献血ルームや人間ドック施設はシフト勤務が多く、スポーツ大会・コンサート会場の救護室で働くイベントナースや、合宿・修学旅行などに同行するツアーナースは、季節に応じた単発・パート・非常勤での勤務が多い傾向にあります。
「家庭と仕事を両立したい」「子育てが落ち着くまでは」など、プライベートやライフステージに合わせた働き方も実現しやすいと言えるでしょう。
看護師資格や経験があるからこそ自信を持って転職活動を!
上で紹介した職種は、治験コーディネーターやMRを除いて看護師資格を持っていることが働くうえでの条件となっていることが多いです。また治験コーディネーターやMRも、看護師として医療に携わった経験や、医療従事者や患者さんとコミュニケーションをとってきた経験が大いに生かされる職種と言えます。
だからこそ、培ってきた看護師としてのキャリアに自信を持って転職活動に挑んでください。
看護師から別職種への転職は怖くない!
アンケートの結果から、看護師を辞めた人のリアルな転職理由や、抱えていた不満・不安が明らかになりました。そして、転職後にその不安が解消されたり、それを上回るメリットを転職に感じてる人が多いことも分かりました。
また、未経験職種にチャレンジする場合でも、看護師として培った経験やスキルが生かせること、実際に看護師経験を生かしてさまざまな職種に転職していることも分かりましたね。
看護師資格や今まで培ってきた看護師としての経験すべてが、転職ではあなたの強みになるはずです。紹介した“転職で失敗しないポイント”を押さえて、自信を持って新たなキャリアをスタートさせましょう。
▼以下の記事では職種別に未経験からの転職のコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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