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プログラマー(PG)とは?仕事内容や向いている人を分かりやすく解説

更新日:2024年04月25日

プログラマー(PG)とは?仕事内容や向いている人を分かりやすく解説
記事まとめ(要約)
  • プログラマーとは、プログラミング言語を用いてシステムやアプリケーションを開発するエンジニア
  • SE(システムエンジニア)が設計した仕様書に基づいてプログラミングを行う
  • プログラマーの平均年収は550.2万円
  • 文系でもOK、向上心があり勉強し続けられる人が向いている
  • AIや機械化による代替リスクがあるものの、IT人材のニーズは増加傾向

プログラマーは、プログラミング言語を使用してさまざまなシステムを作っていく仕事です。

IT化が急速に進む現代社会では、普段使っている金融機関のATMからスマートフォンアプリ、WEBサイトなど、あらゆるところでプログラマーが作り上げたシステムが使われていて、何の開発を行うかによって、「WEB系」「制御系」などの種類に分かれます。

この記事では、プログラマーの仕事内容や適性、給料や休日、やりがいや厳しさといったリアルな実態まで、詳しく解説します。

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プログラマーとはどんな仕事? データで紹介

マイナビ転職に掲載された「プログラマー(ITエンジニア、WEB・インターネットゲームに分類される職種)」の求人情報などから、プログラマーとはどんな仕事なのか、データで紹介します。

年収平均

550.2万円

年間休日120日以上

92.4%

原則定時退社

34.5%

リモートワーク可

57.5%

転勤なし

80.8%

職種未経験歓迎

40.3%

第二新卒歓迎

72.9%

学歴不問

67.0%

プログラマーに持つイメージと合っていたでしょうか? 転職を考えているなら「数字で見るプログラマーのリアル」章でも詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

プログラマーとは?

プログラマーとは、その名のとおりプログラミングを行う人のことです。システムを動かす「プログラミング言語」を使用して、さまざまなシステムやアプリケーションを開発するエンジニア職を指します。

プログラマーが作成するシステムやアプリケーションは、金融システムや物流システムといった企業向けのものだけでなく、テレビやスマートフォン、ゲームなど、個人向けのものも幅広く作られています。

最近では、IoT(Internet of Things)=「モノとインターネットがつながるシステム」が開発・普及してきたことで、プログラマーの活躍の場は更に広がっています。

プログラマーとSE(システムエンジニア)との違い

プログラマーとSE(システムエンジニア)との違い

プログラマーはIT系職種の登竜門的な存在で、多くの場合、エンジニアとしてのキャリアはプログラマーからスタートします。

混同されがちな職種としてSE(システムエンジニア)がありますが、SEはシステムに盛り込む機能を決めていく要件定義や仕様書の作成など、プロジェクトの始まりから参画します。場合によっては人員、予算、工程の管理を行い、プロジェクト全体を指揮するPM(プロジェクトマネジャー)と呼ばれることもあります。

それに対しプログラマーは、要件定義や設計が完了するタイミングや、仕様書の作成が完成した後の参画になることが一般的です。

ただし、プロジェクトの規模や企業によってはSEがプログラミングも担当するなど、明確に役割が分かれていない場合もあります。

プログラマーの種類

プログラマーが構築するシステムには、金融機関で使われるような大規模システムから、スマートフォンアプリ、スマート家電など個人使用を前提に使われるプログラムまで、さまざまな種類があります。

また、所属する組織により、複数領域のシステムを構築する場合もあれば特定のシステムのみ構築することもあります。

担当する領域別にプログラマーの種類を大まかに説明すると、次のようになります。

WEB系 ショッピングサイトやSNS、アプリケーションなどを開発するプログラマー。ユーザーの目に入る部分を担当する「フロントエンド」、ユーザーから見えない領域を担当する「バックエンド」、開発全般を担当する「フルスタック」などの種類がある。

【主な使用言語】
PHP、Ruby、Perl、Java、JavaScriptなど
ゲーム系 ゲーム開発におけるプログラミングを行う。家庭用コンシューマーゲームだけでなく、スマートフォンのゲームアプリやVRゲームなど、さまざまなハードウエアに対応したゲームを制作する。

【主な使用言語】
Unity、C++、C#、JavaScript、Swift、Ruby、Objective-C、HTML5など
パッケージアプリケーション系 パソコンやスマートフォンで使用するアプリケーションのプログラミングを行う。パソコンやスマートフォンにインストールして使う「ネイティブアプリ」やブラウザー上で利用する「WEBアプリ」など、アプリの種類によっても開発内容が異なる。

【主な使用言語】
Java、C、C#、Ruby、PHP、Swift、Kotlinなど
オープン・オンラインシステム系 ネットワーク内のすべてのコンピューターが情報にアクセスできる「オープン系システム」を構築するプログラマー。病院のデータベースや電子カルテ、複数店舗の顧客情報データベースなど、医療機関や民間企業の個人情報管理などに利用される。

【主な使用言語】
Java、C#、C+、PHP、Ruby、Python、JavaScript、VB.NETなど
汎用系 「メインフレーム」と呼ばれる大型コンピューターでさまざまな目的の情報処理作業を行う「汎用系システム」を開発する。膨大なデータを適切かつ安全に処理することを目的に、ほかのコンピューターと互換性がないシステムの構築が行われる。

【主な使用言語】
COBOLが主流だが、Java、FORTRAN、RPG、PL/SQL、Cなども扱う
組み込み系 エアコンやテレビ、自動車の自動運転など、制御系のプログラミングを行う。生活するうえで非常に身近なものに関わるプログラムを作る特徴があり、モノとインターネットをつなぐ「IoT」の登場でニーズが高まっている。

【主な使用言語】
C、C++、C#、Javaなど
通信系 インターネットの利用に欠かせない機器であるルーターやモデム、IP電話など、通信に関連した製品を開発するプログラマー。通信機器のデータ送受信に関するプログラミングなど、ネットワークに特化した仕事が主流。

【主な使用言語】
C、C++、Javaなど

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事内容は、SE(システムエンジニア)が設計した仕様書に基づいてプログラミングを行うことです。プログラミングだけではなく、設計どおりに動作するかのテストや、バグを見つけて修正する作業も含まれます。

プログラミングとは、「AをクリックするとBのデータを表示する」などのように、コンピューターに対する動作命令を書いていく作業で、プログラミング言語を用いて行います。プログラミング言語はJava、JavaScript、C言語、Perl、PHP、Swift、Pythonなど多数の種類があります。

人間同士の伝達でも、言葉の選び方や単語を並べる順番で分かりやすさが異なるもの。同様にプログラミングも、言語をどのように使うかによってコンピューターへの命令速度や確実性が変わります。効率的で確実なプログラムを書ける人ほど、優れたプログラマーと言えるでしょう。

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数字で見るプログラマーのリアル

ここからは、プログラマーの「リアル」を数字で見ていきましょう。

給料・年収

「プログラマー」という大きなくくりの場合、厚生労働省のデータでは全国的な給与収入の年間平均は550.2万円です。

出典:厚生労働省「職業情報提供サイトjobtag」

一方、プログラマーの種類によっても給与が異なる場合があります。「マイナビ転職」に掲載中の求人情報の「モデル年収」をもとに、プログラマーのモデル年収平均額を調べてみると以下のようになりました。

2023年版モデル年収平均ランキング順位(全317職種)

上記のモデル年収は、一定の経験を積みスキルアップした人のケースも含まれています。

そこで、入社初年度の年収帯も調べてみました。2024年4月23日時点で「マイナビ転職」に掲載中のITエンジニアのプログラマー求人687件のうち、初年度年収として記載されている年収額のボリュームゾーンは「400万円以上500万円まで」でした。

初年度年収も入社時のスキルや経験によって決まりますが、その後の年収についても、スキルや経験と共に給料が上がっていくというパターンが多いようです。ちなみに賞与ありの求人は74.5%でした。

休日

続いて、休日の実態を見ていきましょう。同じく2024年4月23日時点で「マイナビ転職」掲載中のプログラマー求人は

  • 「土日祝休み」の求人:91.0%
  • 「完全週休2日制」の求人:90.7%
  • 「年間休日120日以上」の求人:92.4%
  • 「年間休日125日以上」の求人:38.4%

という結果でした。

厚生労働省実施の「令和4年就労条件総合調査」によると、年間休日の平均日数は107.0日。プログラマーは比較的、休日が多い職種と言えるでしょう。

働き方

厚生労働省のjobtagによれば、プログラマーとして実際に働いている人が多いと感じる就業形態は、正社員が77.1%、契約社員・期間従業員は20.8%、派遣社員は16.7%、自営業やフリーランスとして働く人は29.2%というデータもあります。

ほか、「マイナビ転職」上のプログラマー求人からは、働き方について以下のようなデータが得られました。

  • 「残業月30時間以内」の求人:81.1%
  • 「原則定時退社」の求人:34.5%
  • 「産休・育休取得実績あり」の求人:71.6%
  • 「完全在宅勤務・フルリモートワーク可」の求人:22.7%
  • 「フレックス勤務」の求人:20.1%

転職のしやすさ

転職のしやすさを考えるうえで一つの指標になるのが、中途入社の割合。中途入社が多い企業は、転職者の受け入れ体制が整っており、比較的なじみやすいと言われるからです。こちらも「マイナビ転職」上のプログラマー求人を見ると

  • 「中途入社5割以上」の求人:55.7%
  • 「職種未経験OK」の求人:40.3%
  • 「プログラミングスキル不問」の求人:40.7%

と、転職者や未経験者でもチャレンジしやすい求人が一定数あることがうかがえます。自身の経験やスキルに不安がある人も、思い切ってチャレンジしてみるといいかもしれません。

プログラマーのやりがい

プログラマーの仕事にはさまざまな「やりがい」がありますが、そのなかでも代表的なものとしては以下の2つが挙げられます。

大きな使命感や手応えを感じられる

プログラマーの一番のやりがいは、自分が作ったシステムが活用されていると実感できることです。金融機関や病院など、特に社会貢献度の高い分野のシステムはもちろん、多くの人が何気なく利用しているスマートフォンやWEBサービスにもプログラミングは欠かせません。自分が携わったシステムによって多くの人に便利さや楽しさを届けることができ、人の役に立つ仕事であると実感できるでしょう。

書いたプログラムが評価される

同じ動作をするプログラムでも、いかに効率的で意図が明確か、後で変更しやすい「美しいコード」を書くかがプログラマーの腕の見せどころ。書いたプログラムが評価されたり自身のスキルアップを実感したりすることが、モチベーションにつながるという人も多いでしょう。

プログラマーの厳しさ

プログラマーはやりがいが多い仕事ではありますが、以下に挙げるような厳しさもあります。

時間に追われがちになる

プログラマーの仕事には、期限に絶対間に合わせなければいけないというプレッシャーがあります。多くのプロジェクトは納期厳守で、途中で仕様変更やトラブルがあってもスケジュールをずらすことができないケースも。そのため、納期が迫ると深夜まで作業しなければいけないこともあるようです。

スキルを磨き続ける必要がある

IT業界では日進月歩で技術が進化しており、常に情報が更新されています。主流のプログラミング言語やOSなどが短期間のうちに変わったり、アップデートされることも珍しくありません。一度スキルを習得したから終わりではなく、最新の技術や知識を仕事に生かせるよう、常にスキルを磨き続ける必要があります。

数年後には別の言語のニーズが高まる可能性がある

プログラマーは、どのプログラミング言語を選択・習得するかによって将来性が大きく変わります。例えば、AI開発などに使われる「Python」はニーズに対して習得したプログラマーの数が不足しているといわれており、習得すれば自身の市場価値向上が期待できます。

ただし、プログラミング言語は200種類以上もあり、5年後、10年後はまた別の言語のニーズが高まる可能性もあります。どんなプログラミング言語がどんな分野でニーズがあるのかを分析し、クライアントから求められるスキルを磨く姿勢が、プログラマーとして長く働くためには大切です。

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プログラマーにはどんな人が向いている?

プログラマーの仕事に応募する前に、自分はプログラマーに向いているのかどうかをチェックしてみましょう。

文系でもOK、向上心があり勉強し続けられる人

ITの世界では常に新しい技術が生まれ、せっかく覚えた技術が数年後には使えなくなることも珍しくありません。そのため、プログラマーには新しい技術やトレンドを常に意識し、積極的に習得していこうとする気概が求められます。

また、プログラミング言語を一度にたくさん覚えることは難しいため、一つ覚えたら次に別の言語を、のように段階を踏んで扱える言語を増やしていくことが必要。多くの言語を扱うことができれば仕事の幅が広がり、キャリアアップの可能性も増えます。

プログラマーは理系職種というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、言語を扱う仕事であるため、文法を覚えて外国語を活用するイメージに近いと言えます。そのため理系だけでなく、向上心があり根気よく作業をすることができる人であれば文系出身でも問題ありません。

コミュニケーション力がある人

あらゆる職種で求められるコミュニケーション能力は、プログラマーにも不可欠。開発プロジェクトではチームが組まれ、プロジェクトマネジャーやSE、場合によってはほかのプログラマーや営業担当者と協力して円滑に作業を進めていく必要があるからです。

そのため、SEの指示を正確に把握する、適宜スケジュールについて相談するなど、プログラマーにとってはコミュニケーション力も大切な要素となります。

プログラマーが持っておきたい資格とスキル

プログラマーに関連する資格やスキルを身に付ければ、知識や能力を証明でき、転職を有利に進めることができます。

ここでは、プログラマーへの転職を希望するなら持っておきたい資格やスキルをご紹介します。

資格一覧

【ITパスポート】

必須かおすすめか おすすめ
誰向けか ITを利用するすべての人
概要 国家資格であり、情報処理技術者試験の1つの区分。そのなかでも入門種として位置付けられている。
資格を持つメリット ITに関する基礎的な知識を証明できる。

【基本情報技術者試験(FE)】

必須かおすすめか おすすめ
誰向けか 情報処理を仕事にする人
概要 国家資格であり、情報処理技術者試験の1つの区分。そのなかでもITパスポートの上位資格として位置付けられている。
資格を持つメリット 幅広く認知されているので評価されやすい。表面的ではない本質的なITの知識を習得することにより、新しい技術の理解と応用が可能。

【Oracle認定Javaプログラマ】

必須かおすすめか Javaを扱うプログラマーにおすすめ
誰向けか Javaの学習をしたい学生や、現役のJavaプログラマー
概要 日本オラクル社が主催するJavaプログラマー向けの民間資格。初学者向けのBronze(ブロンズ)、初級プログラマー向けのSilver(シルバー)、中~上級者向けのGold(ゴールド)のグレードがある。
資格を持つメリット ニーズが高いJavaのスキルを証明できる。

【PHP技術者認定試験】

必須かおすすめか PHPを使う人ならおすすめ
誰向けか 初級:PHPを学習する学生
上級:PHPに関する高度なテクニックを持つ人
概要 PHPプログラミングに特化した知識を問う民間資格で、初級と上級、ウィザードの3種類がある。
資格を持つメリット ニーズが高いPHPに関するスキルを体得することで就職・転職で有利になる。

【ORACLE MASTER】

必須かおすすめか データベースに関する仕事に就くならおすすめ
誰向けか データベースに興味がある人
概要 リレーショナルデータベース・システム「Oracle Database」の最新バージョンに対応する民間の認定資格。「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つのグレード(レベル)に分かれている。
資格を持つメリット Oracle Database技術者の需要が高いため、ハイレベルの資格を取得するほど就職・転職に有利。

【Ruby技術者認定試験】

必須かおすすめか Rubyを使う職場で働くならおすすめ
誰向けか Rubyベースのシステムを設計、開発、運用するプログラマーや、Rubyを使った仕事を探している学生
概要 日本発のオブジェクト指向スクリプト言語であるRubyの認定試験。求められる知識のレベルによってSilverとGoldの2種類がある。
資格を持つメリット Rubyによるシステム開発を行う際に必要とされる基礎知識と応用力が身に付く。

【C言語プログラミング能力認定試験】

必須かおすすめか C言語を使うプログラマーにはおすすめ
誰向けか 3級:C言語を学びたい学生
2級:C言語によるプログラム経験が1年以上ある人
1級:現役のプログラマーなど
概要 株式会社サーティファイが主体となっている民間資格。C言語を駆使して応用プログラムを作成するスキルを問う試験で、1級から3級に分かれている。
資格を持つメリット C言語に関するスキルを証明することで就職・転職で有利になる。

スキル一覧

【プログラミングスキル】

必須かおすすめか 必須
身に付け方 プログラミングスクールや独学
概要 プログラマーはプログラミングを用いて開発を行うため、就職するなら必須のスキルになる。未経験者を対象としている求人なら「言語の基本構文を習得している」といった基礎レベルしか求められない場合もある。
スキルを持つメリット プログラミングを活用するエンジニアとして働くことができる。

【デバッグスキル】

必須かおすすめか 必須
身に付け方 プログラミングの経験を積む中で、怪しい箇所を見つけるクセを付ける
概要 デバッグとはシステムのバグをなくす作業のこと。バグの原因はさまざまで、単純なコードの打ち間違いやスペルミスもあれば、設計上のミスということもある。プログラマーはバグをつぶしながらプログラムを作るため、必須のスキルと言える。
スキルを持つメリット バグをなくすことで正常にプログラムを作動させることができ、デバッグがスムーズになるほど開発スピードが速くなる。

【論理的思考スキル】

必須かおすすめか おすすめ
身に付け方 常に筋道を立てて考えるクセを付ける
概要 「ロジカルシンキング」とも呼ばれており、課題や問題に対して筋道を立てて解決する考え方のこと。論理的な思考が欠如しているとシステムに不具合が起きる原因になるため、すべてのプログラマーにとって重要度は高い。
スキルを持つメリット 筋道を立てて問題を解決できるようになり、不具合の発生を未然に防ぐことにもつながる。

【コミュニケーションスキル】

必須かおすすめか おすすめ
身に付け方 さまざまな人と率先してコミュニケーションを取る
概要 案件によってはプログラマーが顧客とやりとりをすることもあり、コミュニケーションを取る能力は必要性が高い。大規模なプロジェクトでは複数のエンジニアがチームを組むため、円滑な開発のためにもコミュニケーションを取って仕事を進める必要がある。
スキルを持つメリット 顧客のニーズをくみ取る仕事ができたり、円滑なプロジェクト運営に役立ったりする。

【自己学習力】

必須かおすすめか おすすめ
身に付け方 仕事をしながら、空いた時間に勉強をするクセを付ける
概要 プログラマー向けに企業がセミナーなどを開催するケースは少なく、最新情報などが出た際は自分で学習を進める必要がある。新しい知識を貪欲に学ぶ熱意を示すことで、採用面接でのアピールにもつながる。
スキルを持つメリット 最新の技術を身に付けることができたり、日々のプログラミング能力が向上したりといったメリットがある。

未経験からプログラマーになるには?

前述のとおり、プログラマーはIT系職種の登竜門的ポジションであること、職種経験を問わない求人が一定数あることから、未経験でもプログラマーに転職することは可能です。実際「マイナビ転職」に掲載中の求人のなかにも、飲食やサービス業など、異なる職種からの転職者のインタビューを掲載しているケースが見られます。

ここからは、未経験からプログラマーになるための方法について、代表的な手段を3つご紹介します。

入社後に研修が用意されている企業を選ぶ

プログラマーを募集している企業のなかには、即戦力を求めている企業のほか、未経験者歓迎で入社後に研修が用意されている企業もあります。

未経験から挑戦する場合は、入社後に研修が用意されている企業を選ぶのがおすすめ。入社後・配属前に一定の研修期間が設けられている企業や、プログラミング知識だけでなく、パソコン操作や基本的なビジネススキルまで教えてくれる企業もあります。

独学で資格やスキルを得る

現在は未経験者向けの学習ツールやサービスが数多くあり、独学でスキルや知識を身に付けることも可能です。プログラミングについて解説する書籍やWEBサイト、アプリなどを利用して学習を進めることができれば、プログラマーとしての知識を証明できる資格取得にも役立つでしょう。

スクールで学ぶ

オンライン・オフラインを問わず、さまざまなプログラミングスクールが開校しています。プロから学ぶことで独学よりも早くスキルを身に付けられるのがメリットです。なかには無料で学べたり、就職支援が受けられたりするスクールもあります。

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プログラマーに将来性はある?

転職するならできるだけ将来性のある業界を選びたいと考えるのは当然ですが、プログラマーの仕事自体にはどのような将来性があるのでしょうか。

AIや機械化による代替リスクがある

急速に進展するAIや機械化によって、将来さまざまな仕事がなくなると予測されています。プログラマーについても、自動生成ツールやテンプレートを活用することで、単純なプログラミングならすぐに作成できるようになってきています。

今後も、簡単なプログラミングや一部のテスト作業など、人よりもAIや機械のほうが正確で作業効率が高い業務は、順次AI化、機械化されると考えるのが自然でしょう。

IT人材のニーズが増加傾向にある

AIや機械化の波が訪れるとはいえ、プログラマーの将来性がないと悲観する必要はありません。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)がまとめた「DX白書2023」によれば、ビッグデータとAIやIoTをはじめとするデジタル技術を活用して業務プロセスを改善していく「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に取り組んでいる企業は、2021年度の調査結果の55.8%から2022年度の調査結果では69.3%に増加しており、「会社全体でDXに取り組んでいる」企業は26.9%、「一部の部門においてDXに取り組んでいる」企業は27.3%、「部署ごとに個別でDXに取り組んでいる」企業は15.1%でした。

その一方、DXを推進する人材の量が「やや不足している」「大幅に不足している」と答えた企業は83.5%と高い傾向が見られました。

出典:IPA|DX白書2023

IT人材の不足はかねてより叫ばれてきましたが、今後はニーズの高さに反してますます人材の不足が予測されるため、プログラマーの将来性は高いと考えて良いでしょう。

まとめ

SEが設計した仕様に基づき、プログラミング言語を用いてシステムが稼働するようプログラミングを行うプログラマー。未経験や無資格でもプログラマーを目指すことはできますし、さまざまな言語を習得したり資格を得たりすることでキャリアアップも目指せます。

理系職種と思われがちですが、言語を扱う職種なので適性があれば文系の方でも十分に活躍できます。未経験者OKの企業も数多くあるので、IT業界志望であればぜひプログラマーに挑戦してみてはいかがでしょうか。

マイナビ転職 編集部

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