転職のコツは深層心理にあり!? 自己分析+「自己観察」をしよう!【やり方・方法】
更新日:2024年06月24日

記事まとめ(要約)
- 自己観察とは、自分という存在を感情面・心理面から深く掘り下げていく作業
- 自己分析から1歩進んで「なぜその行動を取ったのか」「なぜそう判断したのか」「その時どう思ったのか」を観察する
- そうすることで「自分はこういう人間だ」という思い込みから脱却し、自分らしい転職を実現できる
人生の3割弱を占めると言われている「働く時間」。1日単位で見れば、私たちはそのほとんどを「仕事」に費やしています。
多くの時間を仕事につぎ込む以上、「働くことを楽しみたい」「仕事にやりがいを感じたい」と思うのは当然のことでしょう。そうした思いをきっかけに、転職を考え始める人も少なくありません。
では、転職を機に「天職」とも言える仕事を手に入れる人と、今ひとつ納得できずに転職を繰り返してしまう人の差は、どこにあるのでしょうか。
転職を成功させるコツの一つに、「自己分析」というものがありますが、それに加え「自己観察」もしっかり行うことが大切です。
では「自己観察」とは何か、「自己分析」との違いや、その方法についてを解説します。
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「自己分析」と「自己観察」の違い
「自分と向き合い、己を知る」という意味で使われる「自己分析」。聞いたことがある人が多いと思いますが、同じ意味合いの言葉で、「自己観察」というものがあります。
自分の強み・弱みを明確にする「自己分析」
「自己分析」は、過去の行動や実績などから、自分の特徴や長所・短所(強み・弱み)などを明確にする、就職活動などでもよく取り入れられる方法です。
「自分が何をやってきて、どのような評価を受けてきたのか」「どんな業務ができるのか」「どんな心掛けで仕事をしてきたのか」といったポイントを深く分析していくと、経験が整理され、具体的なエピソードから自身の得手・不得手が見えてきます。
日常のささいな業務も、自分を形作る大切な材料であり、強みであることに気づかせてくれるのが自己分析と言って良いでしょう。
自己分析をすると、自己PRや志望動機に深みが生まれ、面接での受け答えにぶれがなくなって説得力が生まれます。つまり、自己分析は、過去の自分と向き合い、その歩んできた道のりから「自分という存在の価値」を割り出す作業なのです。
「自己分析の具体的なやり方を知りたい」という方はこちらの記事「“強み”発見! 自己分析のススメ」も参考にしてみてください。
行動の裏にある心理を見つめる「自己観察」
「自己観察」は、自分の行動がどんな思考パターンによって形作られているのか、また、その行動の裏にはどういった心理が働いているのかなど、自分という存在を感情面・心理面から深く掘り下げていく作業です。
自分の方向性、志向性がある程度定まっている場合には、自己分析で強みを明確にするだけでも構いませんが、転職の目的や理由にぼんやりした部分がある場合には、自己分析の結果を基に「自己観察」を行うことが大切です。
では、「自己観察」の方法について詳しく見ていきましょう。
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「自己観察」は、具体的に何をすればいい?
自己観察では、普段は表に出てこない自分の感情や内面と向き合います。
ある事柄に対してどのような行動を取ったか、どんな判断をしたかという「自己分析」から1歩進んで、「なぜその行動を取ったのか」「なぜそう判断したのか」「その時どう思ったのか」など感情面・心理面から掘り下げていきましょう。
いずれの場合も、「分析」ではなく「観察」ですから、心の底や頭の中から湧き出てくる言葉や過去の映像をじっくり見つめ、「こんなふうに行動したな」「こういう気持ちだったな」と認識するだけで構いません。自分の心と頭の中を、ちょっと遠くから見るイメージです。
その際、注意してほしいのが「こんなふうに考えたのがいけなかったな」「あの時、違う選択肢を取るべきだった」というように感想を付け加えてしまうと、「観察」という主旨から外れてしまいがちです。観察した感情や行動の“良し悪し”については考えないようにしましょう。
また、何度も繰り返している行動や判断は、ある一定のパターンに基づいていることが多いため、背景にある心情の流れをしっかり追うことも大切です。
「自己観察」で分かることは、本当の「自分の価値観」
自己観察をすることで、「本当にやりたいこと」「本当になりたい自分」「理想とする未来」が見えてきます。一つの判断に行き着くまでに生まれる、あらゆる感情と向き合うと、「何に不安を感じ、何に喜びを感じるのか」に気づくことができるからです。
今まで無意識にやっていた行動や業務も、自己観察の結果、不安や焦りなどネガティブな感情があるとすれば、本当は「自分がやりたいことではなかった」「自分の価値観とは違う」可能性があると言えるでしょう。
「自分はこの仕事をやるべき」「これが得意だ」などと思っていたことも、もしかすると「思い込み」かもしれません。「今の仕事に大きな不満はない」と思っていた人が、「やりたいことがあるのに、変わる勇気がないだけだった」と気づくこともあります。
自己観察によって導き出した価値観を基に、安心や喜びを得るためには「どうすれば良いのか」、つまり「自分の価値観に合うもの(こと)」を明確にしていくのです。
そうすることで「転職すべきか思いとどまるべきか」また「転職するならどう活動をすべきか」「どんな仕事で、どう成長したいのか」、あるいは「どんな企業の、どんな職種を目指すべきか」といった道筋も、より描きやすくなるはずです。
ただし、この自己観察を「今までの仕事・行動について、まとめて一気にやる」となると、時間も労力もかなりかかってしまいます。
そこでおすすめなのが、日常生活の中に自己観察を取り入れ、習慣化してしまうことです。
どうすれば「自己観察」の習慣が身に付く?
自己観察の過程では、自分の嫌な部分と対峙しなければならなかったり、隠していた弱音や本音が出てきたりするため、精神的に疲れてしまうこともあるかもしれません。一度にすべての思考や感情と向き合うより、日常生活の一部として習慣化しておいたほうが、いざという時に楽なのではないでしょうか。
例えば仕事中は、無意識のうちに数えきれないほどの感情が動いています。
- 何を求められ、どう感じて、どう伝えたのか
- 何にやりがいを感じ、それに対する評価をどう思ったのか
- 楽しかった仕事は何か、それはどうしてか
日常に埋没してしまいがちな小さな「喜び」「不満」「怒り」「悲しみ」といった感情を振り返り、気づきを言葉にして蓄積しておきましょう。
また、試しに「適職診断」や「自己分析テスト」を受け、「転職したいのに、行動に移さないのはどうしてか?」「これまで転職は考えてこなかったけど、実は考えないようにしているだけだったりして……」など、不満の原因や本音を探るきっかけにしても良いでしょう。
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「自己分析」と「自己観察」を併用して、思い込みから脱却!
転職活動における「自己分析」は、自分の強み・弱みを明らかにし、転職活動をスムーズに行うために欠かせないものです。ただ、それだけでは「うわべの自分」だけを見ている可能性もあります。もし、「うわべの自分」に従って、転職してしまうと、いずれ後悔することになりかねません。
自己分析結果を細かく観察し、そこに隠された心理を解析する「自己観察」を習得することで、「自分はこういう人間だ」という思い込みから脱却し、自分らしい転職を実現することができるはずです。
転職したいのに踏み切れないという人も、転職したいかどうかもはっきりしないという人も、まずは自己分析と自己観察で本当の自分を見つけましょう!
マイナビ転職 編集部
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