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転職がうまくいかない・難しい人の特徴と成功の秘訣(ひけつ)|年代別の原因も紹介

更新日:2024年07月19日

転職がうまくいかない、難しいと感じる人の特徴と成功の秘訣
沼田 絵美

監修者沼田 絵美

国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・ディベロップメント・アドバイザー

記事まとめ(要約)
  • 20代の場合、自己分析が不十分で転職の軸がブレていることが多い
  • 30代になるとスキルや経験を求められ、採用条件が増えていく
  • 40代はより専門性の高いスキル、豊富な経験、マネジメントスキルを求められる
  • 自己分析、企業分析などをあらためて行い、自分に合った転職先を見つける

いざ転職活動を始めてみたものの「転職がうまくいかない」と悩んだり、希望の企業へ転職したにもかかわらず何らかの事情で転職を繰り返したりする人は少なくありません。

また「転職は難しい」と聞いて転職活動に踏み切れなかったり、諦めてしまったりする人も見受けられます。

転職がうまくいかなかったり転職に失敗したりするのは、なぜなのでしょうか。転職がうまくいかない人の特徴から原因や対処法を知り、転職を成功に導きましょう。

目次

    転職がうまくいかない人の特徴・失敗する原因

    転職がうまくいかない・失敗している人のイメージ写真

    転職がうまくいかないと一口にいっても「内定が出ずに転職ができない」「内定が出て転職できても再び転職する」「そもそも転職活動自体をうまく進められない」といったケースに分けられます。

    「内定が出ずに転職ができない」人の場合には、

    • 企業のニーズと自分の経歴がマッチしていない
    • キャリアやスキルをうまくアピールできていない
    • キャリアに一貫性がなくキャリアビジョンが伝わらない

    といった理由が考えられます。

    「内定が出て転職できても再び転職する」人の場合は、

    • 条件面だけに目がいきがちで企業研究が不十分
    • 自己分析ができておらず自分の希望を把握できていない
    • 転職が目的になっていて転職後のキャリアビジョンがない

    などの理由が挙げられます。この場合、今は内定をもらえていても、転職回数が多くなるにつれ、転職がうまくいかなくなることもあるでしょう。

    更に「そもそも転職活動自体をうまく進められない」人の場合は、

    • 求人をうまく見つけられない、厳選しすぎている
    • 現職が忙しすぎて面接日程の調整ができない
    • 面接対策が不十分でうまく答えられない

    など、求人応募前でストップしていたり、選考がスムーズに進まなかったりするケースがあります。転職活動をうまく進める工夫や、面接対策などを十分に行うことが大切です。

    このように、転職がうまくいかない原因や理由はさまざまです。転職がうまくいかない人の特徴を、ケース別に詳しく見ていきましょう。

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    内定が出ずに転職ができない人の特徴

    「内定が出ない」と聞くと「自分は社会に必要とされていない」「企業に認められる人材ではない」などと、ネガティブに受け取ってしまう人もいるでしょう。

    しかし「内定が出ない=価値のない人材である」ということではありません。

    中途採用を行う企業は、何らかの経験やスキルを求めることが多いです。更に、スキルやノウハウを自社に蓄積するため、定着できる人材かどうかも気にしています。

    採用にはコストもマンパワーもかかることなどから、経験やスキルなどの条件がマッチしていて、できるだけ長く活躍しそうな人材に対して、内定を出します。

    そのため、転職活動をしているものの内定がなかなか出ない人には、次のような特徴や原因があると考えられます。

    企業のニーズと自分の経歴がマッチしていない

    内定が出ない時にまず考えられるのは、企業のニーズと自分のキャリアがマッチしていないことです。

    ニーズがマッチしないというのは具体的に

    • 求人票に有資格者と条件があるのに、資格がないまま応募している
    • 条件にマネジメント経験と記載されているのに、プレイヤーとしての経験しかない
    • 求人票の条件は満たしているものの、企業が想定しているスキルやキャリアに満たない

    といったことが挙げられます。

    また

    • 組織の年齢構成を考えたうえで若年層を採用したい
    • 入社後に育成することを考慮して未経験OKとしているのに、募集している組織のマネジャーより年齢も経験も高い人材が応募してきた

    となるとミスマッチになります。キャリア不足だけでなく、オーバースペックも不採用の原因となることがあるため知っておきましょう。

    ただし「本来は経験者やマネジャーを採用したいが、幅広く応募を受け付けたいために未経験OKにした」「経験やスキルだけでなく、人柄も重視したいから未経験OKにした」といったケースもあります。このようなケースで経験者が応募した場合、未経験者よりも好条件で選考が進むことも多いです。

    なかなか内定が出ない場合は、企業の採用背景や求める人物像などを求人票から読み解き、自分の経験やスキルが十分に生かせる企業の求人に応募することで、転職がうまく進むようになるでしょう。

    キャリアやスキルをうまくアピールできていない

    「履歴書や職務経歴書で自分のキャリアをうまくアピールできていない」「面接に進んだものの、うまく質問に答えられず失敗した」など、アピールポイントのずれやアピール不足が不採用の原因となっている可能性もあります。

    求人票に記載されている条件を満たしているにもかかわらず、書類選考が通過しない場合は、履歴書や職務経歴書など応募書類の内容を見直しましょう。書類選考は通過するものの面接で落ちてしまうようであれば、面接対策をしっかり行ってください。

    ただし、面接のどの段階で選考がストップするかも要チェックです。配属予定部署の上司との面接で不採用となっている場合は、実務に関するスキル不足や組織構成上のミスマッチと判断されていることが考えられます。

    役員面接ならば、社風に合わないなどスキル以外の部分でアピールができていない可能性があります。相手に合わせた面接対策が重要です。

    キャリアに一貫性がなくキャリアビジョンが伝わらない

    転職を経験していることが悪いわけではありません。

    しかし、営業・設計・デザイナーなど複数の職種にまたがって転職を繰り返していると、キャリアの一貫性のなさから、企業に「何がやりたい人なのか」「興味本位で転職してまたすぐ辞めてしまうのでは」と懸念されることがあります。

    また、キャリアは一貫していても、1社当たりの在籍期間が短いことで企業は定着性に不安を覚えます。更に、転職回数が多いだけで「スキルが不足している」と判断する採用担当者もいます。

    転職回数やキャリアの一貫性がネックで転職がうまくいかない場合は、応募書類や面接で採用担当者の不安を払しょくするアピールの仕方が重要になります。

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    短期間で転職を繰り返す人の特徴

    「入社してみたらイメージと違った」「実際に仕事をしてみたらやりたいことではなかった」など、自分が原因で転職がうまくいかないと感じ、短期間で転職を繰り返すケースもあります。

    原因としては、次の点が挙げられます。

    条件面だけに目がいきがちで企業研究が不十分

    給与や福利厚生などの条件面や、企業規模といった表面的な部分だけを見て転職先を決めてしまうことも、転職がうまくいかない原因の一つです。

    「大手企業なら研修がしっかりしていそうと思っていたのに、十分な研修もなく実務が始まった」「給料の高さに魅力を感じて転職をしたら、想像以上に残業が多かった」など、転職前のイメージと実際の状況が必ずしも同じとは限りません。

    理想と現実のミスマッチで転職を繰り返せば、いずれ転職回数の多さから、選考で不利になってしまう恐れもあります。

    また「設計職として入社したのに、モデリング業務が多い」「リーダーとして期待すると言われて入社したのに、プレイヤーとして配属されている」という場合は、経験を積めば希望の仕事を任せてもらえる可能性もあります。採用時の話と現状が違うという判断が早すぎて、チャンスを自ら手放してしまわないよう注意しましょう。

    転職後のミスマッチを防ぐためには、応募の段階で企業研究をしっかり行い、気になった点は面接や入社前の面談などで話を聞きましょう。入社後の働き方やキャリアパスをイメージしておくことも大切です。

    転職したもののうまくいかなかったと感じて再び転職を考えているのであれば、努力次第で状況を変えられるのか、上司などに相談して解決できることなのか、あるいは転職しなければ改善しないのかを考えてみてください。

    そのうえで、再度転職する必要があるのかを判断しましょう。

    自己分析ができておらず自分の希望を把握できていない

    明確な転職理由もなく「なんとなく今が嫌だから」といった理由で転職をする人も「転職がうまくいかない」と感じて転職を繰り返す可能性があります。

    今の職場に何らかの不満があって転職を考えるのは、よくある話です。

    しかし「今より良さそうだから」とふわっとした理由で転職先を決めた人と「この会社であれば〇〇が改善されて〇〇のスキルを高められそうだから」と選んだ人とでは、転職後の納得感の高さは異なります。

    また、転職活動において転職理由は必ずといっていいほど尋ねられます。転職を考えた背景から「なぜその企業へ応募したのか」、「転職してどうなりたいのか」まで筋が通っていなければ、そもそも採用に至らない可能性が高くなります。

    第三者に納得してもらえるような転職理由を考えるためにも、自己分析をしっかり行い希望を明確にしたうえで、転職活動を進めるようにしましょう。

    転職が目的になっていて転職後のキャリアビジョンがない

    「その場しのぎで転職を繰り返す」ことが転じて「転職がうまくいかない」となっていることもあります。「転職することで何をかなえたいのか」「ビジネスパーソンとして自分はどうなりたいのか」といったキャリアビジョンがない転職にも注意が必要です。

    また「書類選考を通過しました、面接に来てください」「内定を出します、ぜひわが社に入社してください」「スキルを高く評価して、良い条件を出しました」など、自分を認める言葉をもらうことに喜びを感じる人は少なくありません。

    すると、本来希望していた会社から内定が出ても「ほかの企業からもっと良い条件が出るかも」と思うようになり、転職活動を終わらせられなくなる人もいます。

    転職活動が目的になってキャリアに一貫性がなくなってしまったり、転職後に何か嫌なことがあれば「また転職しよう」と考えてしまったりすることは避けたいものです。

    転職はあくまで、理想のキャリアを形成するための手段の一つと考え、キャリアビジョンをしっかり持つようにしましょう。

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    転職活動をうまく進められない人の特徴

    転職活動をスムーズに進められないことも、転職がうまくいかない原因となります。

    求人をうまく見つけられない、厳選しすぎている

    「求人検索がうまくできない」「求人票の見方が分からない」「希望している業界や製品、職種がニッチ過ぎて、そもそも求人がない」など、求人をうまく見つけられずに応募すらできない人も見受けられます。

    また、複数の求人を見比べて1社に絞って応募をしているために転職活動が進まないケースもあります。1社ずつ応募しても問題はありませんが、選考に落ちてしまうと振り出しに戻ってしまい、転職するまでに時間がかかってしまうでしょう。

    転職では、企業が求人を掲載する期間は限られているため、気になる企業があれば複数の企業へ同時に応募していくことも検討しましょう。

    ニッチな求人を狙う場合は、転職エージェントに相談したり、希望している業界や職種のある企業、製品を取り扱っている企業に直接問い合わせたりするほうがスムーズに転職できることもあります。

    また、求人票の内容だけでは分からないこともあります。応募前に希望条件を絞り過ぎず、気になった求人にはひとまず応募して、直接話を聞いて判断するといったことも大切です。

    現職が忙しすぎて面接日程の調整ができない

    退職してから転職活動を始める人もいますが、キャリアの空白を作らず生活のための収入を確保しながら活動を行うほうが、焦らずに進めることができます。条件の合わない内定を受諾することも避けられるでしょう。

    そのため、仕事をしながら転職先を見つけるのが一般的です。しかし、仕事をしながらの転職活動では「仕事が忙しく応募書類を作れない」「面接日程を調整できない」ということも起こり得ます。

    気になる求人を見つけたタイミングで応募しなければ、ほかの人の採用が決まって求人がストップしてしまう可能性があります。

    また、面接日程が調整できず、書類選考通過から期間が空きすぎると「入社意欲が低いのでは」と評価が下がることもあります。

    現職が忙しい場合は、転職の時期を変えたり、1日に複数社の面接に行けるようスケジュールをうまく組んだりする必要があるでしょう。

    面接対策が不十分でうまく答えられない

    転職がうまくいかないという人の中には、書類選考は通過するものの面接で落ちてしまうケースもあります。この場合、面接対策が不十分で聞かれたことにしっかり答えられていない可能性が考えられます。

    「転職理由がネガティブな内容ばかりになってしまっている」「応募先企業に関係ないスキルをアピールしている」「緊張して言葉が出てこない」といったことにならないよう、事前の面接対策はしっかり行いましょう。

    また、転職がうまくいかない原因は必ずしも一つだけとは限りません。ここまでに紹介した原因が複数絡み合っている可能性もあります。

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    年代別 転職がうまくいかない人の特徴

    ほかの年代に比べて社会人経験が少ない20代、プライベートなライフイベントが増える30代、役職も責任も大きくなる40代など、年代の特性によって転職がうまくいかないこともあります。

    転職がうまくいかない人の特徴を、年代別で解説します。

    転職がうまくいかない20代の特徴

    30代や40代に比べて社会人経験の少ない20代の場合、自己分析が不十分で転職の軸がブレてしまったり、キャリアビジョンが描けていなかったりすることが多くあります。

    キャリアの棚卸しが不十分で、アピールできる経験やスキルが見つけられなかったりすることもあるでしょう。

    一般的に卒業後3年以内は「第二新卒」として職務経験の有無を問わないポテンシャル採用枠を設けている企業が少なくありません。しかし、20代後半になれば相応の経験が求められるようになり、スキル不足と判断されて採用に至らないことも増えてきます。

    20代で職務経験が浅ければ、専門性をアピールすることは難しいかもしれません。しかし、スキルや実績は必ず身に付いています。

    まずは、キャリアの棚卸しでスキルや実績を明らかにすること。そして応募企業のニーズに合わせたアピールをするように心掛けてください。

    転職がうまくいかない30代の特徴

    20代では成長を見越したポテンシャル採用をしている企業も、30代には即戦力としてスキルや経験を求めるようになり、採用条件が増えていくことが多いです。

    求職者側もある程度の経験やスキルが身に付き、キャリアビジョンを持つ人も増えます。また、30代になると、結婚や育児といったライフイベントも重なってきます。

    仕事内容や生かせるスキルはもちろん、働き方や勤務地、勤務時間、年収など、企業も求職者も条件が増えることでミスマッチが起こり、転職がうまくいかないケースが出てきます。

    すべての条件を満たす求人を探していては、いつまでたっても転職できないかもしれません。希望条件に優先順位を付けて、必須条件を満たす求人にはまずは応募してみる。そして面接で話を聞いてみたり、会社や働いている人の雰囲気を自分の目で確かめたりすることで、結果的に自分に合う企業に巡り合える可能性も高まります。

    転職がうまくいかない40代の特徴

    40代になると、より専門性の高いスキルや豊富な経験、管理職としてのマネジメントスキルを求められるようになり、応募できる求人が減ってしまうことから転職がうまくいかないケースが増えてきます。

    また、企業としては自社のことをよく知り、社風に合った人材を管理職に置きたいと考えるのが一般的です。その企業が、管理職を外部から採用する理由や背景を分析したうえで、選考に臨みましょう。

    「スキルはあっても柔軟性に欠け組織になじめなさそう」「自己評価が高すぎて扱いづらい」といった印象を与えないことも大切です。

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    転職がうまくいかない時の対処法・ノウハウ

    転職がうまくいかない時の対処法を知ったイメージ

    転職がうまくいかないと感じているようなら、次の手順で転職活動を進めてみましょう。

    1. 自己分析をして希望を整理する(転職の軸を見つける)
    2. キャリアの棚卸しをして自分の強みを見つける
    3. 企業研究をやり直す
    4. 条件を見直して応募先の選択肢を増やす
    5. 求人に合わせて応募書類を用意し、何件か同時に応募する
    6. 面接対策をしっかり行う
    7. 懸念がある時は内定受諾前に確認する

    今すぐ転職を考えていない人も、自己分析やキャリアの棚卸しをすることで自分の強みが分かったり、今後のキャリアプランを考えたりする際に役立ちます。

    やみくもに転職を繰り返すことを防げ、より条件の良い転職ができる可能性も高まるでしょう。

    1. 自己分析をして希望を整理する(転職の軸を見つける)

    自己分析をしっかり行うことで自分を客観的に捉えることができ、長所や強みが見えてきます。自分にとって何が大切で何を避けたいのかといったことも分かるでしょう。自己分析の手順は次のとおりです。

    1. 自分の過去を振り返り、5W1H(いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように)で経験を書き出す
    2. 5W1Hのエピソードを深掘りする
    3. 深掘りしたエピソードから共通点や価値観を見つけ出す

    エピソード一つひとつは異なるように見えても、自分が得意なことや苦手なこと、課題解決の手法や価値観などに共通点が見えてくるはずです。

    また、転職理由を深掘りすることも大切です。例えば「給料が低いから転職をしたい」という転職理由なら「なぜ給料が低いのが嫌なのか」といったことを考えます。その時、「評価が給料に反映されていないと感じる」ということが浮かんだら「正しく評価される場所を求めている」ということが分かります。

    このように、過去の経験から現状、転職理由まで含めて自己分析をすることによって、転職をして自分がどうなりたいのかといった転職の軸を見つけられるでしょう。

    2. キャリアの棚卸しをして自分の強みを見つける

    キャリアの棚卸しとは、社会人経験を振り返って職務内容や実績などを整理することです。これをすることで、自分のキャリア上の強みが見え、職務経歴書の作成にも役立ちます。

    キャリアの棚卸しは、次の手順で行いましょう。

    1. 1日の業務内容・目的・プロセス・成果を書き出す
    2. 1の内容に、所属や在籍期間、部署の規模、習得スキルや使用ツール、仕事への姿勢や反省点などをプラスする
    3. 異動や昇進など、変化のタイミングに合わせて1~2の作業を繰り返す
    4. 1~3を社会人になってから今までの年表に落とし込む

    これにより、社会人経験を通して自分がどのような仕事をし、どのようなスキルを身に付けてきたのか、どの部分が強みになるのかなどが見えてきます。

    これを把握したうえで、自分の強みを生かせる仕事はどういったものか、どのスキルやキャリアを深めていきたいのかなど、今後のキャリアの方向性やキャリアビジョンを考えましょう。

    応募したい企業や職種などがすでに明確にある場合は、企業や求人票とのマッチングを考え、アピールすべきスキルや経験を判断しましょう。

    3. 企業研究をやり直す

    企業研究にはいくつか方法がありますが「company(自社・応募先企業)」「customer(顧客・市場)」「competitor(競合)」を並べて分析する3C分析(※)がオーソドックスな方法です。

    3C分析の方法は次のとおりです。

    1. 1枚の紙に「company(自社・応募先企業)」「customer(顧客・市場)」「competitor(競合)」の欄を作る
    2. それぞれの欄に次の項目を記入する
      ・company(自社・応募先企業):企業理念や事業内容といった企業データ、経営資源やビジネスモデル、商品やサービスなど
      ・customer(顧客・市場):顧客や市場規模、過去5年ほどの市場環境、今後の伸び率や顧客のニーズなど
      ・competitor(競合):応募先企業の競合となる企業を3社程度挙げ、競合の特徴や強み、市場シェアなど。また、新規参入してきた企業、異業種を含め応募先企業が取り扱う商品やサービスの代替品となるものなどもピックアップしましょう。

    これらを並べることで、応募先企業の特徴や強みをより深く理解できます。応募先企業の将来性に不安を感じるようであれば、別の業界や企業を選択肢に加えるといった判断にも役立つでしょう。

    また、転職サイトの口コミを調べたり、応募を検討している企業や職種に就いている人の話を聞いたりするのもおすすめです。

    4. 条件を見直して応募先の選択肢を増やす

    条件にマッチする求人がなければ転職のタイミングを変える、転職活動をやめるといった選択肢もあります。しかし、どうしても今すぐ転職をしたい場合は、条件を見直して選択肢を増やしましょう。

    「従業員数1,000人以上にこだわらない」「年収600万円以上を年収500万円以上にする」「メーカーだけでなくサプライヤーも検討する」など、何かしら条件を変えるだけで選択肢が大きく広がる可能性があります。

    ただし、条件を見直す際は「転職をして自分がどうなりたいのか」という転職の軸をブレさせないことが大切です。条件が複数ある場合は、どこまでなら転職の軸を守りつつ選択肢を広げられるかを考えてみてください。

    5. 求人に合わせて応募書類を用意し、何件か同時に応募する

    人事担当者や、何度か採用を経験しているマネジャーになると、応募書類を見ただけで入社意欲が分かってしまうことがあります。そのため、応募書類は1社ごとにカスタマイズするようにしましょう。

    企業研究をしっかり行えば、応募先企業の特徴や置かれている状況が見えてきます。すると、同じような求人に見えても各企業が求める人材に少しずつ違いがあることが推測できるようになります。

    職務経歴書や履歴書の大枠は変わらなくても、アピールすべきスキルや自己PR、志望動機などは、応募先企業に合わせて変更しましょう。場合によっては職務経歴書のフォーマットを変更したほうが、アピールポイントが分かりやすくなり選考がスムーズに進む場合もあります。

    また「じっくり検討したい」「面接の日程調整が難しい」などの理由から、1社ずつ応募しようとする人もいます。しかし、選考結果を待っている間に気になっているほかの求人がなくなったり、残念ながら不採用が続いて転職活動期間が長期化したりすることもあります。

    選考が順調に進むかどうかは分からないため、気になる求人にはまず応募してみることをおすすめします。ある程度スケジュールを合わせて同時に内定がもらえれば、条件を見比べて入社を判断することも可能になります。

    6. 面接対策をしっかり行う

    書類選考を通過した後に向け、面接対策をしておくことも重要です。

    転職理由や志望動機、これまでの経験など、面接でよく聞かれる質問というものもあります。何回か面接を受けているからといって気を抜かず、その質問から企業が何を知りたいと思っているのかを読み解いて対策を立てておきましょう。

    特に、面接で失敗したことがある人は、なぜうまくいかなかったのかを振り返り次回に生かすことも大切です。

    また、新卒採用では、職務経歴がないためポテンシャルが重視されます。しかし転職の場合は、必ずといっていいほどキャリアやスキルに関する質問があります。自分にどういったスキルがあるかを説明するだけでなく、応募先企業でどのように生かせるかまでつなげて答えられるようにしておきましょう。

    一般的に年齢が上がるにつれて、転職先で求められる条件は高くなっていきます。自分をしっかりアピールできるよう、面接の準備をしてください。

    7. 懸念がある時は内定受諾前に確認する

    「開発エンジニアの求人に応募したのに、面接の中でサービスエンジニアはどうかと聞かれた」「社内の様子を見ていると残業が多そう」「求人票に書いてあった条件と面接の話が違う」など、応募先企業の選考が進むにつれて気になる点が出てくることも少なくありません。

    選考途中で質問するなど、懸念を解消することは大切です。しかし、聞き方やタイミングを間違えると選考に不利になる可能性があるため注意しましょう。

    例えば条件面が気になるのは当然ですが、面接の最初の段階で「給与はいくらですか?」と聞くと「条件だけを見ている」と捉えられてしまいます。

    そのため、自己PRなどが済み、入社意欲や努力する意思を示したうえで聞きます。「恐れ入りますが給与についてお聞かせください。御社では、どのような成果を上げると、どのような報酬が規定されているのでしょうか?」などと聞いてみてください。

    せっかく内定を得て、入社できたにもかかわらずミスマッチが生じて、自分にとっても企業にとってもマイナスになることがないよう、気になることは解消したうえで内定を受諾しましょう。

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    転職を成功させるためのポイント

    転職がうまくいかない理由や原因はさまざまです。内定が出ずに転職できないのか、やみくもな転職を繰り返しているのか、そもそも転職活動がスムーズに進んでいないのかなど、状況を見極めたうえで次の一手を出しましょう。

    また、転職は若いうち、できるだけ早く動いたほうが有利だといわれることもあります。しかし、年齢に関係なく、自分のキャリアや経験、転職に望むものをきちんと把握し、適切な対策を行うことで転職はできます。「転職活動がうまくいかない」「転職活動に疲れた」と感じたら、焦らず立ち止まってみるのも良いでしょう。

    自己分析やキャリアの棚卸し、企業分析などをあらためて行い、自分に合った転職先を見つけてください。

    監修者
    沼田 絵美

    沼田 絵美

    国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・ディベロップメント・アドバイザー

    超氷河期時代の就活を経て人材広告会社の営業を10年経験。退職後は大学キャリアセンター相談員や講師、採用支援のお手伝いに企業の取材など、20年間以上「就職・採用」に関わる個人事業主。

    マイナビ転職 編集部

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