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vol.62 女優 江口のりこ 芝居で人生楽しくなった


映画『月とチェリー』で初主演を務め、人気ドラマ「時効警察」シリーズに
出演するなど、独特なキャラクターで注目を集めている江口のりこさん。
劇団東京乾電池に所属し、活躍の場を広げる彼女に
退屈だった中学時代のこと、芝居との出合いなどについて語ってもらった。

毎日映画を観て過ごした10代

「最近久しぶりに会った人に『人間らしくなったなあ』と言われました(笑)。私って分かりにくい人なのかも。楽しくてもあまり顔に出ないから」
実際、クールで無表情な役が多い江口のりこさん。だが、それがたとえ数分のシーンでも深く印象に残る。後を引く、不思議な存在感のある女優だ。

江口さんが映画に興味を持ったのは中学時代。「兵庫の田舎で、毎日が退屈でしかたがなかった。それで映画のテレビ放送を観(み)るようになり、ハマりました」。中学卒業後はすぐ働き始め、神戸の映画館に足しげく通った。おのずと映画に出たいと思うようになる。
「劇団というところに入ればどうにかなるかもと考え、神戸の劇団の公演を観に行ったんです。そうしたらこっちが恥ずかしくなるような芝居で私には無理だなと。でもその後も図書館でいろいろと調べ、見つけたのが岩松了さんの作品でした。すごくおもしろくて、この人のいるところだったら私でも大丈夫かなと思い、劇団東京乾電池の研究生に応募したんです。でも私が入団した時にはもう岩松さんは辞めていたのですが」

オーディションは、審査員がみな面倒くさそうで適当な感じがしたそうだ。でもそこがよかった。
「私のようなアルバイトでしか仕事をしたことがない人間に、すぐに何かを表現できるわけないじゃないですか。言わないけど、そこをちゃんと分かっている感じがしたんですね」

ようやくたどり着いた自分のやりたいこと

入所式は、偶然にも江口さんの19歳の誕生日だった。自己紹介で「誰か泊めて」と言うと手を挙げてくれた女の子がいた。彼女はファミリーレストランのケーキでお祝いもしてくれた。翌日、江口さんは新聞の専売所へ行き、住み込みで働き始める。
「大した所持金もなく上京したのですが、助けてくれる人もいて何とかなりました。何かを始める時ってまずは躊躇(ちゅうちょ)せず飛び込むことが大切で、あれこれ準備する必要もないんだなと思いました」

その後、研究生として週2回、劇団の稽古に1年通った。
「劇団に入るまでたくさんのバイトを経験しましたが、いつも『こんなことをしていていいのかな』と思ってしまい、長続きしませんでした。でもお芝居は違った。稽古が楽しくてしかたがなかった。ようやく自分の好きなことができるという幸せを毎日感じていました」
演じることを恥ずかしいと思うのは人として当たり前、だから芝居は難しい。その感覚が劇団東京乾電池に備わっていたこと。それも彼女に合っていたのだという。


PROFILE

えぐち・のりこ 1980年兵庫県生まれ。映画『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』でデビュー。その後も話題作に多数出演。今秋は寺山修司原作、蜷川幸雄演出の舞台「あゝ、荒野」に出演予定。埼玉公演は2011年10月29日から彩の国さいたま芸術劇場にて、東京公演は11月13日から青山劇場にて。


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5月9日(金)更新

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