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好印象を与える！求人への問い合わせメールの書き方＆電話の掛け方

掲載日：2025年11月27日

応募前に気になることがあれば、企業に直接聞いても問題ありません。 ただし、聞き方や聞く内容、マナーには注意が必要です。

「こんなことを質問しても良い？」「どう書けば失礼にあたらない？」など問い合わせの基本ルールや好印象を与えるメールの書き方・電話での聞き方、注意点を紹介します。

求人内容や選考について、事前に問い合わせできる内容

求人に関する疑問や不明点は、メールや電話で問い合わせても問題ありません。

特に、仕事内容や応募資格、選考スケジュールや面接日時、入社日程の調整可否など、応募の判断に関わる重要な点は、事前に確認しておくことが大切です。

事前に問い合わせても問題ない内容の例

求人情報に記載がない場合、以下の問い合わせが可能です。

ただし、問い合わせの内容に対し、どこまで回答するかは求人企業の任意です。

面接日時の調整や選考スケジュールの詳細は、通常、書類選考通過後に案内される内容です。そのため、応募前の段階では明確な回答を得られない場合もあります。

問い合わせを行う際は、「応募を前向きに検討しており、差し支えない範囲で教えていただけますか」といった表現を添えると、企業に対して丁寧な印象を与えられます。

聞き方に注意が必要な問い合わせ内容

給与水準や残業時間、昇給・賞与の仕組みなど、待遇に関する質問は、求人情報に記載がなかった場合には可能ですが、聞き方やタイミングに注意しなければ、条件交渉のように受け取られるおそれがあります。

こうした内容は、「働き方のイメージを明確にしたい」という目的を添えて尋ねると印象が柔らかくなります。

注意が必要な問い合わせの例

面接で聞くべき内容

社風や職場の雰囲気、評価制度などの内部情報は、応募前ではなく面接で質問するほうが自然です。面接では「入社後に活躍するために理解しておきたい」という前向きな理由を添えて聞くと好印象です。

一方で、企業が公開していない内容や社内事情に踏み込む質問は避けましょう。問い合わせや質問の目的は、「入社後のミスマッチを防ぐために理解を深めること」だと意識することが大切です。

面接で聞くべき内容の例

応募・選考前に問い合わせるべきでない内容

当然ながら、ホームページや求人情報をよく読めば分かることを尋ねてしまわないように気を付けてください。注意力がない、志望度が低いなど、マイナスな印象を与えてしまいます。

また、そもそも「応募前の問い合わせは受け付けていません」「電話での問い合わせはご遠慮ください」などの注釈が記載されている場合もあります。求人情報の応募方法や備考欄までしっかり読みましょう。

問い合わせメールの書き方・例文

問い合わせメールでは、ビジネスメールと同様のマナーを心掛けます。正式な応募前だからといって、事務的すぎる態度や、フランクな言葉遣い、絵文字を使ったカジュアルすぎる表現は避けるべきです。

以下は、求人内容に関する問い合わせメールのサンプルです。3パターンありますが、問い合わせる内容や目的によって適宜アレンジしてください。

選考（入社可能日）と勤務地に関する問い合わせ例文

入社可能日にからめた選考対象に関する内容と、勤務地の希望についての2点を問い合わせたい場合のメール例文です。

応募条件に関する問い合わせ例文

募集条件を満たしていない場合でも選考の対象としてもらえるか、問い合わせたい時のメール例文です。

中途採用しているかを問い合わせる例文

現在、中途採用を行っているのかを問い合わせる場合のメール例文です。

POINT

メール作成時の注意点

多くのメールを送受信している応募先企業の採用担当者の立場になって、質問事項を絞り、簡潔に読みやすく尋ねるのが基本です。

チェックリスト

履歴書・職務経歴書などの提出は、指示があってから、または正式に応募する際に送ります。問い合わせの段階でファイル添付した場合、企業側はセキュリティ上（ウイルス感染など）のリスクからメールを開封できなかったり、迷惑メールフォルダに振り分けられたりする可能性もあります。

また、個人情報漏洩のリスクの観点からも、不要な個人情報を受け取ることができません。

「拝啓」「時候のあいさつ」などは、メールでは省略して構いませんが、いきなり本文に入るのではなく「はじめてご連絡差し上げます」や「お世話になります」など、ビジネスメールにふさわしいあいさつ文を添えましょう。

応募時・選考中の問い合わせ方法についてはこちら

• 履歴書をメールで送付する時の正しいマナー　例文や添付の注意点
• 書類選考期間の目安は何日？　結果連絡がない時の対処法
• 面接の日程調整メール例文　失礼にならない書き方マナー
• 選考結果の連絡が来ない……　問い合わせても大丈夫？

POINT

求人情報の質問フォームからであれば、匿名で質問も可能！

転職情報サイトでは、求人情報に紐づくかたちで質問機能が用意されていることもあります。各サイトや募集企業によって仕様や受付方法は異なりますが、サイトを介して質問ができるため、メールアドレスや個人名を知られることなく質問可能な場合が多いです。

マイナビ転職では、求人情報画面内に「匿名で企業に質問する」「企業に質問する」（スマートフォン版では「質問する」）が表示されている場合、質問機能を使って問い合わせをすることができます。

「匿名で企業に質問する」では、氏名や経歴などの登録情報を企業に公開せずに質問することが可能です。

• 質問や問い合わせを受け付けるかどうかは、求人企業の任意です。

• 詳しくはこちら（マイナビ転職　ヘルプ・よくある質問）

電話で問い合わせても大丈夫？

問い合わせ先として電話番号が掲載されている場合は、電話で問い合わせても問題ありません。

ただし、メールに比べると先方企業の業務を一時的に中断させてしまうなど相手側の負担が大きくなります。なるべく手短に、マナーを守って質問や受け答えをしましょう。

電話で問い合わせる時の会話例

求職者

お忙しいところ失礼いたします。〇〇サイトに掲載されている求人について、1点だけ確認させていただきたくお電話いたしました。ご担当者さまはいらっしゃいますでしょうか？

企業受付

はい、人事担当者におつなぎいたしますので、少々お待ちください。

人事担当者

お電話代わりました。人事担当の〇〇です。

求職者

お忙しいところありがとうございます。私、〇〇と申します。今、お時間よろしいでしょうか？

人事担当者

はい、大丈夫です。

求職者

ありがとうございます。御社の求人を拝見し、応募を検討しております。
そのうえで、1点だけ確認させていただきたいことがございます。

～求人に関する質問～

求職者

応募条件に「大卒以上」とありますが、私は短大卒で広告営業の経験が3年あります。このような経歴でも選考対象となりますでしょうか？

人事担当者

はい、広告営業のご経験があるとのことですね。条件については柔軟に対応しておりますので、ぜひご応募ください。

求職者

ご丁寧にありがとうございます。お話を伺い、応募を前向きに検討いたします。

人事担当者

はい、ぜひご応募お待ちしております。

求職者

それでは、失礼いたします。ありがとうございました。

• 基本をおさらい！　電話対応マニュアル（言葉遣い・マナー）

POINT

電話で問い合わせる時の注意点

電話で問い合わせる時も、基本的にはメールと同様、質問事項を絞り、簡潔に問い合わせることが肝心です。

そのほか、以下の点にも気を配りましょう。事前準備を行うことでスムーズなコミュニケーションが期待できます。

チェックリスト

【まとめ】丁寧なコミュニケーションが次につながる

求人への問い合わせは、企業との最初の接点であり、選考の一部と捉えられることもあります。だからこそ、マナーを守り、簡潔かつ誠実な姿勢で伝えることが大切です。

「こんなこと聞いても良いのかな？」と不安になるかもしれませんが、応募前に疑問を解消することは、企業にとっても応募者にとっても有益なことです。事前に確認することで、ミスマッチを防ぎ、納得感のある転職活動につながります。

メールでも電話でも、相手の立場に配慮した丁寧なコミュニケーションを心掛けましょう。その一歩が、あなたの印象を左右し、次のステップへの扉を開くかもしれません。

監修者

マイナビ転職　編集部

メールの書き方・例文

• 体調不良で仕事を休む際のメール例

• 好印象の問い合わせメールの書き方

• 履歴書をメールで送る時のマナー

• 面接日程調整メールの書き方

• 面接後のお礼メールの書き方

• 内定承諾メールの例文とマナー

• 内定辞退メールの例文

• 退職あいさつメールの書き方

• 求人問い合わせメールの書き方

≪併せて読みたい≫

• 求人情報の読み方と求人用語集｜間違いやすい言葉に注意！
• 転職先の選び方と優先順位の決め方｜転職の軸を作る7つのポイント
• 求人の応募条件を満たしていない場合の自己PR例文・書き方