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体調不良や家庭の事情で退職をした場合の自己PR例文・書き方

更新日：2025年03月24日

監修者谷所　健一郎

キャリア・デベロップメント・アドバイザー（CDA）／有限会社キャリアドメイン　代表取締役

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体調不良や家庭の事情で退職をした場合、自己PRでは現在は業務に支障をきたさないことをアピールすることが大切です。採用担当者が評価するポイントを押さえて、自己PRを作成しましょう。

体調不良や家庭の事情で退職をした場合、採用担当者の評価ポイントやアピールすべきことは？
【自己PRの書き方・伝え方】現在は業務に支障をきたさないことを伝えよう
退職の経緯は簡潔に
現在は問題ないことを明確に伝える
採用担当者の不安を払拭できるよう、前向きなスタンスで
【履歴書】体調不良や家庭の事情で退職した場合の自己PR例文・サンプル
【職務経歴書】体調不良や家庭の事情で退職をした場合の自己PR例文・サンプル
体調不良や家庭の事情で退職をした場合の自己PRの書き方・ポイント
1自分の強みをアピールしよう
2現在の状況を記載しよう
3健康を害して感じたことを記載する
４応募企業への熱意を示そう
5ブランク期間について説明しよう
自己PRの疑問・不安を解消
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体調不良や家庭の事情で退職をした場合、採用担当者の評価ポイントやアピールすべきことは？

採用担当者が懸念することや評価することは、応募者のバックグラウンドによって異なります。体調不良や家庭の事情で退職をした場合は、以下のポイントを押さえて自己PRを作成しましょう。

そもそも自己PRに退職理由を記載するべきか検討する
ネガティブな退職理由は簡潔に記載する
現在では業務に支障がないことは必ず明記する
ブランク期間は、自己研鑽したことも合わせて記載する
転職後の、生き生きとした活躍をイメージさせる

【自己PRの書き方・伝え方】現在は業務に支障をきたさないことを伝えよう

退職の経緯は簡潔に

体調不良や家庭の事情で退職したという事柄自体は、自己PRにはならないので、現在問題がないのであれば書類選考の段階では触れない方法もあります。

しかし、採用担当者が退職理由に不信感を抱くことも予想されるので、簡潔に退職の経緯は記載しましょう。

現在は問題ないことを明確に伝える

体調不良で退職した場合は、それを機に健康管理に注意するようになった点も強調しつつ、現在は問題ないことを伝えましょう。

家庭の事情で退職した場合は、「介護のために退職した」などという事実だけではなく、「現在は業務に支障をきたさない」ことまで伝えます。

介護を通じて思いやりやいたわりの心を身に付け、それが今後の業務でも生かせるというアピールも可能です。

また、復職に向けて自己研鑽を行ってきたことや、そのスキルを応募企業で生かしたいという前向きな姿勢を示しましょう。

採用担当者の不安を払拭できるよう、前向きなスタンスで

採用担当者がいちばん気にするのは、退職理由となった体調不良や家庭の事情が、転職後の業務に支障をきたさないかという点です。

現在ではまったく支障がないことを明記すると共に、健康で生き生きと業務に取り組む姿や、温かい人間性を採用担当者にイメージさせましょう。

これまでの職務上の強みや、仕事に対する前向きなスタンス、応募職種で生かせる日常生活での経験などもアピール材料になります。

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【履歴書】体調不良や家庭の事情で退職した場合の自己PR例文・サンプル

履歴書に自己PR欄がある場合、300文字前後で書きましょう。

ただし、フォーマットにより適切な文字数が異なります。欄の8割以上が埋まることを目安に、調整してください。

希望職種：グラフィックデザイナー

顧客のニーズを満たすインパクトのあるデザインで、売上向上に貢献いたします。

前職では、グラフィックデザイナーとして、主に企業向けパンフレット、会社案内の制作およびプレゼンテーションを行い、手にとった方に感動を与えるような仕事を目指してきました。

特に商品パンフレットではインパクトのあるデザインを心掛け、売上増に貢献いたしました。

前職で体調を崩したことで、健康の大切さと、仕事ができないつらさを身にしみて感じました。現在は健康そのものですが、健康管理には十分留意し、「デザイナーとして一生勉強」という意識を忘れずに、積極的に仕事に取り組んでいきます。Illustrator、Photoshop、Dreamweaver（いずれもCC）を熟知しています。またブランク期間において、Photoshopの高度なスキルを習得しました。

貴社の制作物には以前から関心を持ち、そのデザインの魅力やコンセプトに共感しておりました。私のデザイナーとしての能力を生かして、貴社に貢献したいと考えています。

【職務経歴書】体調不良や家庭の事情で退職をした場合の自己PR例文・サンプル

職務経歴書の自己PR例文・サンプルです。

職務経歴書では【自己PR】と見出しを付け、アピールポイント別に項目を分けると、強みがひと目で分かり採用担当者に印象付けることができます。

また、求人情報サイトのWeb履歴書など独自のエントリーフォームを介した応募では、職務要約や自己紹介専用の欄がないこともあります。その場合、自己PR欄の冒頭に記載しても構いません。以下は、自己紹介も加えた「自己PR欄」の例文・サンプルです。

例文内の丸囲み数字箇所に対するポイントを後述しています。併せてチェックしてください

希望職種：グラフィックデザイナー

【自己紹介】1
前職では、グラフィックデザイナーとして、主に企業向けパンフレット、会社案内の制作およびプレゼンテーションを行ってきました。特に、商品パンフレットではインパクトのあるデザインを心掛け、売上増に貢献いたしました。

12社のクライアントの案件を同時並行で進めておりましたが、納品後に体調を崩したため退職いたしました。6カ月間のブランク期間が生じましたが、現在は体調にまったく問題なく、業務に支障をきたすことはありません。2

【自己PR】
■デザイン・プレゼンテーション能力
前職において企業向けのプレゼンテーションを12回実施し、そのうち8回の受注に成功いたしました。プレゼンではターゲット層に響くデザインコンセプトを論理的に説明することを心掛けています。特に、〇〇株式会社の新製品パンフレットのデザインでは、商品の特長を視覚的に強調し、販売促進に寄与しました。
また、以下のコンテストで受賞経験があります。

20××年度　◇◇コンテスト（●●出版社）　佳作
20××年度　△△デザイナーコンテスト（●●企画）　優秀賞

■仕事の信条
出版物、会社案内、雑誌等幅広い媒体のデザインを手掛けていきたいと考えています。自己満足に陥らず、手にとった方に感動を与えるような仕事を目指しています。

前職で体調を崩したことで、健康の大切さと、仕事ができないつらさを身にしみて感じました。現在は健康そのものですが、健康管理には十分留意し、「デザイナーとして一生勉強」という意識を忘れずに、積極的に仕事に取り組んでいきたいです。3

【今後のビジョン】4
貴社の制作物には、以前から非常に好感を抱いて拝見していました。今回デザイナー職の募集に際し、今までに培ったデザイン力、プレゼンテーション能力を生かし、貴社のクリエイティブ業務に貢献したいと考えています。面接の機会をいただければ、作品を持参し、これまでの制作実績を具体的にご説明いたします。

【自己研鑽】
6カ月間のブランク期間において、オンライン講座や専門書を活用し、Photoshopの高度なスキルを習得しました。5

【スキル】
Illustrator、Photoshop、Dreamweaver（いずれもCC）を熟知しています。

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体調不良や家庭の事情で退職をした場合の自己PRの書き方・ポイント

1自分の強みをアピールしよう

採用担当者は、求める人材とマッチングするか、応募者の強みを見極めています。

体調不良等の退職理由を払拭するだけの強みをアピールし、採用後に活躍する姿をイメージさせましょう。

2現在の状況を記載しよう

体調不良や家族の介護などで退職しても、長期のブランク期間でない場合は、あえて記載しない方法もあります。

記載するなら、現在は業務にまったく支障を与えないことを伝えましょう。

3健康を害して感じたことを記載する

体調不良などでの退職は、結果だけを記載するのではなく、その経験から得たことや感じたことを簡潔にまとめ、アピールに盛り込みましょう。

４応募企業への熱意を示そう

特定の企業へ応募する場合は、応募企業だからこそ入社したい具体的な理由を記載し、熱意を示します。作品等があれば、持参することを明記しましょう。

5ブランク期間について説明しよう

体調不良などによるブランク期間でも、仕事に復帰するために行った自己研鑽などがあれば、記載しましょう。

応募職種で生かせることがポイントであり、関連性のない自己研鑽ではマイナス評価になることがあるので注意が必要です。

自己PRの基本の書き方・
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監修者

谷所　健一郎（ヤドケン）

キャリア・デベロップメント・アドバイザー（CDA）
有限会社キャリアドメイン　代表取締役

有限会社キャリアドメイン代表取締役キャリア・デベロップメント・アドバイザー（CDA）。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド必ず成功する転職」（マイナビ出版）、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」（マイナビ出版）、「転職者のための面接回答例」（マイナビ出版）、「転職者のための自己分析」（マイナビ出版）　ほか多数。