20代の生き方・働き方を応援
親の年収と比べて、自分のほうが多い?少ない?
掲載日:2017.7.3
先が見えない社会は不安も多い
このまま会社に居続けて、10年後や20年後まで着実に給料がアップしていくのか? そもそも、この職業がまだあるのだろうか? 世界が変革期を迎え、AI(人工知能)が仕事を奪うなどのニュースも飛び交っているだけに、不安になることも多いかと思います。
そんななか、ひとつの指針となるのが、自分は親の年収を越えられるのだろうか?という素朴な疑問ではないでしょうか。たとえ具体的に親の年収を知らなくても、子どもが生まれたときに、自分が与えてもらったような、もしくはそれ以上の環境を用意できるかは気になるところです。そこで今回は、自分の年収と親の年収に関する調査を行ってみました。
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あなたは親の年収を知っていますか?
今回、シゴトサプリがアンケートを行ったのは関東(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住む、20~49歳の男女。彼らは、公務員や会社員といった方々です。そこで、まずは「あなたは親の年収を知っていますか?」という質問。「親の年収を知っている」と答えた人は、男性38.2%、女性34.5%。数ポイントの差ですが、男性のほうが親の年収を知っていることが多いようです。
年齢別で見てみると、30~49歳の男女はともに7割近くの人が「親の年収を知らない」との答え。一方で、20~29歳の男女では、半数近くも「親の年収を知っている」人がいました。その理由を筆者が調べてみると「大学で奨学金を申請する際に知った」「偶然、机の上にあった親の確定申告書類を見てしまった」「子どもの頃から、毎月の給料明細を見せてくれる親だった」という状況があるようです。近年は、奨学金を受ける人が増えていることも関係があるかもしれません。お金の話はデリケートな問題であるため、親が子どもに自分の年収を教えるべきかは、親にとっても気になることのようです。
20代でも半数以上が「親よりも年収が高い」または「同程度」
そして、ここからが本題。「親の年収を知っている」と答えた方々に、その金額は現在のあなたの年収より「高い」「同程度」「低い」の3択で質問したところ、「親の年収よりも高い」および「親の年収と同程度」を合わせた人数が、6割を超える回答になったのです。
この結果、皆さんは意外だと思いますか? もちろん、40~49歳の男性が80.5%ともっとも多かったことはありますが、20~29歳の男性で51.0%、女性で57.4%と、20代でも半数以上の方々が「親よりも年収が高い」、または「親の年収と同程度」と答えています。ユニークなのは、20~29歳でみてみると、女性のほうが男性を上回る結果になったことです。
国税庁の民間給与実態統計調査では、バブル崩壊後の1998年に465万円と、前年の467万円から平均給与が下がり始め、リーマンショック後の2009年には406万円にまで落ち込みました。その後は、若干のアップダウンはあるものじんわりと上がり始め、2015年は420万円に。そんな長きに渡る不況のなかで、多くの会社で業績が落ち込み、親世代の給料が下がったことが理由のひとつに考えられるでしょう。
アンケートではその他にも、「親の年収より低い」「親の年収と同程度」と回答した方々に、「親の年収を超えたいと思いますか?」と質問したところ、約8割の方々が「はい」と答えました。その理由としては、「より豊かな生活をするため」「親孝行をするため」「自身の子どもに同等以上の養育費をかけるため」という回答が。その他には、「親に負けたくないため」という答えも見受けられました。
また、「いいえ」と答えた人の理由には、「今の景気では難しいと思うから」「親の年収が高すぎる」という回答が見られました。確かに、国税庁の2016年民間給与実態統計調査における年齢別平均給与額では、ともに50~54歳を頂点(男性670万円、女性509万円)とする年功序列型。さらに、大卒初任給は10年以上もの間、20万円前後で頭打ちとなっています。そう考えると、今すぐに親の年収を超えることはハードルが高いようにも感じるかもしれません。しかし、まだ諦めてはいけません。
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スキルアップと転職で年収UP
そこで、すでに「親の年収を超えている」という人たちに、どんなことを心がけてきたのかを聞いてみました。すると、男女問わず多くの人が「年収が高い職業・企業に就いた」と答えた一方で、20~29歳男性では「収入アップのために転職した」という回答が目立ちました。また、20~29歳の女性では「スキルアップに尽力した」という答えが多く見られました。やはり、今よりも豊かな暮らしを得るためには、20代から自分を磨き、年収の高い職業や企業に転職することが近道であることがわかります。
2016年の有効求人倍率は1.36倍と、1991年の1.4倍に次ぐ25年ぶりの高さ。ニュースでも、あらゆる業種で人手不足だと叫ばれています。今こそ自分のスキルや適性を考慮して、将来のことを考えるのにいい時期なのかもしれません。
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