週末2泊3日で満喫！　会社員でも気軽に行ける海外旅行先は？

掲載日：2015.5.11

海外旅行が好きだったものの、社会人になってからはまとまった休みが取りづらくなかなか行けない……。そう嘆いている人は少なくないのではないでしょうか？　

「週末の2泊3日でも、十分海外旅行を楽しめますよ！」

こう力強く話すのは、旅行作家の吉田友和さん。本当にそんな短期間で満喫できるの!?

「オススメの旅行先は、タイと台湾です。ご飯がおいしい、気候がいい、現地の人が親日的、物価が手ごろ、飛行機の直行便が多くて行きやすいなど、メリットが盛りだくさん。非常にバランスがいい国です」（吉田さん　以下同）

短期間の旅行では、移動時間を考えると東アジアか東南アジアがベター。台湾や上海など東アジアへは、飛行機で日本から片道約3時間前後で行くことができます。深夜便はほとんどないため、スケジュールは1日目の朝に日本を出発して、昼に現地着。観光を楽しんで3日目の昼～夕方の便で現地発、夜に日本着が一般的です。ちなみに、弾丸で1泊2日で行くことも可能です。

一方、シンガポールやタイなどの東南アジアになると、深夜便があります。機中泊ができるので、東アジアより遠いにも関わらず、現地の滞在時間が長くなるというパターンも！　往復ともに機内泊だと体力的にキツくなるので、どちらか一方を機内泊にして時間を有効活用すると、無理なく旅行できます。

スケジュール感を把握できたところで、気になるのは予算。どのぐらいで行けるものなのでしょう？

「時期や出発地にもよりますが、宿泊費込みの2泊3日で、台湾だと5万円、タイだと8万円が目安です。近ごろはLCCがあるので、飛行機次第ではもっと安く抑えられることも。宿泊費は台湾で5,000円～1万円、タイは3,000円～5,000円もあれば、そこそこいいホテルに泊まれます。ゴールデンウイーク後の6月、夏休み後の10月、お正月後の2～3月は比較的安いので狙い目です」

このほか、シンガポールは街並みが新しくてきれいなため、リゾート的な楽しみ方ができる点で女性にはうってつけだそう。ただし、こちらは低ランクのホテルでも1万円以上はするので、予算は約10万円（2泊3日）とちょっと割高に。

とはいえ、短期間の旅行では宿泊費をケチらず、リラックスできる部屋を選んだほうが、週明けの勤務が旅行疲れでつらいという事態を避けられるそう。また、飛行機のおトクな情報は、各LCC会社のメールマガジンをチェックしてみましょう。

「社会人の旅行で気を付けたいのは、あれもこれもと予定を盛り込み過ぎないこと。メジャーな観光地を回ろうと頑張り過ぎて、疲れて終わってしまうこともあります。旅行に行けば、何か面白いことが起こるものなので、余裕のあるスケジュールを組みましょう」

海外とはいえ、アジア地域は気軽に行けるもの。週末を利用して、自分へのご褒美やリフレッシュに海外旅行にぶらりと出かけてみては？

（名久井梨香＋ノオト）