【正社員の通勤負担の実態調査】通勤時間は平均56分。理想は平均39分で理想と現実に17分の差。「通勤1時間以上」の人の5人に1人が「業務パフォーマンスに影響」
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『マイナビ転職』が正社員600名に聞いた、「正社員の通勤負担の実態調査」。通勤時間に対する理想と現実のギャップや通勤ストレスが仕事に及ぼす影響などが浮き彫りになりました。
INDEX
正社員の現在の通勤時間は平均56分、理想は平均39分で現実と17分の差。理想の通勤時間は「30分以上1時間未満」が38.7%で最多
正社員に現在の通勤時間について聞いたところ、全体の平均は56分でした。最多は「1時間以上(37.9%)」で、「30分以上1時間未満(34.9%)」が続き、通勤時間が30分以上の人は7割以上を占めています。
また、理想の通勤時間は平均39分で、実態と17分の差がみられました。理想の通勤時間は「30分以上1時間未満(38.7%)」が最多となり、通勤負担の軽減を望みながらも、一定の通勤時間は許容している人が多いことがうかがえます。
通勤時間の理想と現実のギャップ
一都三県では、東京都・神奈川県・千葉県は約半数が通勤時間「1時間以上」。埼玉県は「1時間以上」が64.1%で最多
一都三県の通勤時間をみてみると、全都県で「1時間以上」が約半数を占めて最多となり、埼玉県が64.1%で特に高い結果でした。「30分未満」の回答をみると、東京都(8.0%)・神奈川県(12.9%)・埼玉県(7.7%)の3エリアは1割前後となっています。埼玉県は「30分未満」の割合が低く、「1時間以上」の割合が高いことから、一都三県の中でも通勤時間が長い傾向がうかがえます。
一都三県の通勤時間比較
通勤時間が長い人ほどストレスや仕事への影響が高い傾向
現在の通勤時間への満足度を聞いたところ、全体では17.0%が「満足」と回答しました。「通勤時間が短い(30分未満)」層では29.3%だった一方、「通勤時間が長い(1時間以上)」層では3.2%に留まり、両者の差は26.1ptとなりました。
現在の通勤時間への満足度(通勤時間の長さ別)
また、通勤時間が仕事や生活に与える影響について聞いたところ、通勤時間が長い層では「現在の通勤時間の長さにストレスを感じている(21.9%)」が最多となり、「通勤時間の負担が仕事のパフォーマンスに影響している(20.5%)」、「今の会社に勤め続けることが難しいのではと感じたことがある(17.4%)」が続いています。
通勤時間が仕事や生活に与える影響
通勤時間が30分未満の人の約2割が「仕事探しの際に通勤時間を重視」
一方、通勤時間が短い層では「仕事探しの際に通勤時間を重視した(17.8%)」が最多でした。通勤時間の長さは、仕事やキャリアに対する意識にも影響を与えている可能性がうかがえます。
ちなみに、「通勤時間ゼロ」を実現でき、育児や介護と仕事を両立するフェーズになると心強い制度であるテレワークの温度感については、「テレワークが可能になるなら給与が下がっても構わない」と回答した人は約1割。「仕事探しの際にテレワーク可能かどうかを重視した」は7.5%に留まりました。ただし、職種によって温度差があるようです。
(参考)職種別・テレワークに対する温度感
通勤時間が長い人ほど寝不足を感じる頻度が多い傾向。通勤時間が1時間以上の人の約半数が「仕事・残業・通勤時間の負担」を寝不足の原因に挙げる
通勤時間の長さ別に寝不足の頻度をみてみると、「通勤時間が長い(1時間以上)」層の74.0%が週2日以上の寝不足を感じており、「通勤時間が短い(30分未満)」層(65.6%)より8.4pt高い結果となりました。
通勤時間と寝不足を感じる頻度の関係性
また、寝不足の原因をみると、「仕事時間の長さ・残業・通勤時間の負担」を挙げる割合は、「通勤時間が長い(1時間以上)」層では47.9%と約半数にのぼり、1時間未満の層よりも15pt以上高く、他の寝不足の原因と比べても高くなっています。通勤時間が長い層では、残業などに加えて通勤時間の負担も睡眠不足の一因となっている様子がうかがえ、さらに睡眠不足が仕事のパフォーマンスやストレスに影響を及ぼしている可能性も考えられます。
通勤時間と寝不足の原因の関係性
時差出勤・フレックス制度の利用割合は年収が高い層や管理職で高い傾向
都心部で電車通勤をする際は、通勤時間の長さだけでなく、交通機関の混雑も通勤ストレスに影響がありそうです。そんななか、通勤ラッシュを回避しやすくなるのが時差出勤やフレックスタイム制度。今回の調査では、「時差出勤やフレックス勤務ができる」と回答した人は約3割に留まりました。
属性別に見ると、年収が高い層や管理職は時差出勤やフレックス勤務の利用割合が高い傾向に。管理職になると責任や業務の負荷は増えますが、働き方の裁量は得やすい部分があるのかもしれません。
(参考)時差出勤やフレックス勤務の利用率
【総評】
今回の調査では、現在の通勤時間と理想の通勤時間に17分の差があり、特に通勤時間が1時間以上の人では、ストレスだけでなく、仕事のパフォーマンスや勤続意向、睡眠にも負担が及んでいる可能性がうかがえました。睡眠不足が意欲の低下やミスの誘発につながることは、「睡眠と仕事に関する実態調査」でも明らかになっています。
働き方の選択肢が広がるなか、企業には社員の通勤負担を軽減する時差出勤、フレックスタイム制度、テレワークなどに加えて、本人の意向に沿った店舗・拠点配属など柔軟な制度設計が求められるのではないでしょうか。また、転職希望者にとっても、給与や仕事内容だけではなく、実際の通勤時間や通勤しやすさなどを考慮して転職先を選ぶことが、長く働き続けるうえで重要といえるでしょう。
『マイナビ転職』編集長 瀧川さおり
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【調査概要】マイナビ転職「正社員の通勤時間に関する調査」
調査期間:2026年2月3日(火)~8日(日)
調査方法:20代~50代の正社員を対象にWEB調査を実施
有効回答数:600名(内訳:20代~50代各150名)
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社マイナビ
ライフキャリア事業本部 サイト広報戦略部
Email:mt-brand@mynavi.jp
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