外資系企業とは? 働く人に聞いたメリット・デメリット、種類や特徴
更新日:2024年11月29日
記事まとめ(要約)
- 外資系企業とは、外国資本によって成り立っている企業のこと
- 一般的には、経営方針など会社の軸となる部分を海外企業(外国人)が決めている会社を指すことが多い
- 即戦力を求められる、成果主義、年収が高い傾向がある、などの特徴が挙げられる
- 働いている人に聞いた外資系企業のメリット1位は「給与・年収」、デメリット1位は「安定性」
「外資系企業に転職すれば、高年収が期待できる」「残業が少なく、プライベートを充実させられる」といったイメージから、外資系企業への転職を検討している人もいるのではないでしょうか。
今回は、実際に外資系企業で働いている76名を対象にアンケート調査を行い、その結果を基に日本企業との違いや、メリット・デメリット、種類についてまとめました。
働き方の特徴やどのような人が向いているのかを紹介するので、自分の希望する働き方や価値観に適しているかを確認してみましょう。
外資系企業とは
外資系企業とは、外国資本によって成り立っている企業のことを指します。外国資本が一定比率を超えた企業は、「外資系企業」と呼ばれる傾向にありますが、実は明確な定義がありません。
しかし経済産業省が毎年実施している「外資系企業動向調査(2020年調査)」での対象企業は、下記のとおりとなっており、これが一つの目安と言えそうです。
①外国投資家が株式または持分の3分の1以上を保有している企業
②外国投資家が株式または持分の3分の1以上を保有しており、国内法人が出資する企業
一般的に外資系企業と言われる場合には、経営方針など会社の軸となる部分を海外企業(外国人)が決めている会社を指すことが多いようです。
外資系企業の種類
一口に「外資系企業」といっても、「外資出資100%の企業」と「日系企業と共同出資の企業」「外国の企業が買収または資本提携した企業」の3種類に分けられます。
企業の方針や雰囲気、求められる英語スキルのレベルなどが大きく異なるので、外資系企業の種類を理解したうえで転職先を選択したほうが良いでしょう。
外資出資100%の企業
「外資系企業」と言われて、多くの人が一番にイメージするのは、外資出資100%の企業ではないでしょうか。
海外の企業が日本支社として日本に進出したケースでは、世界的に知名度が高かったり、資金力やブランド力が高い傾向があるようです。
海外企業の100%子会社ですので、経営方針は海外にある本社の決定に従います。設立直後は、外国人が多く在籍しており、本社とのやりとりをする必要があるので、ビジネスで通用する英語力が求められるでしょう。
日系企業と共同出資の企業
海外企業と日本企業が共同出資で創立するケースです。出資額が大きい企業が主導権を握ります。出資比率によって、経営方針や企業文化が大きく異なり、グローバル色の強い企業もあれば、日本企業カルチャーの法人も見られることが特徴です。
海外の企業が日本のマーケットにおけるサービス・製品の拡大を効率的に進めることを主な目的とし、日本企業とパートナーシップを組んで法人設立をします。
外国の企業が買収または資本提携した企業
外国の企業が日本企業を買収、または資本提携を結ぶと、外資系企業に変化します。事業拡大や海外進出、後継者不在の解決や事業承継のために行われることが多いです。
外国の企業が日本企業を買収(M&A)した場合は、経営方針や企業文化は買収先企業に従う傾向にあります。
外資系企業の特徴
外資系企業は、どのような特徴を持っているのでしょうか。外資系企業で働いている人に実施したアンケート結果を基に、リアルな声を交えながら一般的な特徴について紹介します。
即戦力を求められる
日本の企業は、「新入社員を育成し、戦力となる人材に育てる」という考えが多い傾向です。
しかし、外資系企業は、これまでに培った技術や知識を生かして、成果をすぐに上げられる即戦力の高い人材を求める傾向があります。
実力・成果が給与に反映される
「外資系企業=成果主義」というイメージが浸透しているとおり、外資系企業ではパフォーマンスに対してシビアな評価を受けます。
実際に、外資系企業で働く人のなかには、「若くても能力とやる気があれば抜てきされる。逆におとなしくしていると、いつまでも同じ待遇で、昇進・昇格できない(53歳/男性/事務・企画・経営関連)」という声も見られました。
成果に見合った報酬を受けられるので、「自分の実力を試したい」「自分の市場価値を高めたい」といった向上心のある人に向いています。
年収が高い傾向がある
外資系企業は、成果に応じて昇給・昇格が期待されるため、実力があれば日系企業よりも高い報酬を得られます。
実際に「外資系企業に転職したら、年収が前職の2倍以上になった」という声も見られました。また、外資系企業で働くメリットの1位に「給与・年収」がランクインしていることから、収入面における満足度の高さが見て取れました。
年齢に縛られることなく、成果によって高い評価を得られるのは、外資系企業の特徴だと言えるでしょう。
ただし、「外資系企業は給与・年収が高くて稼げる?」という質問に対し、68.2%の人がNOと回答していることから、「外資系企業=高年収」ではなく、正しくは「実力があれば高年収を得られる」と捉えておくと良いかもしれません。
不要な残業はしない
日系企業では、残業をしていると「より多くの業務をこなしている」と高く評価される傾向にあります。
しかし、不要な残業をしないことが特徴の外資系企業では、「勤務時間内に仕事を終わらせることができない」「効率が悪く、スケジュール管理が苦手」という印象を持つ人もいるようです。
なお、「外資系企業=残業が少ない」わけではありません。実際に外資系企業に勤める約9割の人が「残業がある」と回答しているとおり、業務が終わらなければ、日系企業と同様に残業をする必要があります。
外資系企業は、意思決定や業務遂行がスピーディーであるため、スピード感に適応するために「判断力」と「業務効率化」を向上させる必要があるかもしれません。
人間関係がドライ
外資系企業は、日系企業よりも人間関係がドライという声も見られます。外資系企業で働く人は、仕事よりも家族を優先にし、プライベートを大切にしていることが特徴です。
基本的に仕事終わりの付き合いがないため、「飲み会が苦手」「プライベートを充実させたい」という方にもぴったりだと言えるでしょう。
しかし、外資系企業に勤めている人のなかには、「ホームパーティーが多い」「売り上げが上がったらみんなでハグをする」という声もあるので、人間関係がドライであるかは、会社や職場によって大きく異なるのかもしれません。
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外資系企業と日系企業の違い
日系企業の特徴として、新卒での一括採用・教育研修制度・年功序列などが挙げられます。異動や働き方、福利厚生などさまざまな違いがあるので、事前に把握しておきましょう。
外資系企業は、職務に特化した人材を採用する「ジョブ型採用」が主流です。一方で、日系企業は「総合職」として採用し、社員の適性や社内の事情によって入社後に職種変更を求めることもあります。
また、日系企業ではマニュアルが完備されている場合もあり、基本的には上司の指示を得てから遂行します。一方、外資系企業では自主性を求められるため、待っていても仕事を振ってもらえません。成果主義である外資系企業では、自分の成果をしっかりとアピールすることで年齢に関係なく昇給・昇格が期待される点も大きな違いだと言えるでしょう。
外資系企業は、年俸に福利厚生が含まれることも多く、補助や手当てが付くケースはまれです。成果を上げた人を優遇するという方針のため、社員全員が平等に会社から何かを与えられることは少ないのかもしれません。
外資系企業に向いている人とは?
外資系企業にどのような人が向いているのでしょうか。外資系企業特有の環境が適している人の特徴を3つに分けてご紹介します。
効率的に物事を進められる
外資系企業では、意思決定や業務遂行にスピード感があり、次から次へと業務目標が定められます。そのため、短いスパンで計画を立てて臨機応変に対応することが求められます。
常に効率を求めて迅速に業務を遂行できる人には、向いていると言えるでしょう。
反対に自分のペースで仕事をしたいという方にとって、外資系企業のスピード感は大きなプレッシャーになるかもしれません。
プライベートと仕事をしっかり分けられる
外資系企業で働く人の多くは、プライベートと仕事のバランスを重視しています。そのため「プライベートを充実させたい」「仕事が終わったらすぐに退社したい」という方に向いているようです。
しかし、プライベートと仕事を両立するために、スケジュール管理を徹底し、業務を効率よくこなす能力が求められることを理解しておきましょう。
数字で評価されたい
外資系企業は、成果主義ですので年齢や勤続年数にかかわらず、実績が正当に評価されます。
成果が報酬に直結するので、やりがいを感じながら働くことができます。外資系企業で満足感を得ながら働くためには、常に向上心を持ち、スキルアップに努めることも大切です。
また、日系企業に比べて、女性の管理職比率が高いことも特徴ですので、年齢や性別に関係なく、実力主義な環境で働きたい方に向いています。
外資系企業にまつわるウワサ、それって本当?
外資系企業に対するイメージや気になるウワサは本当なのでしょうか? そこで、外資系企業で働いている76人に「外資系って本当に〇〇なの?」と聞いてみました。
【ウワサ1】外資系企業は給与・年収が高くて稼げる?
一つ目のウワサは、多くの人が気になる給与について。「外資系企業=高給」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、「外資系企業のほうが給与・年収が高い?」という質問に対しては、「YES」が31.8%、「NO」が68.2%という結果に。「外資系企業だから給与や年収が高い」という人は少数派でした。
【ウワサ2】外資系企業は残業がない?
「外資系=成果主義」で、自分の仕事が終わったらサクッと帰れて残業が少ない、なんてイメージを持っている人もいるのでは? 「外資系企業は残業がない?」という質問には「YES」が12.5%、「NO」が87.5%と、9割近くの人が「残業はある」と回答。外資系企業でも業務量に応じて残業はあるようです。
【ウワサ3】外資系企業は忙しい?
「外資系企業は忙しい?」という質問では、「YES」が26.1%、「NO」が73.9%に。外資系企業だからといって忙しいとは限らないようです。ウワサ2で「残業はある」という回答が多かったものの、今回のアンケート対象者は、「業務が忙しい」と感じることは少ないようです。
【ウワサ4】外資系企業は昇進が早い?
「外資系企業は昇進が早い?」という質問では、「YES」が25.0%、「NO」が75.0%と、7割以上の人が昇進は早くないと答えました。外資系企業だからといって、昇進スピードが特段早いということはないようです。
【ウワサ5】外資系企業は人間関係がドライ?
外資系企業で働く人たちはサバサバしていて、社内の人間関係もさっぱりしているイメージがあるかもしれません。
「外資系企業は人間関係がドライ?」という質問では、「YES」が35.2%、「NO」が64.8%となりました。全体としては、「人間関係がドライではない」という回答のほうが多かったものの、一定数の人はドライだと感じているようです。
【ウワサ6】外資系企業は上下関係がなくフランク?
外国人同士のコミュニケーションでは、お互いにファーストネームで呼び合うなど、フランクなイメージがありますが、「外資系企業は上下関係がなくフランク?」という質問には、「YES」が21.6%、「NO」が78.4%と、8割近くの人が上下関係はあると回答。外資系企業といえども、先輩後輩の関係性はしっかりある会社が多いようです。
【ウワサ7】外資系企業はクビやリストラが多い?
終身雇用や年功序列の文化がある日本企業に比べ、海外の企業は成果が出なければクビやリストラされやすいとイメージする人もいるのでは?
「外資系企業はクビやリストラが多い?」という質問では、「YES」が31.8%、「NO」が68.2%と、約3人に1人が「クビやリストラが多い」と回答。一部の外資系企業では成果主義の側面が少なからずあるのかもしれません。
【ウワサ8】外資系企業は海外出張や海外赴任のチャンスが多い?
「外資系企業は海外出張や海外赴任のチャンスが多い?」という質問では、「YES」が26.1%、「NO」が73.9%となりました。外資系企業では、本社や支社が海外にあるということもめずらしくないですが、だからといって海外に行くことが圧倒的に多いというわけではなさそうです。
【ウワサ9】外資系企業は外国人・外国文化に触れる機会が多い?
外資系企業といえば、外国人も多く働いていて、グローバルなイメージがあります。
しかし、「外資系企業は外国人・外国文化に触れる機会が多い?」という質問では、「YES」が31.8%、「NO」が68.2%と、意外にも「外国人や外国文化に触れる機会は少ない」という回答が多くなりました。
【ウワサ10】外資系企業は有名な大学出身者が多い?
「外資系企業は有名な大学出身者が多い?」という質問では、「YES」が18.2%、「NO」が81.8%と回答。有名な大学出身者の人もいるようですが、全体としてはそこまで多くないという結果になりました。
外資系企業で働いている人を対象にした今回のアンケートでは、外資系企業のウワサやイメージとは異なる部分もあることが分かりました。外資系企業とひとくくりに言っても、実際には会社や部署、業務内容によって感じる印象は異なるようです。
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ここが違う! 外資系企業で働いている人のリアルな声
ウワサの実態をYES/NOの割合で紹介してきましたが、一人ひとりの声を見ていくと、「外資系企業ならではかも?」という意見も見受けられました。ここでは、「日本企業と違いを感じた瞬間」や「日本企業にはない外資系企業の特徴」など、働いている人たちのリアルな声を紹介します。
- 外資系企業に転職したら、年収が前職の2倍以上になった (43歳/男性/IT関連技術職)
- プライベートを大切にしている人が多い (33歳/女性/その他技術職)
- 若くても能力とやる気があれば抜てきされる。逆におとなしくしていると、いつまでも同じ待遇で、昇進・昇格できない (53歳/男性/事務・企画・経営関連)
- 事業展開のスピード感がとにかく早い (34歳/男性/メカトロ関連技術職)
- アットホームかつ無駄な人間関係の気遣いがない (45歳/男性/技能工・運輸・設備関連)
- ホームパーティーなどが多く楽しい (50歳/男性/営業関連)
- クビになる時は当日中にすべて備品を返さないといけない (43歳/男性/事務・企画・経営関連)
- 売り上げが上がったらみんなでハグをする (28歳/女性/事務・企画・経営関連)
- 海外経験を積める機会が多い (41歳/男性/メカトロ関連技術職)
- クリスマス休暇がある (57歳/男性/営業関連)
外資系企業では、「給与」や「評価」、「社風」などの点で、日本企業と違いがあると感じている人が多くいました。
外資系企業で働いている人に聞いた! 外資系企業のメリットTOP5
外資系企業で働いている人たちに、外資系企業のメリットを聞き、魅力や特徴をまとめました。
1位 給与・年収
前章のウワサにまつわるアンケートで「外資系企業は給与・年収が高くて稼げる」と答えた人は30%台でしたが、外資系企業で働くメリットとして「給与・年収」が1位になりました。外資系企業は日本企業と比べて給与・年収が高いというわけではなく、成果に応じた満足のいく報酬を得ている人が多いのかもしれません。
1位 スピード感
「給与・年収」と同率で1位に上がったのが「スピード感」。「経営陣の意思決定が合理的で早い」(58歳/男性/その他技術職)と答える人がいるなど、外資系企業では、事業やプロジェクトの展開や拡大をフレキシブルに行い、採算が合わなければあっさり撤退するというようなスピード感があるようです。
3位 労働時間・休暇制度
日本でも働き方改革などの影響で長時間労働の軽減や休暇の取得に力を入れている会社が増えているようですが、外資系企業で働く人は労働時間や休暇制度に満足している傾向にあるようです。
3位 語学力の向上
外資系企業では、英語などの外国語で社員同士や取引先とコミュニケーションを取るシーンもあり、語学力が向上するというメリットがあるようです。すべての外資系企業の業務で英語や外国語が使われているわけではありませんが、語学力を生かして働きたいという人にとっては良い環境でしょう。
5位 異文化との接触
外資系企業では、多様な文化に触れる機会もあるようです。会社によってはハロウィンやクリスマスパーティーがあったり、頻繁にホームパーティーに参加したりと、外資系企業ならではの体験ができるかもしれません。
外資系企業で働いている人に聞いた! 外資系企業のデメリットTOP5
外資系企業で働いている人たちに、外資系企業のデメリットについてアンケート調査を行いました。華やかで給与水準が高いという良いイメージが強い外資系企業にはどのような欠点があるのでしょうか。実際に働いている人にしか分からない実態を見ていきましょう。
1位 安定性
外資系企業のデメリットと感じるポイントとしてもっとも多かったのが「安定性」。「能力が発揮できなければクビになる」(39歳/女性/IT関連技術職)、「人の入れ替わりが激しい」(26歳/女性/公共サービス関連)などの声があり、外資系企業では、長く安定的に働くことへの不安を感じる人が多いのかもしれません。
2位 福利厚生
「退職金制度など、長く働くことを見据えた制度があまりない」(39歳/女性/IT関連技術職)といった意見も。外資系企業では社員全員に平等に何かを与えるというよりは、成果を上げた人の待遇をよくするという方針の会社が多いのかもしれません。
3位 給与・年収
メリットとして1位になった「給与・年収」がデメリットの3位にランクイン。外資系企業ならば誰でも満足のいく収入が得られるというわけではなく、やはり会社や業務内容、仕事の成果によって待遇は異なるようです。
4位 社風・企業文化
外資系企業の特徴として、多様な人や文化と関わるということがありますが、その文化になかなかなじめず苦労する人もいるのかもしれません。
4位 スピード感
メリットの2位に上がった「スピード感」がデメリットの4位に入りました。スピーディーな意思決定や合理的な判断がメリットだと感じる人もいれば、自分のペースを保ってじっくり仕事を進めたいという人にとっては、外資系企業のスピード感がプレッシャーになることもあるようです。
4位 人間関係
会社や職場によって異なりますが、「人の仕事を手伝ったり助け合うことがなく、仕事の後の付き合いもあまりないため、冷たく感じる」(39歳/女性/公共サービス関連)という人がいたり、ドライな人間関係を期待していたのに、「日本の会社よりもウェットだ」(48歳/男性/専門職関連)という声も挙がりました。
4位 語学力の向上
英語力を生かして働きたい、語学力を向上させたいと思って外資系企業に入社したものの、実際には業務でほとんど外国語を使わないというケースもあるようです。
外資系企業で働いていて、驚いたこと
メリット・デメリットのほかに、外資系企業で働いていて驚いたことも聞いてみました。
- 給料が青天井 (43歳/男性/IT関連技術職)
- 海外のマナーやルールに従ったり、時差に対応することもある (33歳/女性/クリエイティブ関連)
- 長く働き、朝早く出勤することが良いとされる日本企業とは考え方が違う (34歳/男性/専門サービス関連)
- 仕事より家族を優先している (53歳/女性/事務・企画・経営関連)
- コーヒーを持ちながら会社に入ってくる文化がアメリカナイズされていると思う (34歳/女性/営業関連)
給与体系や仕事の進め方、仕事とプライベートのバランスの取り方などが、日本企業とは違って驚いたという人が多いようです。更に、こんな声もありました。
- 即刻クビになる人がいる (38歳/男性/営業関連)
- 仕事で使わないのに英語の勉強をさせられる (49歳/男性/IT関連技術職)
- 採用条件が厳しい (25歳/女性/事務・企画・経営関連)
- 給料の差が激しい (49歳/男性/IT関連技術職)
すべての外資系企業に当てはまるわけではありませんが、日本企業との違いを感じ、驚いたことがある人は多いようです。
英語力(語学力)はどれくらい必要?
外資系企業では、英語または外国語を使うイメージがありますが、実際にどれくらい使うのか、またどんな業務で外国語を使うのか聞いてみました。
外資系企業で働いている人に聞いた! 英語・外国語を使う頻度は?
英語・外国語を使う頻度は「年に数回」または「まったく使わない」と答えた人が42.1%と半数近くになりました。外資系企業で働いているからといって、必ずしも日常的に外国語を使うわけではないようです。
しかし、「毎日」と答えた人が21.6%と、5人に1人いるのは外資系企業ならではの結果かもしれません。語学力を生かして働きたい人にとって、外資系企業は選択肢の一つになるでしょう。
では、英語・外国語はどんな業務で使うのでしょうか。「英語・外国語を使う」と答えた人に聞いてみました。
英語・外国語を使う業務は?
外国語を使う業務としては、「メールでのやりとり」がもっとも多いようです。外資系企業で働きたいと思っているけれど、「外国語での会話はあまり自信がない」という人も、メールなどの文書であれば対応できるかもしれません。
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まとめ
外資系企業は、ウワサやイメージどおり、成果主義が主流となっており、実力次第で高年収・優遇が期待できます。「年齢や性別、勤続年数に縛られることなく、正当に実力を評価してもらいたい」と考える人におすすめです。
外資系企業では迅速な判断力や、効率的な業務遂行能力、柔軟な対応力、自身の実績をアピールする能力が求められます。求められる能力は、日系企業と違う部分があるので、外資系企業の働き方が自分に適しているかを確認することが大切です。
なお、給与や労働時間、福利厚生、社風、企業文化などは企業によって異なるので、イメージだけで判断せず、自分が求める条件や環境がある外資系企業かをしっかり見極めて転職活動を進めましょう。
マイナビ転職 編集部
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