職場・仕事の人間関係の悩みに疲れたら?会社を辞めたいと思った時にやるべきこと
更新日:2026年09月02日
監修者大迫 鑑顕
精神科医、産業医、公認心理師/メンタルヘルスかごしま中央クリニック 院長
記事まとめ(要約)
- 職場の人間関係が悪化する主な原因は、コミュニケーション不足や仕事そのものへのストレスなど
- 放置すると心身にさまざまな不調が現れることもある
- 自分の考え方を変える、信頼できる人や社内外の相談窓口を頼るなど、辞める前に試したい対処法がある
- 改善しない場合は、異動・休職・転職も選択肢の一つ
- 転職する際は勢いで辞めず、期限を決めて計画的に進めることが大切
職場の人間関係で悩む人は多いのではないでしょうか。職場で相性が合わない人がいても、業務上完全に避けることは難しく、ストレスが蓄積してしまうケースも多いでしょう。
ただ、人間関係で悩む原因は実に多岐にわたります。そこで今回は、人間関係が悪くなる具体的な原因と、仕事を辞める前にできる対処法についてご紹介します。併せて、人間関係を理由に退職・転職する際の注意点もまとめました。
退職理由に多い「人間関係」
マイナビ転職では20〜50代を対象に、転職活動を始めた理由に関するアンケート調査(※1)を実施しました。
最も多かったのは「給与に対する不満」、次いで「仕事内容に対する不満」、続いて「職場の人間関係の悩み」が原因で退職を検討した人が多いことが分かりました。
1位〜10位までの結果は下記のとおりです。
≪「職場・仕事を辞めたい!」と思った理由ランキング≫
1位:給与が低かった(23.2%)
2位:仕事内容に不満があった(21.0%)
3位:職場の人間関係が悪かった(20.0%)
4位:会社の将来性、安定性に不安があった(18.3%)
5位:今後の昇進や昇格が見込めないと思った(15.4%)
6位:休日や残業時間などの待遇に不満があった(14.9%)
7位:働く環境に不満があった(14.3%)
8位:会社の事業内容に不満があった(13.7%)
9位:自分のペースに合った仕事がしたかった(12.3%)
10位:成長できる環境が整っていなかった(12.2%)
株式会社マイナビが行った「転職理由」の調査(※1)では、「職場の人間関係が悪かった」が3位に。給与、仕事内容に対する不満に次ぐ結果となっています。
多くの人が職場の人間関係に深く悩んだり、ストレスから解放されたいと考えているようです。
出典:転職動向調査2026年版(2025年実績)|マイナビキャリアリサーチラボ
職場の人間関係をどう捉えている?
最近では、若年層のビジネスパーソンを中心に「職場の飲み会を嫌がる人が多い」ことが話題になるなど、“職場の人間関係がドライになっている”というイメージを抱いている人もいるかもしれません。
しかし、2026年度新入社員意識調査(※2)によると、「社会人として仕事をしていく上で何が重要だと思うか」という質問に対し、56.6%が「良好な人間関係」と回答していることが明らかになりました。
出典:2026年度新入社員意識調査|株式会社マイナビ
このデータから、若年層も「職場の人間関係を大切にしたい」という思いが強いことが見て取れます。
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職場の人間関係が悪くなる原因
多くの人が頭を抱える職場の人間関係ですが、改善するためには、「職場の環境や相性が悪くなりやすい原因」を正しく理解する必要があります。
社員同士のコミュニケーションが不足している
社員同士のコミュニケーションが不足すると、発言や判断の背景が分からず、「なぜこのような方針になったのか」「どうして自分の意見が採用されなかったのか」などの疑問や、そこから生じる不安を抱きやすくなります。
また、日ごろの会話が少ない職場では、お互いの考え方や価値観を理解する機会が減るため、小さな誤解が大きなトラブルへ発展することもあります。質問や相談をしづらい雰囲気になると、業務上のミスや認識のズレも起こりやすくなるでしょう。
業務に関する報告・連絡・相談だけでなく、雑談などを通じた気軽なコミュニケーションも、信頼関係を築くうえで重要な役割を果たします。
リモートワーク・在宅勤務ならではの悩みもある
リモートワークなら人間関係のストレスがゼロになるのでは?と考えている人もいるようですが、在宅勤務ならではの悩みを抱える人もいることが分かりました。
厚生労働省のデータ「テレワークを巡る現状について」(※3)によると、45.3%と約半数の人が「社内コミュニケーションが減った」ことをデメリットだと感じているようです。
会社によっては、在宅勤務でもコミュニケーションを円滑にする工夫をしているので、すべての在宅ワーカーに共通する悩みとは言えませんが、在宅ならではの精神的な負担があるのも事実です。
出典:テレワークを巡る現状について|厚生労働省
仕事そのものでストレスを感じている人がいる
業務そのものに強いストレスを感じていると、心に余裕がなくなり、周囲とのコミュニケーションにも影響がおよびます。
例えば、仕事量が多すぎる、人手不足で十分に休めない、責任の重い業務が続くといった状況では、イライラしやすくなったり、周囲への配慮が難しくなったりします。
その結果、些細な言動がきっかけで人間関係がぎくしゃくするケースも少なくありません。職場の人間関係の悪化は、対人関係だけでなく、働く環境や業務負担が背景にある場合もあります。
同じメンバーと長時間過ごすことでストレスが発生する
職場では同じメンバーと長時間関わりながら仕事を進めるため、相手の言動や仕事の進め方が気になってしまうことも多くなります。その結果、価値観や考え方の違いが目につきやすくなり、小さな不満やストレスが積み重なることがあります。
また、忙しい状況が続くと気持ちに余裕がなくなり、普段であれば気にならない言動にも敏感になってしまうことがあります。こうした不満を放置すると、職場全体の雰囲気が悪化し、円滑なコミュニケーションや業務の進行にも影響をおよぼす可能性があります。
お互いの考え方や働き方には違いがあることを理解し、適度な距離感を保ちながら接することが、良好な人間関係を維持するためのポイントです。
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人間関係のストレスを感じやすい人の特徴
同じ職場で過ごしていても、人間関係のストレスを受けやすい人と、そうでない人がいます。ここでは、どのような人が人間関係に悩みやすいのか、その共通点を整理しました。
相手の評価を気にしすぎる傾向がある
職場では周囲との協力が欠かせませんが、相手からの評価を過度に気にしてしまうと、人間関係のストレスを感じやすくなります。
「嫌われたくない」「期待に応えなければ」と考えすぎるあまり、自分の意見を言えなかったり、頼まれた仕事を断れなかったりする人も少なくありません。その結果、無理を重ねて心身の負担が大きくなり、些細な出来事にも落ち込みやすくなることがあります。
周囲に配慮することは大切ですが、自分の気持ちや限界にも目を向けることが重要です。
一人で抱え込みやすい
困ったことがあっても周囲に相談できず、一人で悩みを抱え込んでしまう人は、人間関係のストレスを感じやすい傾向があります。
「迷惑をかけたくない」「自分で解決しなければならない」と考えてしまうと、不安や不満をため込みやすくなります。そのまま問題を放置すると、誤解やすれ違いが解消されないまま関係が悪化することもあります。
困った時は上司や同僚に相談したり、信頼できる相手に気持ちを話したりすることで、解決の糸口が見つかる場合も少なくありません。
コミュニケーションが一方的になりやすい
相手の話を十分に聞かず、自分の意見や考えだけを伝えてしまうと、円滑な人間関係を築くことは難しくなります。反対に、自分の考えをまったく伝えられず、相手に合わせ続けることも、誤解や不満が生じる原因になります。
職場では、こうした「一方的に話すこと」「一方的に我慢すること」もコミュニケーションの偏りといえるでしょう。
相手の話に耳を傾けながら、自分の考えも適切に伝える姿勢が、信頼関係を築くうえで大切です。
人間関係によるストレスが引き起こす症状
人間関係のストレスは、気づかないうちに心や体、そして日々の行動にまで影響をおよぼしてしまうだけでなく、適応障害やうつ病などの精神疾患のきっかけになる場合もあります。だからこそ、心が悲鳴を上げる前に、少しずつでも対処法を取り入れていくことが大切です。
身体的な症状
人間関係によるストレスは、自律神経に影響を与え、身体にさまざまな不調を引き起こすことがあります。代表的な症状は以下のとおりです。
- 頭痛
- 肩こり・首こり
- 胃痛・腹痛
- 動悸
- めまい
- 疲労感・倦怠感
- 睡眠障害(寝つきが悪い、途中で目が覚めるなど)
- 食欲不振・過食
こうした症状はストレスが原因となっている場合もありますが、病気が隠れている可能性もあります。症状が長引いたり、日常生活に支障が出たりする場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
精神的な症状
ストレスが蓄積すると、身体だけでなく心にも影響が現れます。代表的な精神的症状には、以下のようなものがあります。
- 気分の落ち込み
- 不安感が強くなる
- イライラしやすくなる
- 集中力や判断力の低下
- やる気が出ない
- 好きだったことを楽しめない
- 孤独感や無力感を抱く
一時的なストレス反応であれば改善することもありますが、日常生活や仕事に支障が出る程度の症状が続く場合には、心療内科や精神科などへの相談も検討しましょう。
行動的な症状
ストレスは、普段の行動や生活習慣の変化として現れることもあります。次のような変化が見られた場合は、ストレスが影響している可能性があります。
- 人との会話や交流を避けるようになる
- 仕事でミスや物忘れが増える
- 遅刻・欠勤が増える
- 暴飲暴食をする
- 飲酒や喫煙の量が増える
- 趣味や外出への興味を失う
- 身だしなみに気を配れなくなる
- 感情的になり、周囲と衝突しやすくなる
こうした変化は本人が気づきにくいことも少なくありません。自分や周囲が「いつもと違う」と感じたら、一人で抱え込まず、信頼できる人や専門機関へ相談することが大切です。
医療機関への相談をためらわないように
こんな状態が続く場合は医療機関へ相談を
強いストレスが続く環境では、適応障害を発症することがあります。適応障害では、気分の落ち込み、不安、不眠、出勤がつらいなどの症状がみられます。
原因となる環境から離れることで改善することもありますが、症状が強い場合は医療機関への相談を検討しましょう。
- 朝起きられず出勤できない
- 食事がほとんど取れない
- 眠れない日が続く
- 涙が止まらない
- 死にたい気持ちが出てくる
このような状態が続く場合は、一人で抱え込まず、心療内科や精神科などの医療機関への相談を検討してください。
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職場の人間関係で悩んだ時、まず試してみたい対処法
職場の人間関係に悩むと、「もう仕事を辞めたい」と感じることもあるでしょう。しかし、人間関係の悩みは考え方や環境を少し変えることで改善する場合もあります。まずは、退職を決断する前に試しておきたい対処法を紹介します。
相手を変えようとせず、自分ができることに目を向ける
価値観が異なる人と働くことは珍しくありません。相手を変えようとするよりも、必要以上に気を遣い過ぎず、自分の業務に集中することでストレスが軽減することもあります。
すべての人と良好な関係を築くことは現実的ではありません。仕事上では友達関係とは異なり、価値観の合わない人とも付き合わなければならないこともあります。価値観が合わない人に対し、無理に合わせようとすれば、疲れてしまうのも仕方がありません。
時には「なじめないものは仕方ない」「好きになれないものは好きになれない」と割り切ってしまうことも必要です。
必要以上に相手の言動を自分の責任だと受け止めず、一定の距離を置いて考えることも、ストレスを軽減する方法の一つです。考え方や接し方を変えたり、接する時間を最小限に抑えたりして、なるべくストレスをためないように心掛けましょう。
信頼できる人に相談する
一人で抱え込むと視野が狭くなり、冷静な判断が難しくなることがあります。だからこそ、次のような身近な人への相談をおすすめします。
- 勤務先の上司や先輩社員
- 家族や親族
- 同僚
- 勤務先以外の友人・知人
人に話をすることで、ストレスが軽減されたり、抱え込んでいた悩みが解決することもあります。信頼できる第三者の意見を聞き、気持ちを整理してみましょう。
先輩や同僚に相談してみると、「私も同じことで悩んだよ」という答えが返ってくるかもしれません。ほかの人が悩みとどう向き合い、どのように解決してきたのかを知ることができれば、「辞める」以外の選択肢が見つかる可能性があります。
社内の相談窓口を利用する
職場の人間関係で行き詰まってしまった場合は、人事部やコンプライアンス担当部門など、社内の相談窓口に相談をするのも一つの方法です。
- 職場の仲間から、あからさまに無視されていて、業務が進められない
- ほかの社員の前で延々と怒鳴りつけられる
このような行為は一例ですが、早めに相談することで、部署やプロジェクトを変えるなど、職場を変えなくても人間関係を改善する方法が見つかる可能性もあります。
相談する場合は、感情的にならずに落ち着いて、「いつ」「どこで」「どのような」行為を受け、「どのような被害が生じているか」を具体的に伝えることが大切です。
公的な相談窓口で相談する
社内で相談しにくい場合、公的な機関でも、仕事の人間関係に関する悩みを相談することができます。
例えば、厚生労働省が運営する「総合労働相談コーナー」では、パワハラや不当な減給などの悩みも相談ができます。各都道府県の労働局や労働基準監督署内にあり、専門の相談員が面談、もしくは電話で対応してくれます(予約不要・無料)。
労働基準法に反する内容の場合は、労働基準監督署や行政指導の部署に取り次いでもらえることもメリットだと言えるでしょう。
それでも人間関係が改善しない場合は、異動・休職・転職を考える
さまざまな方法を試しても状況が改善しない場合や、心身への負担が大きい場合は、ストレスが慢性化すると適応障害やうつ病などを発症することもあるため、働く環境そのものを変えることも選択肢の一つです。無理を続けるよりも、自分の健康を優先した判断が大切です。
部署異動を考える
仕事を辞める前に、部署異動で解決できないかを考えてみましょう。特に辞めたい理由が「部署の人間関係」であるなら、環境を変えることで解決できる可能性があります。
ただし部署異動は、直属の上司や人事に相談しても希望どおりにいくとは限りません。希望が通らなかった場合に、部署内での業務担当やチーム替えなどを検討してもらえるかも併せて相談しておくと良いでしょう。
休職する
仕事や職場の人間関係で強いストレスを感じているのであれば、「休職」を検討するのも一つの方法です。
ストレスの原因から距離を置き、心と体を休めることは大切です。退職とは違い、雇用を維持したままという安心感がある点もメリットです。
ただし、休職制度は労働基準法で定められていないため、各企業の就業規則に基づいています。企業によっては休職制度を設けていなかったり、主治医による診断書が必要だったりと、条件が異なるのでまずは就業規則を確認しましょう。
転職する
上司への相談や部署異動の希望が通らない場合や、少人数の職場でそもそも配置換えが難しい場合もあるでしょう。社内での解決が極めて困難な状況であれば、環境を変えるために転職を視野に入れるのも、選択肢の一つです。
無理をしてがんばり続けた結果、心身を病んでしまっては元も子もありません。厚生労働省が運営する「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」(※4)によると、ストレスが長期間続くと、意欲が湧かなくなったり、落ち込みやすくなったりする人もいます。心身共に追い込まれる前に、転職を視野に入れて動き出しましょう。
参考:1 うつ病とは|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
転職サイトの登録やエージェントに相談することで、気持ちに余裕が生まれるケースも
仕事を辞める前に、転職サイトや転職エージェントへ登録するのも一つの方法です。
転職サイトや転職エージェントを利用すると、実際に応募をしなくても、求人を見てさまざまな企業や職場があると知ることで「今の職場がすべてではない」と、気持ちに余裕が出るケースもあります。
また、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することで、自分に合う職場を紹介してもらえたり、視野が広がることで選択肢も増えたりするので、安心感につながるでしょう。次の転職先で同じ状況に陥らないために、職場の雰囲気や配属先の人員構成を詳しく教えてくれるケースもあります。
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人間関係を理由に転職する際の注意点
人間関係のトラブルが原因で退職を検討する人は、決断する前に理解しておきたいことがあります。後悔のない決断をするために、まずは以下のポイントを一緒に整理していきましょう。
勢いで辞めるのはNG
人間関係のトラブルから解放されるために、「今すぐに辞めたい」と考える人もいるかもしれません。
勢いで辞めると、人間関係の悩みから解放され、精神的な余裕が生まれるメリットがありますが、デメリットのほうが大きくなる可能性もあります。例えば、
- 収入が途切れ、貯金を切り崩して生活することになる
- 自己分析やキャリアを見直す時間を作れず、転職活動がうまくいかない
- ブランク(無職)期間が長いと、採用担当者からの印象が悪くなる可能性がある
- などが挙げられます。
- 内定を得ることができない場合は、焦りから妥協して転職先を決めてしまう可能性もあるでしょう。そうなるとまた転職せざるを得ない状況に陥る恐れがあります。
転職ですべてが解決するわけではない
一度「辞めたい」と考え始めると、辞めればすべてが解決するような気分になり、視野が狭くなりがちです。
しかし転職先の会社に自分の望む人間関係があるとも限りませんし、再び人間関係を理由に辞めることになってしまっては、キリがありません。
まずは、「退職するしかない」ではなく「なぜ辞めたいのか」をじっくり考えるようにしましょう。辞めたい理由が人間関係以外にもあるのであれば、併せてそれらの解決策も探ってみましょう。ほかの問題が解決すれば、人間関係に関する悩みやストレスも軽減されるかもしれません。
また、たとえ人間関係が理由で辞めたとしても、何のビジョンも持たないまま辞めてしまうのはあまりおすすめできません。ネガティブな気持ちのまま転職活動を行っても、思うようにうまくいかないものです。
辞めたい原因と、それがどうなれば解決するのかを突き詰めて考えていけば「今の会社では実現できない○○がある会社に入りたい」など、次のステップへと進む「前向きなビジョン」を持てるようになるはずです。
期限をきっちり決めて退職準備を進める
転職活動は、期限を決めて計画的に進めることが大切です。
というのも転職活動では、自己分析や情報収集、書類作成、面接対策など、事前準備を念入りに行う必要があります。無計画で進めると、転職先の判断を誤ったり、引き継ぎや有給消化など、退職時にトラブルに見舞われるリスクが伴うからです。
明確な期限がないため気が緩んでしまうケースもあるでしょう。そうなると転職活動期間が長引き、モチベーションも低くなってしまいがちです。
「〇月までに転職する」という具体的な期限を設定し、そのゴールに向けて逆算してスケジュールを立てることをおすすめします。
「不要なトラブル」を避け、円満退社を目指す
最終的に「退職する」と決断した場合、できる限りトラブルのない、スムーズな退職プロセスを心掛けることが、結果的に自分自身を守ることにつながります。
どんなに職場に対して不満があっても、多忙な時期に引き継ぎをせず突然連絡を絶って辞めてしまうような形では、後々自分自身が「あの辞め方で良かったのだろうか」とモヤモヤを引きずってしまう原因になりかねません。また、同業界への転職の場合、思わぬところで以前の職場とつながりがあることもあります。
晴れやかな気持ちで次のステップへと進み、これからの新しいスタートに集中するためにも、最低限の引き継ぎや手続きなど、自分ができる範囲での誠実な対応をしておくと安心です。
まとめ
「職場での人間関係」は退職理由のトップ3に入るほど、多くの人にとって切実で、心身をすり減らす原因になり得るものです。
つらい状況の時こそ、一人で抱え込まず、まずは信頼できる人や社内外の相談窓口を頼るなどして、自分の心身の健康を一番に守る選択をしていきましょう。
現状を変えるために転職という道を選ぶ場合でも、焦る必要はありません。まずは少しずつ気持ちを整理しながら、ご自身のペースで新しい一歩を踏み出してみてくださいね。
監修者
大迫 鑑顕
精神科、産業医、公認心理師/メンタルヘルスかごしま中央クリニック 院長
千葉大学医学部卒業後、大学病院を中心に臨床および精神医学研究に従事。摂食障害や、ゲーム・ギャンブルなどの行動依存症を主な専門領域とする。
2023年にはスペイン・バルセロナのBellvitge University Hospitalに留学し、国際的な臨床研究にも携わった。現在は日本で診療と研究活動を行っている。
マイナビ転職 編集部
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