
第28回 「ちょっとストレッチ(A bit of a stretch)」その意外な意味とは?
社内の会議や取引先との打ち合わせで、「うーん、その説明は、ちょっと無理があるのでは?」と思うことってありませんか? そんな時、皆さんなら英語でどう言いますか?
意外にも、「体を伸ばす」という意味でよく知られる「ストレッチ(Stretch)」を使って、簡単に表現することができるんです。
“A bit of a stretch”で、「言い過ぎ、やり過ぎ、無理やり過ぎる」という意味になります。
例えば、ある商品の販売状況を、担当者が「売上げは右肩上がりです! この分だと大成功間違いナシ」と説明しました。
でも、資料をよく見ると先月の実績は予測の半分。
売上げは上昇傾向ではあるけれど、「右肩上がり」も「大成功」もちょっと言い過ぎのようです。
そんな時には、“It’s a bit of a stretch.” とか、“Isn’t it a bit of a stretch?”を使えば簡単に「それは飛躍し過ぎじゃない?」と言うことができるんですよ。
ほかにもビジネスの場面では、 “set/achieve a stretch goal”のように「(現実的な見込みより)高い目標を設定する/達成する」のような表現でも使うことができます。
同じ単語でもさまざまな使い方があるので、意味の取り違いには注意してくださいねー!
Such a useful word, isn’t it? I hope you wouldn’t say that it’s a bit of a stretch!
(とても使えるフレーズだと思いませんか? 「ちょっと言い過ぎ」だなんて言われないといいんだけど……)
それでは、また来週!
文/犬養なみ
早稲田大学で英会話・ビジネス英語を教えているダスティン先生が、ビジネスの現場や職場で、今すぐ使えるお役立ち英語フレーズを教えます! 「英語力をブラッシュアップして、生かせる仕事に転職したい」「グローバルに活躍したい」と考える皆さん、転職活動の合間に、ぜひ覚えていってくださいね。
監修者のプロフィール
Dustin Bullock(ダスティン・ブロック)さん
アメリカ ペンシルバニア州、フィラデルフィア出身。アメリカで保全生態学の教師としてキャリアをスタートさせた後、日本に移住。日本では10年間、英語教師として勤務。現在は早稲田大学で英語の教師として活躍し、ビジネス集中コースでも教鞭をとっている。趣味はマーシャルアーツ、料理、自然の写真撮影。
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