転職ノウハウ

応募企業の探し方や履歴書の書き方、面接のポイントから円満退職の秘けつまで。あなたの転職を成功に導くためのノウハウを紹介!

採用担当者の質問には意図がある!面接でよくある質問の回答50例採用担当者の質問には意図がある!面接でよくある質問の回答50例

中小企業やベンチャー企業での質問

中小企業やベンチャー企業への転職の場合、幅広い業務内容に対応できるか、会社を一緒に大きくしていこうという気持ちがあるかなどを確認する質問が想定されます。
  • 突然の残業や休日出勤は大丈夫ですか?

    あいまいな回答は避け、企業と自分の認識を合わせる!

    中小企業やベンチャー企業だけに限りませんが、残業や休日出勤がある企業では、入社後労働条件で問題が生じないようにこの質問をします。
    この質問をする場合、残業や休日出勤があると考えてほぼ間違いありません。可能であれば「まったく問題ありません」と回答しますが、 回答時の表情を採用担当者はチェックしていますので、嫌な顔をせず明るく「できます」と回答しましょう。
    難しい場合、できないことをできると回答すれば入社してから問題になりますので、あいまいな回答は避けてください。例えば現在は難しくても周囲の環境を整えたうえであれば可能な場合は、その年月を含めて回答することがポイントです。

    お手本回答例

    残業や休日出勤に関しては、可能です。
    ただ、子供がまだ小さいこともあり、休日はなるべく家族との時間を持ちたいと思っております。突発的な休日出勤にならないよう、ある程度事前に業務の調整などをさせていただけますと幸いです。平日の残業に関しては特に問題ございません。

    ありがち失敗回答

    事情がある場合、事前に「残業(休日出勤)はできません」と伝えておくべきですが、正当な理由を一緒に述べるようにしましょう。応募企業によっては、それにより採用が難しくなることもあるということを認識しておきましょう。

  • 当社の知名度は決して高くないと思いますが、なぜ当社を志望したのですか?

    知名度などとは別の次元で「御社だからこそ応募した」理由がある点を伝える!

    志望動機についての質問ですが、採用担当者は他社ではなくどうして自社なのかという具体的な理由を確認したいためにこの質問をします。
    採用担当者は「知名度がないから入社しやすいと応募者が考えていないか」あるいは「第一志望ではないため、内定を出しても入社しないのでは」と不安を感じ、あなたの自社への入社意欲を確信したいと考えています。
    事前に応募企業の社風、商品力、独自性、将来性等について十分な企業研究を行い、 「御社の○○というサービスに関して、非常に完成度の高い商品だと思っております」など、応募企業だからこそ入社したいという具体的な理由を回答しましょう。

    お手本回答例

    御社につきましては、取引先企業さまやパートナー企業さまからよくお聞きしておりました。「表立って前に出ることは少ないけれども、非常に技術力の高い会社である」と伺っておりましたので、あらためて私自身でも調べてみたところ、競合他社に比べ技術向上に力を入れておられ、安定したサービスを提供できる土壌をつくられていることが分かりました。
    新規事業としてビッグデータ関連のビジネスも手掛けられており、安定した現サービスに加え、伸びしろの大きい新規事業を積極的に生み出すという企業姿勢に、強く将来性を感じたため志望させていただきました。

    ありがち失敗回答

    その企業が第一志望でない場合でも、「興味を持ったいくつかの企業の内の一つとして、応募させていただきました」と回答するのは、マイナス評価になるだけでなく、企業に対してマナー違反になりますので避けましょう。

  • 当社の企業ビジョンに共感できますか?

    企業のホームページや経営者のブログで事前に情報をチェックする!

    ベンチャー企業などは一般的には経営者のビジョンが会社の中に強く浸透していることが多いため、自社の企業ビジョンに共感していることが仕事のモチベーションにつながると考えこの質問をします。
    この質問から、あなたが自社についてどれだけ概要を把握しているか確認し、自社への入社意欲を見極める意図があります。
    「共感できます」と回答後、「どのような点が共感できますか?」と具体的に質問されるケースが多いので、企業ビジョンを知らずに「共感します」と回答してはいけません。
    企業ビジョンや経営方針は、企業WEBサイトに掲載されていますので、事前に必ずチェックをしてください。最近は経営者がブログを掲載していることも多く、 経営者の人間性や志向を把握するのに役立ちます。

    お手本回答例

    はい。強く共感しております。
    御社HPに掲げられている「お客さまの声を聞き、形にする」という経営理念については、会社に深く浸透されているのだと感じました。◯◯社長のブログで、御社の2年目の営業が300社のクライアントにお電話し、現状感じている課題点をヒアリングしたところ、不満から新たなニーズが見つかり、新サービスリリースにつながったというエピソードを拝見しました。
    私自身、前職では社員の声を集めて社内活性イベントを企画し、成功したという経験がございましたので、とても共感でき、御社のような企業で力を発揮していきたいと感じました。

    ありがち失敗回答

    「どんなビジョンでも対応できる柔軟性があります」など、あらゆるビジョンに幅広く対応できるという回答は、自社以外のどこの企業でも良いのではないかと思われてしまいますので避けましょう。

  • 業務内容は部署を越えたものになるかもしれませんが、それでも大丈夫ですか?

    実際に想定される業務内容を確認する!

    規模が小さい企業では、部署を越えて多くの業務に携わることがあります。特に大企業出身の応募者の場合、これまでのキャリアが業務の一部分に特化しているケースがあります。
    採用担当者は、あなたが幅広い業務に携わることができるか確認をしたい意図で質問をします。
    この質問を受けて「できません」と回答する応募者はいないと思いますが、不安がある場合は「まったく問題ありませんが、業務内容についてお話を聞かせていただけますか?」と質問をして確認しましょう。
    どの企業も、企業独自の組織や仕事の進め方があり、前職とまったく同じやり方で仕事をするわけではないことを認識しておきましょう。

    お手本回答例

    はい。さまざまな業務を行うことで自分の可能性を広げていきたいと考えております。
    もし可能であれば、今回応募させていただいている店舗コーディネーターというお仕事について、社員の方が普段どのような業務をされているか教えていただけますでしょうか。

    ありがち失敗回答

    込み入った質問はマイナスイメージにつながると思い、とりあえず「それは問題ありません」と回答してしまうのはいけません。入社後に想像していた業務内容と違ったとならないよう、不明点は事前にしっかり確認しましょう。

このシーンの
ここがポイント

規模が小さい会社への転職では、その企業の特色を受け入れられるか、社員一人の力が会社に大きな影響を与えるという意識で、会社を大きくしていこうという気持ちがあるかなどをチェックされます。向上心があり、いろいろなことに挑戦していきたいということをアピールしましょう!

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▼「残業や休日出勤はできる?」中小企業やベンチャーの面接でよく聞かれる質問対策!

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