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社長面接でよく聞かれる質問と回答例|印象を良くする逆質問も紹介

更新日:2025年03月07日

社長面接でよく聞かれる質問と回答例|印象を良くする逆質問も紹介
谷所 健一郎

監修者谷所 健一郎

キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)/有限会社キャリアドメイン 代表取締役

記事まとめ(要約)

  • 社長面接では、応募者のキャリアに対する考え方やビジョン、価値観などが重視される
  • 社長が求めているのは、職務能力だけでなく、10年・15年と長期で活躍を期待できる人材
  • 面接では、「自分は将来、どんなキャリアを描き、会社に貢献をしたいか」を伝える
  • 面接対策には「入念な企業研究を行う」「業界の展望や将来を予想する」「社長本人について調べる」がある

社長面接と聞くと、ほかの面接より難易度が高いように感じ、緊張してしまいます。内定を勝ち取るためにも、対策ポイントをしっかり把握しておきましょう。

社長面接に臨む転職者向けに、社長面接をする目的や、選考で見ているポイント、不採用になる人の共通点を解説。更に、よく聞かれる24個の質問と回答例、5つの逆質問まで解説しています。ぜひ、社長面接対策に役立ててください。

目次

    社長面接とは

    社長のいす

    社長面接とは、文字どおり、応募企業の社長によって行われる面接です。ベンチャー企業や中小企業に多く、ほとんどの場合、採用の可否を決定する最終面接の段階で行われます。

    そう聞くと、余計に緊張してしまいますが、社長面接の目的や質問内容を知り、しっかりと準備して臨めば、内定獲得の可能性を高められますよ。

    社長面接とほかの面接との違い

    一次面接や二次面接では、配属先となる部署の社員や課長、部長、人事担当者などが面接官を務めることが一般的です。

    応募者のこれまでの経験やスキル、人柄などにフォーカスし、入社後にどんなパフォーマンスを期待できるか、職場の雰囲気になじめるか、リーダーシップはどうかといった点が見られます。

    一方、社長面接(役員面接も含む)では、社長単独で行うこともありますし、社長の他、役員、人事部長などが同席するケースもあります。また、優秀な人材を採用したいため、一次面接から社長が面接を行うベンチャー企業なども多いです。

    応募者のキャリアに対する考え方やビジョン、価値観などを重視し、より大局的に、長期的に、会社や事業の成長にどんな貢献をしてくれるかという視点で選考されます。

    応募者自身も中長期的な視点で、会社に貢献できることやキャリアビジョンについて整理しておきましょう。

    社長面接=ほぼ内定とは限らない!

    一次・二次面接を経て最終の社長面接に進む場合には、前段の面接で基準をクリアしているため、社長面接は顔合わせや入社意思の確認の場だといわれることがあります。

    もちろんそうした場合もありますが、大抵の場合、社長面接に進んだとしてもほぼ内定とは限らず、複数の候補者のなかから社長の最終的な判断で合否が決定します。

    そのため、社長面接に向けてあらためて気を引き締め、事前対策を行うことが大切です。

    最終面接で社長が見ているポイント

    仕事をしている女性社長

    社長面接では、「応募者の価値観やビジョンが、自社の経営方針や事業の方向性、ビジョンに合っているかどうか」を重視しています。

    社長が求めているのは、現状の職務能力だけでなく10年・15年といった長期にわたって活躍を期待できる人材です。そして、価値観やビジョンといった“芯の部分”が会社にマッチした人材であれば、先々で社会情勢や事業環境、自社の組織体制などに変化があった場合にも、会社と共に柔軟に対応し、長期的に貢献してくれると判断されます。

    そのため、応募者は3年後・5年後という短期的なスパンだけでなく、10年後・15年後といった将来まで見据え、「自分はこの会社でどんなキャリアを描き、どんな貢献をしたいか」を伝えましょう。

    仮に社長面接で不採用になったとしても、「考え方や方向性が合わなかっただけ」であるため、気を落とすことはありません。

    社長面接のメリット

    社長面接を行っている男性社長

    社長面接と聞くとますます緊張してしまい、できれば避けて通りたいと思うかもしれません。

    しかし、入社前に社長と直に話せる社長面接は貴重な場であり、応募者の立場から見ても、社長面接を受けるメリットがあります。

    内定がその場で決まることがある

    社長は会社のトップとして採用権限を持っています。そのため、社長から「会社の価値観や方向性と合う」と判断されれば、スピーディに内定・入社に至る可能性がありますし、その場で内定が決まることもあり得ます。

    社長面接ではスピーディな合否判断を見込めるため、複数の企業の選考が進んでいる場合でも、内定承諾の検討や入社準備などを進めやすくなるでしょう。

    企業風土や今後の展望についてより深く知ることができる

    経営方針や企業風土、ビジョンに共感できる企業であれば、入社後に力を発揮しやすく、自分のキャリアビジョンを実現するチャンスも広がります。

    社長面接では、そうした部分を社長本人から話を聞くことができ、気になることがあれば直接質問・確認することもできます。社長との面接を通して会社の風土やビジョンをより深く理解できれば、入社後のイメージがより鮮明になるでしょう。

    イチ企業のトップの考えを直接聞ける

    企業経営の舵を取る社長には、会社や仕事、社員等に対してそれぞれの考えや思いがあるはずです。社長面接は、求人票やホームページなどだけでは伝わりきらない社長の仕事観や人生哲学、人柄にも触れることができる貴重な場です。

    社長の考えや思いに触れることで、自分の入社後の仕事に対する姿勢やキャリアの描き方などについて、貴重なヒントを得られる可能性があります。

    社長面接の対策方法

    応募者の書類に目を通す社長

    社長面接ではどんな準備をして臨めばいいか、具体的な対策方法を解説いたします。

    更に入念な企業研究を行う

    まず目を向けてほしいのが、企業理念です。

    企業理念とは、企業がさまざまな意思決定を行う際の指針となる価値観そのもののこと。なぜこの理念を掲げるに至ったのかという背景、創業の経緯、企業の沿革についてもホームページなどで読み込むことで、応募企業がどんな思いで企業活動を行っているのか理解することができます。

    また、応募企業が現在展開している商品・サービスについても、売上規模、マーケットの状況などを調べ、商品・サービスの特徴や魅力、課題などを自分なりに語れるようにしておきましょう。

    企業理念や過去から現在に至る歩みなどを掘り下げて研究したうえで、自分なりに共感できたことを社長に伝えられるように準備しておくことが大切です。

    これまでの面接を通じて評価されている能力や経験を整理して、求められている人材として貢献できることを具体的にアピールできるようにしましょう。

    業界の展望や将来について語れるようにする

    社長は日々、企業を取り巻く環境・状況の動向をとらえ、先々を見越した経営判断を行っています。

    社長面接においても業界のこれからについて話が広がる可能性が高いため、自分なりにニュース記事やSNSなどを活用して業界・応募企業の動向を調べておくと良いでしょう。

    また、10年後・15年後に業界やマーケットがどう変化し、そこに対して自分はどんなチャレンジをしたいのかを面接で話せるよう、考えをまとめておきましょう。

    社長本人について調べる

    ホームページに社長のメッセージが掲載されている場合は、その内容を読み込んでおきましょう。

    社長のメッセージには社長の考えや価値観、ビジョンなどが盛り込まれており、まさに社長面接でキーになる内容について知ることができるため、面接対策にうってつけです。

    更に、社長へのインタビュー記事やメディア出演、社長本人によるSNS発信なども同時に確認すると、社長の考えや人柄をより深く理解できます。

    社長面接で不採用になる人の共通点

    社長の手

    社長面接にて、あと一歩のところで内定を逃してしまう人には、どんな共通点があるのでしょうか。

    キャリアビジョンがあいまい

    「最終面接で社長が見ているポイント」で前述したように、社長面接ではビジョンが重視されます。

    会社・事業のビジョンと照らして、自分はどんなキャリアビジョンを描いているのか、その実現のためにどんなことにチャレンジしたいのか、10年、15年という中長期的な目線で伝えられないと、印象が悪くなってしまいます。

    価値観が合わない

    社長面接では、ビジョンと同様に価値観も重要視されます。

    例えばチームワークを重視している企業の社長に対して、一人で仕事を完結する志向が強いという印象を与えてしまうと、「価値観が合わない」と判断されてしまう可能性があります。

    応募企業は、どのような社風で、何を大切にしているのか、どんな人材であれば活躍できるかを意識しながら、アピールしましょう。

    企業研究ができていない

    社長面接の場合、事業や商品・サービス、会社の理念・ビジョンなどについて踏み込んだ質問をされることが想定されます。

    あいまいな回答しかできなかった場合には、「企業研究ができていない、つまり志望度が低い」と判断されてしまいかねません。

    面接の回答に一貫性がない

    社長面接での回答が一次・二次面接の回答と矛盾していると、一貫性がないと判断されてしまいます。回答に一貫性がないと、「相手によって言うことが変わり、信用できない」という印象につながってしまいかねないので注意が必要です。

    そのため、志望動機をはじめ、面接でアピールする内容は、一次・二次面接での回答をベースに、より長期的な経営ビジョンについて共感した旨を盛り込むなど、矛盾のない範囲でアップデートしましょう。

    入社意欲が感じられない

    社長面接で入社意欲を確認された際、迷うような態度を取ると、志望度が低いと受け取られかねません。

    社長面接にかかわらず、企業側としては内定辞退を避けたいため、志望度が低いと判断されれば、採用を見送る可能性があります。

    また、入社可能な時期を聞かれ、具体的に答えられなかった場合も、入社意欲が低いととらえられる場合があります。

    現職の就業規則や仕事の引き継ぎなどを考慮のうえ、入社可能な時期を具体的に答えられるようにしておきましょう。

    社長面接でよく聞かれる質問一覧

    社長面接でよく聞かれる質問と回答例、そして、回答のポイントを紹介します。

    ぜひ参考にして、社長面接対策に役立ててください。

    自己紹介をお願いします

    お手本回答例

    ○○(名前)と申します。

    大学卒業後、前職の飲料メーカー○○株式会社に入社しました。清涼飲料水の量販店担当として営業職を2年間経験後、3年間マーケティング職に従事し、キャンペーンの企画に携わってまいりました。

    その経験を生かし、幅広い業界のマーケティングに挑戦していきたいと思い、御社に応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

    回答のポイント

    企業名を含めた職務経験を簡潔に回答しましょう。また、応募企業で生かせる職務経験を強調するのがポイントです。

    自己PRをお願いします

    お手本回答例

    Webマーケティングを活用し、売上を確実にアップさせる販売戦略を構築できます。

    前職では、集客ができた広告は何か、どのページにどれだけの人数が滞在したか、どういった購買経路だったか、興味を示した顧客層などを分析し、広告の見せ方や誘導方法を改善することで、売上実績が前年対比25%向上しました。

    御社においても、顧客がWebサイトで商品に興味を持ち、購入に結びつけるための広告戦略、販売戦略を打ち出して、集客実績と売上実績で貢献できると考えます。

    回答のポイント

    応募企業で発揮できる職務能力を伝えましょう。更に、関連する職務経験も伝えられると尚良いです。

    なぜ当社に応募したのですか?

    お手本回答例

    御社は毎年新しい商品を積極的に開発しており、時代に先駆けた商品展開を行っている点に大変魅力を感じます。

    チャレンジシップに溢れた社風で、従業員の皆様の仕事に対するモチベーションの高さと、それを支える企業のバックアップ体制や取り組みに惹かれました。

    御社に入社できましたら、これまでの企画職の経験を生かして、さまざまな視点から創造力を持って物事を視察し、誰もが魅力に感じるような新商品を企画して、売上に貢献していきたいと考えています。

    回答のポイント

    業界・企業研究で得た情報を基に伝えることがポイント。

    他社を否定する内容にせず、応募企業が魅力的だと思った理由を伝え、そして、応募企業で叶えたいこと、発揮したい能力を伝えるようにしましょう。

    同業他社ではなく、どうして当社なのですか?

    お手本回答例

    多角経営や多店舗化を積極的に行う同業種の企業が多いなかで、御社は自社のブランドを守り、多店舗化ではなく堅実な経営を行っていることで、お客さまから高い信頼を得ている点に大変魅力を感じます。

    また御社の「新たな100年に向かってやるべきこと」という行動指針のなかで、社員が一丸となり、より品質を高めてお客さまの期待以上の満足を提供していく姿勢に共感しています。

    私も御社の社員として次の100年に向かって貢献できればと考え志望させていただきました。

    回答のポイント

    最終面接では自社への愛着が強い役員クラスが面接官であることも多く、「同業他社と比較をしてなぜ自社なのか」という質問から、業界研究がなされているか、自社への入社意欲が高いかをチェックします。

    業界知識や他社の状況を把握しておく必要がありますが、安易に他社の現状を批判する回答は、自社についても同様の批判をする人材だと受け取られる可能性があります。

    同業他社の批判ではなく他社より優れている点を整理したうえで、応募企業の特徴や良さを回答するようにしましょう。

    当社の企業理念を見て、どう感じましたか?

    お手本回答例

    御社の「お客さまの声を形に」という企業理念に強く共感いたしました。

    また、その企業理念が社内に広く深く浸透していることを、◯◯社長のブログに記載されたエピソードを通じて感じました。

    私自身、前職の社内イベントにおいて、社員の声を集め成功につなげた経験がございます。その経験を御社でも生かし、発揮していきたいと感じました。

    回答のポイント

    企業理念などは必ず確認してから面接に臨みましょう。

    そして、共感している点を整理して、当日に話せるようにしておくことが大切です。

    当社に入社してやりたいことはなんですか?

    お手本回答例

    私は、今回応募いたしました営業職で新規顧客の開拓に携わりたいと考えております。

    現職ではルート営業を担当しておりますが、営業分野での専門性を高めるためにも、新規開拓営業の経験は欠かせないと考えております。

    ニーズに応じた提案により、お客さまの課題解決につなげて売上に貢献したいと考えております。

    また将来可能でしたら、営業経験を生かして営業社員の育成や商品企画にも携わっていきたいです。

    回答のポイント

    その企業が求めている人材と関連させることが大切です。関連する職務経験を盛り込み、アピールにつながるように回答しましょう。

    入社して、10年後はどのようになりたいですか?

    お手本回答例

    まず入社後3年間は、これまでの経験を生かし、経理担当者として連結決算業務を含めた経理業務全般に真摯に取り組みたいと考えています。

    可能であれば、5年後は資金調達などの銀行折衝に携わり、10年後は経理部門の管理職としてマネジメントにも関わるような存在に成長したいと考えています。

    回答のポイント

    将来、どのようになりたいか、キャリアパスについてあらためて確認をしましょう。そして、応募企業で実現可能な内容を回答できると良いです。

    将来的にどのような役割を担いたいですか?

    お手本回答例

    これまでの経験を生かしてシステムエンジニアとして御社で経験を積み、可能であれば、将来はプロジェクトマネジャーとしての役割を担いたいと考えています。

    前職においてもプロジェクトリーダーのサポートを行い、メンバーのスケジュール管理、コスト管理、リスク管理などを行ってきました。

    御社で顧客のニーズに応えられるシステム開発を行い、プロジェクトの実行責任を担うプロジェクトリーダーとしてマネジメント経験を積みながら、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネジャーとして活躍したいと考えています。

    回答のポイント

    面接官は、この質問から自社が期待している人材と合致しているか、自社で実現できる役割か、更に仕事に対してビジョンがあり、成長していきたい意欲があるかを見極めています。

    求人情報などから、応募企業で将来実現できる仕事を見極めて、具体的な役割を回答します。

    更に将来役割を担える根拠として、これまでのスキルや職務経験が生かせることだけでなく、求められている仕事で成果を築いていくことなど、役割を担うために実践していくことを具体的に回答しましょう。

    あなたが仕事をするうえで大切にしていることを教えてください

    お手本回答例

    私は仕事をするうえで「自主性」を大切にしています。

    例えば、資料をお客さまへ郵送するような単純な作業でも、補足すべきことがあれば別途メールでお知らせしたり、社内勉強会やセミナーに主体的に参加することで人とのネットワークを広げたりしてきました。

    それによりお客さまから「頼りにしているよ」とお言葉をいただいたり、直接業務で関わらない社内の部署の業務内容を理解することにもつながりました。

    一見すると機械的な作業でも、自主性を持って行動することで喜びや顧客理解につながると考えています。

    回答のポイント

    結論を先に伝えると分かりやすいです。どのようなことを大切にしているか伝え、その後、そこに至った具体的な経験を盛り込むことで、納得感のある回答になります。

    その際、応募企業の社風や経営方針と合致する内容を回答しましょう。

    これまでに最も苦労したことは何ですか?

    お手本回答例

    初めてプロジェクト管理を務めたときに、日々のスケジュール管理を怠ったため、進捗状況に影響がでてしまい苦労しました。

    それまで私はアシスタントとしてプロジェクトに携わりプロセスを理解しているつもりでしたが、作業工程の進捗状況を常に把握し適宜対応していく重要性を理解していませんでした。

    また、期待に応えたいという思いが強く、誰にも相談せずに進めていたことが原因だと気づき、行動を改め、すぐに上司や関係者に相談した結果、進捗調整を図ることができました。

    この経験から、進捗状況などの情報共有を円滑に行い、問題を随時解決していくことが業務を遂行するうえでもっとも重要だと感じました。

    御社で採用されましたら、お互いに意見を伝え合える人間関係を構築し、スムーズで効率的な作業で生産性の向上に貢献したいと考えています。

    回答のポイント

    課題解決力を問う質問であるため、現状を客観的に認識する能力と問題解決力があることを伝えましょう。

    問題に対する具体的な解決策、そして、今後にどう生かすのかを伝えるのがポイントです。「ネガティブな話」にならないように、企業に貢献できる力が身に付いたというように前向きな内容に変換して話しましょう。

    弊社が第一志望になりますか?

    お手本回答例

    御社が第一志望です。

    私はIT業界の中でも、イノベーションを生む企業で仕事がしたいと考えていますが、特に御社は毎年新しい製品やサービスを開発しており、イノベーションを生み出し続ける組織として認識しています。

    そのような体制が整っている御社で、高い視座や広い視野を持ち、創造性を磨いて貢献したいと考えています。

    回答のポイント

    「御社が第一志望です」と結論から伝え、その理由を明確に伝えましょう。

    「第一志望ではない」「2番目です」などと正直に回答する必要はありません。

    この事業を将来どのように成長させていきたいですか?

    お手本回答例

    コンビニ店舗数よりも多いと言われている歯科医院経営を持続していくうえで、より多様化するニーズに応えるサービスを提供していく必要があると考えています。

    具体的には、対症療法はもちろんのこと、予防治療にも注力しなければならないと思います。予防治療を円滑化させるためには、患者一人ひとりと向き合い、歯磨きの練習や現在の口内環境の把握などを行う必要があります。

    また誰でも治療が受けられるために、休日、夜間、訪問治療ができる診療体制を構築することも重要です。

    コミュニケーション能力を生かして、患者に寄り添い、他院にはない魅力的なサービスを提供できるように貢献していきたいと考えています。

    回答のポイント

    企業のホームページやこれまでの面接を通じて得た情報を踏まえて、事業の将来像を述べるようにしましょう。

    面接官は、応募者が目の前の業務だけではなく、広い視野・視点で仕事を捉えているかを見極めています。知識が浅い状態で回答しても「業界知識が乏しい」「漠然としている」と思われる可能性があるため、しっかりと業界研究は行っておきましょう。

    最後に何か伝えておきたいことはありますか?

    お手本回答例

    一次面接から本日の社長面接まで、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

    私の前職の経験を親身に聞いていただけたことと、仕事内容を直接お伺いできたことを心から感謝いたします。

    より顧客満足度の高いサービス・製品を開発することにおいて、即戦力として貢献できると確信しております。

    面接を通じて、より一層御社の一員として働きたい気持ちが強くなりました。どうぞよろしくお願いいたします。

    回答のポイント

    これまでの面接に対して感謝の気持ちを伝えます。そして、応募企業に貢献できることを簡潔に伝えるようにしましょう。また、面接を通じてより一層入社意欲が高まったことを伝えられると良いです。

    逆に、「特にありません」「頑張ります」だけの回答だと熱意が感じられないと捉えられるため、控えましょう。

    困難な課題に直面したとき、どのようにアプローチしますか?

    お手本回答例

    前職では建材メーカーの営業事務として受発注業務を行っていましたが、商品の発注ミスで欠品を発生させてしまい、輸入建材のため顧客への納品時期が2週間遅れてしまう状況になりました。

    すぐに全国の支社の状況を確認しましたが在庫がないため、これまで交流がなかった企業を含めて同業他社10社に確認を行い、10社目の企業で在庫があることがわかり無事納品することができました。

    この件から確認の徹底と問題解決に柔軟に対応する重要性を認識しました。その後発注ミスはなくなり、同業他社と協力関係も築くことができました。

    回答のポイント

    面接官は、この質問から応募者の強みや問題改善能力の他、自社の社風や業務にマッチするかを見極めています。

    回答のポイントは、これまでの職務経歴の棚卸を行い、仕事内容、成果、成果を達成するためのプロセスを書き出し、自分の強みを認識しておくことです。次に強みと関連させた成果を達成するためのプロセスから、困難に直面したときの対応を整理します。

    応募企業でも生かせる困難なことへのアプローチ方法、更に課題解決の結果について、具体的に回答するようにしましょう。

    弊社の商品・サービスに改善点はありますか

    お手本回答例

    御社の商品、サービスで改善点をあえて申しあげるならば、新たな成長戦略として、顧客層の拡大と販促活動だと考えます。

    御社のアパレルブランドは、40代、50代を中心とした商品戦略ですが、30代をターゲットとしたオフィスカジュアルのブランド展開は、今後需要の増加が期待できる新たなターゲット層だと考えます。

    また販促活動では、百貨店を中心とした店舗販売だけでなく、ECサイトやSNSを活用した販売チャンネルを活用することで、商品の認知度アップや売上向上が期待できます。

    前職の商品企画では、マーケティングリサーチをおこない、新たなターゲット層に向けた商品企画とインターネット広告を活用して、売上を前年対比で15%アップさせました。

    回答のポイント

    商品やサービスの改善点を問われたときは、改善点だけでなく、具体的な改善策まで提示します。そのためには、事前に応募企業のウェブサイトから、商品やサービスの特徴を押さえておく必要があります。

    社長のビジネスの考え方や方向性も、ウェブサイトやブログなどから把握しておきます。商品やサービスのこだわりが強い経営者がいますので、批判と受け取られないように、更に良くするためといった視点で回答しましょう。

    改善点は、募集職種に関連する内容を回答すべきです。専門知識を生かした具体的で実現できる改善策を回答してください。

    なぜ、経験のある○○職を続けようと思わなかったのですか?

    お手本回答例

    前職の塾講師の仕事を選んだ理由は、学習指導を通じて生徒の成長を見守りたいと思ったからです。

    大学生の時から塾講師のアルバイトをしており、生徒の変化を引き出すような仕掛けを考えるのが好きでした。15人ほどの講師がいましたが、月間人気講師ランキング1位を初年度に3回受賞しました。

    ただ、正社員として塾講師になってみると、親御さんとの面談、新規営業活動、アルバイト講師のシフト作成など、授業以外の業務が半分以上を占めていました。

    今後は「教える」スキルをより高めたいと思い、講師として専念できる、企業を対象にした研修会社に転職したいと考えております。

    対象は学生から社会人に変わり、指導内容も一から勉強することにはなりますが、幅広い内容を吸収・理解しつつ、分かりやすく伝える能力を生かし、御社で活躍できるよう努めます。

    回答のポイント

    この質問には、キャリアチェンジの理由から、あなたの仕事への意欲と今後のキャリアビジョンを見極める意図があります。

    面接官は「前職の仕事が嫌で辞めたのでは?」「新たな仕事について本当に理解しているのか?」と疑問を持ちます。キャリアチェンジをしようと考えた明確な理由と共に、異なる職種であっても前職の経験が生かせることをアピールしましょう。

    新しい仕事で必要とするスキルや知識に関して自己啓発に取り組んでいるといった回答を加えることで、本気でキャリアチェンジを考えていることがアピールでき、面接官は好感を持ちます。

    挫折をした経験と、そこから立ち直ったエピソードを教えてください

    お手本回答例

    コールセンターのインバウンド業務で、お客さまの対応がうまくできず挫折した経験があります。

    商品の取り扱い方法に関する問い合わせを担当していましたが、お客さまの質問内容が把握できないことや、把握できても答えられないことがあり、お客さまから叱責されることで気持ちが折れてしまいました。

    その時先輩社員から、商品知識が圧倒的に不足している点と慌ててしまい早口になることを指摘されました。

    あらためて商品知識を深めることと、対応方法のシミュレーションを徹底して行った結果、お客さまから感謝の言葉をいただくようになり、挫折から立ち直ることができました。

    プロ意識に欠けていたことを反省し、知識やスキルを深めていく重要性を認識しました。

    回答のポイント

    面接官は、この質問からストレス耐性と仕事で挫折した時に乗り越えることができるか、更に挫折から得たことを見極めています。

    回答のポイントは、挫折した時の困難な状況と、具体的にどのように努力して立ち直ったかを伝えて、挫折しても諦めずチャレンジしていく人材というアピールをすることです。

    挫折経験の何が問題であったか状況分析をして、立ち直った経験をその後の仕事で生かしていけるという回答をすれば、仕事で挫折しても対応できる人材だと判断されます。

    物事を決める際に重要視していることはありますか?

    お手本回答例

    物事を決める際に重視していることは、チームワークです。メンバー各々の意見を聞いたうえで、多様な視点から決断するようにしています。

    プロジェクトリーダーとしてシステム開発に携わった時は、開発フェーズの不具合に対して、メンバー全員の意見を聞き、解決策を見いだすことで、メンバーが一つにまとまり納期に間に合わせてリリースすることができました。

    御社においてもメンバーの意見を聞いたうえで最善の方法を選定し、システム開発を行っていきます。

    回答のポイント

    面接官は、この質問から意思決定の基準や物事の捉え方を見極めたいと考えています。あいまいな回答では、自己分析ができていない人材だと受け取られます。

    回答のポイントとして、決断する際に重視する理由を論理的に説明することが大切です。抽象的な言葉だけでは回答の信憑性を疑われます。

    関連するエピソードを盛り込み、重視していることが企業の仕事内容と結びつくような回答をすれば、戦力になる人材としてアピールできます。

    当社に入社してどのような価値を生み出したいと考えていますか?

    お手本回答例

    御社のマーケティングの分野で貢献していきたいと考えています。

    前職では化粧品のマーケティングを担当しており、市場調査や購買層のデータ分析を行い、売れる仕組みを構築してきました。

    特にSNSのフォロワー数を2倍に伸ばすことや、購買層のニーズに応じた効果的なキャンペーンや販売方法などを考えることで、商品の認知度を高めて売れる仕組みを作り、売上に貢献してきました。

    御社においても、データ分析やSNSマーケティングを活用して、マーケターとして貢献していきます。

    回答のポイント

    面接官は、応募者が自社の社風、仕事の進め方、求めるスキルや経験と合致していて、入社後どういった価値を見いだせるかを見極めています。求人情報から応募企業の社風や仕事の進め方を確認したうえで、応募企業で実現できる仕事の強みを回答します。

    「どのような価値観を生み出したいか?」は、別の言葉で置き換えれば、「どのように貢献していきたいか」を見極める質問です。スキルや経験を生かして貢献できることを、エピソードを交えて説明しましょう。

    当社があなたを採用するメリットは何ですか?

    お手本回答例

    私は「どんなお客さまでも受注に結びつける」という点が強みだと思っています。

    前職の人材系企業にて営業として働き、幅広い業種のお客さまと接することができました。

    毎月800件の電話、200件の飛び込み訪問を通して、7カ月連続目標達成をすることができました。お付き合いのなかったお客さまとイチから関係性を構築し、受注するまでの流れを経験してきました。

    御社の営業職も、さまざまなお客さまにサービスを提供する仕事ですので、この経験を生かし活躍できると思っております。

    回答のポイント

    転職の場合、企業は短期間で戦力となる人材を求めています。この質問は、あなたが自分の強みと応募企業が求めている人材の双方を理解したうえで応募したか、自社で貢献できる人材かを見極める意図があります。

    転職では、企業への思いが強くても実務面で貢献できなければ採用には至りません。面接官は、あなたのポテンシャルと、実務面の強みを知りたいと思っています。

    この質問への回答では、応募企業で求めている職務能力や適性を把握したうえで、今までの職務経験から発揮できる強みを整理してアピールすることが必要です。

    業務を行ううえで、社会や組織へどのような影響を与えたいですか?

    お手本回答例

    介護福祉士として、地域に貢献できる介護サービスを提供していきたいと考えています。

    前職ではデイケアを中心とした介護を行っていましたが、御社はデイケアのほか、特別養護老人ホームを運営しており、地域包括支援センターの役割も担っています。

    今後の高齢社会を見据えたなかで、地域における老人介護の役割はより重要になっていきます。

    介護のスペシャリストとして、利用者さまのお世話だけでなく、精神的なサポートやリーダー的な役割を担い貢献していきます。

    回答のポイント

    社会や組織へどのような影響を与えたいか、という質問に対しては、一般的に、企業理念や求められている人材を見極めたうえで、業務で発揮できる能力や強みを影響と捉えて回答します。

    また気候変動や環境保全などに力を入れている企業であれば、社会貢献という視点で企業が取り組んでいる持続可能な開発目標 (SDGs)と関連させて、業務を通じてやるべきことを回答すると良いでしょう。

    企業の特徴を踏まえて、どういった回答を求めているのか見極めることが大切です。

    今後、この業界はどのようになっていると思いますか?

    お手本回答例

    家電業界は、IT、特にインターネットとの連携がより密になっていくと思います。

    先日、G社が発表した「完全自動運転」の自動車が話題となりましたが、家電についても最近ではスマートフォン操作可能な新製品がどんどん発売されています。

    先日○○市場調査データを見ましたが、業務ロボットの販売台数は10年間で◯万台になるそうです。

    今後はますます自動化や遠隔化が進み、ユーザーの志向をより反映できる製品の開発が重要になると考えております。

    回答のポイント

    あなたの自社への入社意欲と、戦力になる人材かどうかを見極める意図でこの質問を行います。

    社会人経験豊富な30代半ばの応募者が業界の展望を語れない場合、短期間で戦力になれない、本気で入社を考えていないと面接官は考えます。

    即戦力として会社の期待に応えられることをアピールするうえでも、現状を踏まえた数値や裏付けとなるデータを基に業界の展望を語ることが求められます。

    未経験であっても「先日○○という市場調査データを見まして、さまざまな要因を総合して考えると、~だと思います」など、分析能力のある人材だという点をアピールしましょう。

    当社に課題があれば教えてください

    お手本回答例

    御社の課題は、販売チャンネルの拡大かと考えます。

    現在、販売チャネルは店舗主体で30代以降が購買層の中心ですが、ECサイトやSNSを活用することで、より多くの若年層にリーチする機会が生まれます。

    更に、現在は国内市場が中心ですが、インターネットの活用で、海外まで市場を拡大することもできます。

    前職においても、Webマーケティングを実践し販売チャンネルを広げることで、売上を前年対比20%向上させることができました。

    回答のポイント

    面接官は、この質問から企業研究を行っているか、入社意欲が高いか、問題認識力や改善力があるかなどを見極めています。

    課題の回答ポイントは、企業の業務内容や体制を否定する内容ではなく、例えば広告戦略を検討することで、より多くの顧客に認知されて売上アップが期待できるなど、ポジティブな内容にすべきということです。

    課題についての質問から、その解決策も問われることが多いので、改善策まで提案できる課題を回答してください。

    当社の企業ビジョンに共感できますか?

    お手本回答例

    はい。強く共感しております。 御社HPに掲げられている「お客さまの声を聞き、形にする」という経営理念については、会社全体に深く浸透されているのだと感じました。 ◯◯社長のブログで、御社の2年目の営業の方が300社のクライアントに電話をして、現状感じている課題点をヒアリングしたところ、不満から新たなニーズが見つかり、新サービスリリースにつながったというエピソードを拝見しました。 私自身、前職では社員の声を集めて社内活性イベントを企画し、成功したという経験がございましたので、とても共感でき、御社のような企業で力を発揮していきたいと感じました。

    回答のポイント

    ベンチャー企業などは、一般的には経営者のビジョンが会社の中に強く浸透していることが多いため、自社の企業ビジョンに共感していることが仕事のモチベーションにつながると考えこの質問をします。

    この質問から、あなたが自社についてどれだけ概要を把握しているか確認し、自社への入社意欲を見極める意図があります。

    「共感できます」と回答後、「どのような点が共感できますか?」と具体的に質問されるケースが多いので、企業ビジョンを知らずに「共感します」と回答してはいけません。

    企業ビジョンや経営方針は、企業のWEBサイトに掲載されていますので、事前に必ずチェックをしてください。最近は経営者がブログを掲載していることも多く、経営者の人間性や志向を把握するのに役立ちます。

    社長面接で印象を良くする逆質問

    • ○○事業について□□という目標が掲げられていますが、具体的にどのような取り組みが行われているのか、差し支えない範囲でお聞かせください。
    • 御社の理念は○○ですが、この理念を反映するために今後注力していこうとお考えのサービスはありますか?
    • 社員に対して自己管理力を大切にしてほしいという社長のブログを拝見しましたが、その他社員に大切にしてほしいものがありましたらお聞かせください。
    • 先ほど新規事業○○についてお聞きしましたが、どのような成果を求められているのかお伺いできますか?
    • 先ほどお話された○○業務についてですが、入社後の成果次第で挑戦することは可能でしょうか?

    社長面接で逆質問をする際のポイント

    谷所 健一郎(ヤドケン)

    企業のビジョンや今後の展望、社長が考える会社の強みや課題など、社長だからこそ回答できる質問をしましょう。

    また企業文化や社風について質問をすることや、募集職種と関連性のある事業展開や、期待していることなどの質問をしても良いでしょう。

    ただし業務の1日の流れなど、社長が答えにくい逆質問はNGです。

    企業についてしっかりリサーチをおこない、事前に質問を準備しておくことが大切です。

    逆質問は、自分に合う企業か見極めるうえでも絶好の機会ですので、有効に活用しましょう。

    社長面接のQ&A・よくある質問

    Q&Aの置物

    社長面接で避けたほうが良いアピールはありますか?

    背伸びしすぎたアピールは避けましょう。

    例えば企業の経営戦略について、自分の理解が浅いままで語ると、経営戦略を熟知した社長が聞けば、背伸びして話していることを見透かされます。

    社長に強くアピールしようと、自分をより大きく見せたいと思うかもしれませんが、等身大で面接に臨むほうが誠実なアピールにつながるでしょう。

    年収や待遇についての質問をしてもいい?

    「賞与はいくらですか?」「休日・休暇は充実していますか?」など、ストレートな質問は避けたほうがいいでしょう。

    年収や待遇について確認することは大切ですが、聞き方次第では待遇ばかりを優先するタイプだと思われかねません。

    「自分の努力次第で給与や昇給アップは目指せますか?」「メリハリを大切にして働く人はいらっしゃいますか?」など、質問の表現を変える、もしくは人事担当者や転職エージェントにあらためて確認するといった方法が無難です。

    「社長の人柄に惹かれました!」というアピールはあり?

    志望動機の一つとしてはありですが、それだけではアピールとしては不十分でしょう。

    社長に対して共感していることは伝わるものの、それだけにとどまらず、これまでの経験やスキル、キャリアビジョンなどがいかにマッチしているかをアピールすることが大切です。

    社長のことをなんて呼べばいい?

    「○○様」もしくは「○○社長」が一般的です。

    「○○社長様」は二重敬語になるので避けましょう。また、社長の人柄によりますが「○○さん」と砕けすぎる呼び方も、心証を悪くする可能性があるため注意が必要です。

    逆質問がなかったら、印象は悪い?

    伝え方に気をつければ、印象は悪くありません。

    「十分にご説明をいただきましたので、特に質問はありません。お話をお聞きし、ますます入社したい気持ちが強くなりました」と、入社意欲の高さを盛り込んで伝えましょう。

    社長面接と聞くと、どうしても緊張してしまいます……

    緊張して当然です。リラックスして臨める人のほうが珍しいでしょう。むしろ程良い緊張感で臨むほうが熱意や真剣さが伝わるものです。

    緊張してしまうことを受け入れ、挑戦する気持ちで社長面接に臨みましょう。

    それでも緊張しすぎてしまう場合は、対策方法について、下記の記事も参考にしてみてください。

    まとめ

    社長面接は決して顔合わせの場ではなく、社長自らが採用の可否を決定する重要な場です。気を引き締めて準備を行うことが大切です。

    社長面接では、一次・二次面接とは違い、理念や価値観との相性、10年・15年といった長期スパンでのキャリアビジョンなどが重視される傾向にあります。あらためてアピールポイントを整理し、自己PRをアップデートしましょう。

    ただし、必要以上に恐れる必要はありません。社長面接でよく聞かれる質問一覧をふまえ、企業研究やアピールポイントの整理を入念に行い、自信をもって臨みましょう。

    監修者

    谷所 健一郎

    谷所 健一郎(ヤドケン)

    キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
    有限会社キャリアドメイン 代表取締役

    有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例」(マイナビ出版)、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。

    マイナビ転職 編集部

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